「就職氷河期」

2018-05-21

就職氷河期。
かつて、リクルートの就職雑誌「就職ジャーナル」が提唱し、「新語・流行語大賞」
においても審査員特選造語賞を受賞したこの言葉は、今ではすっかりバブル崩壊後の
就職状況を表す単語として定着している。
バブル崩壊後、各社が新卒採用を手控えざるを得なくなった結果、
発生した就職氷河期は、10年以上続き、中でも特に就職が厳しかった世代は、
いわゆる「ロスジェネ」と言われている。今、30代後半から40代前半の世代だ。

例えば、漫画家の安野モヨコは、ある漫画で、この時期に就職して、プライベートの
恋愛がポロポロになるほど仕事にのめりこむ、いわゆる「バリキャリ」を描き、
別の作品ではフリーターとなった恋愛中毒の同世代を描いている。
安野モヨコは「働く」という行為を非常に掘り下げており、
今では、この作品は、早稲田大学の研究者が研究するようなテーマになっている。
この漫画はフィクションだが、おそらく世の中によくあるだろう話だと思うと、
就職氷河期が当時の学生に与えた影響は大きかったのだろう。

上記は学生サイドの話だが、就職氷河期が企業サイドに与えた影響も大きい。
就職氷河期の結果、多くの企業で、現在、「中間層」と呼ばれる
年齢層が少なくなるという不均衡が発生した。
現在の中途採用の大きなトレンドの一つに、中間層、管理職層の強化があるが、
ニュースに取り上げられて話題になるように、日本を代表するような会社でさえ、
この組織の不均衡を解決するのは容易でないのが現状がある。
反対に、就職氷河期に、採用を続けていた会社は、現在、業績が伸びていたりする。
人件費はビジネス与える影響が大きく、削減する場合には即効性もあるのだが
後程被る悪影響が長期に及ぶ傾向がある。

組織を支えるのは、最終的にはやはり人なのだろう。
株式会社コアの社名は、組織のコア、つまり組織の核となる人を
ご紹介するという意味も含まれている。
時代の傾向を受けて、最近は中間層、管理職層のご紹介も多い。
企業の組織強化の為に少しでも貢献したいと思う。
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ロボット化する人

2018-05-14
今は、自分の代わりに“分身ロボ”が授業に出て、学ぶことが出来る時代らしい。
特別支援学校やフリースクールなどに限られるらしいが、
「OriHime」という体長20センチのロボットが自分の分身となって授業に参加する
仕組みが導入されているところがあるそうだ。
学ぶ側がタブレット端末でログインし、端末の画面を見ながら教室にいる先生の授業を
受けることが出来るなど、オンライン教育が広がっているらしい。

確かに、病気などで物理的に教室に行くことが出来ない生徒にとっては、
毎日の楽しみになり得るし、また、学びたいことを、場所や年齢に関係なく
北海道からでも海外からでも、世界中の授業に参加できるようにもなるため
学力の向上にもつながるという意味ではメリットも大きい。

しかし、この記事を読んで「コミュニケーションの在り方」について疑問が生じた。
自身の仕事上、相手の表情やしぐさ、「間」などを感じながら、
人とのコミュニケーションを取るように心がけているため、この表情のないロボットで、
「先生は生徒の表情を見ずに、どうやって生徒の理解度を知るのだろう」と
純粋に不思議に思ったのだ。
何だか話し手の一方通行で、人類のコミュニケーション力は
益々低下するのではないかと心配にさえなり、アンチデジタル論を掲げたくなる。

オンライン教育がいくら進んでも、世の中からキャンパスが
なくなってしまうかと言うとそうはならないだろうと思う。

デジタルネイティブの6割以上がアナログなサービスやモノに興味があるという
アンケート調査結果もあるようだが、この結果からも言えるように、
デジタル化が進めば進むほど、逆のものに魅力をより感じやすくなると言える。
私たちが、人というアナログな存在である以上、デジタルだけでは
人の心を動かし、行動や意識に変化を与えることはできない。

求人案件も今やインターネットで簡単に検索・応募、面接さえも出来てしまう
HRテック時代ではあるが、転職という自分の人生をも左右してしまう選択だからこそ、
アナログを求める声も多いに違いない。

弊社では創業当初からこだわってきた部分ではあるが、これまで以上に、
人が介在することの意味・意義を追求し、
こころの声をひろい、届けられるよう、邁進していきたいと思います。
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マッチング

2018-05-07
日々、企業様をご訪問してお話を伺っていると、採用ご担当者様というのは、
本当に悩みの多い仕事だと思う。よく伺う内容の一つは、
「営業系職種で理系の人を採用したいが、なかなか見つからない、応募がない」というものだ。
上記が根強い採用ニーズである一方で、大学や大学院に進学する際、
「将来、営業職になろう」と思って理系学科を選択した人が多いかというと、
おそらく少数派だろう。理系は文系に比べて、大学院に進学する人の割合も多く、
その場合、「大学院で研究したことを、ラボなどで活かしたい」と思う人も多い。
先程のような採用が苦戦しやすいのも、やむをえない部分がある。

しかし、「営業」や近しい職種である技術営業という言葉の表す内容は、
会社によって様々であり、“純粋な”営業(純粋な営業というものがあるか解らないが)から、
テクニカルセールス……というより、開発や分析業務プラス顧客対応といった方がよい仕事まで様々だ。
製造業でも非製造業でも共通した傾向である。

採用に成功している企業は、こういった正確な仕事内容や業務の遣り甲斐・魅力を、
対象となる人にしっかり伝えている場合が多い。
採用対象となる人が企業様ないし求人と接点を持つ初期段階で、
特に大事になるのが、仕事のネーミングだ。逆に言うと、
そこで仕事のイメージや魅力を正しく伝えられなかったら……と思うと、怖いところがある。

また、何よりも大事なのは、直接の対話だと言ってもよいかもしれない。
キャリアの相談に見える方とお会いしてお話をしていると、
「そういうお考えで、そういうお仕事をなさってきたのでしたら、
こういう方向が良いのでは……」とこちらからご提案したりと、思わぬ方向に話が発展することも多い。
その中で、例えば開発系業務を経験して来られた方が、業務内容やその背後にある企業様の思いに触れ、
「そういう仕事や会社だったら興味があります」と関心をお持ちになることも少なくない。

本当は、転職希望者様が興味のある仕事に出会えたり、
企業様が、希望していたような方に出会えていたのに、
ボタンのかけ違いでそうならなかったという事態は防ぎたいものだ。
キャリアに関わる仕事の難しさでもあるが、日々、転職希望者様と企業様の考えを
十分お聴きしながら、双方の魅力をしっかりと発信出来るよう努めていきたい。
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「時間習慣」3つのポイント

2018-05-01
時間管理というと、皆様も業務をしている場面で必ず突き当たる壁ではないでしょうか。
私も日々業務を進めていく上でなかなか時間を上手く使えておりませんが、
先週末に時間の使い方に関して、
とても興味深い記事を読みましたのでお話をさせていただければと思います。

時間の使い方で心がけるポイントは、次の3つようです。
①相手の時間に敏感になる
②相手と同じ時間感覚で動く
③相手の1分の価値を知る

①のポイント「相手の時間に敏感になる」です。
「いま、相手が何をしたいのか」を感じとれるかどうか。
これが相手の時間に敏感になるということ「いま、相手が何をしたいのか」を敏感に感じるとるためには、
「相手の行動パターン」を把握しておかなければなりません。
相手のスケジュールはどうなっているのか、
相手の好むワークスタイルは何なのか普段から観察しておくとよいそうです。

たとえば、同僚が朝早く出社し集中して仕事をすることを好む人で、
その日は終日、大事な会議があるとします。その場合、このように察することができるでしょう。
「今朝は、あまり邪魔をしないでおこう」
「今日は、いつも以上に朝の時間帯が大切なはずだから、声をかけずに、会議が終わってから声をかけてみよう」
相手の「スケジュール」や「ワークスタイル」を知ることで、仕事の要領も変化が訪れ、
相手のちょっとした仕草や行動から、相手が「いま、何に時間を使いたいのか」を
読みとることができます。相手の「行動パターン」を意識して、その時々の「行動」から相手の心理を読むことで、
相手の時間に敏感になることができるようです。

②のポイント「相手の同じ時間感覚で動く」です。
一人ひとりの「時間感覚」は異なるものであり、相手と「時間感覚」を合わせることで、仕事がうまくいくようになるそうです。

「時間感覚」とは、たとえば次のようなことです。
1枚のレポートを書き、みんな一緒に提出しなければならないとします。
自分が10分かけて書き上げたところ、隣の人は5分で書き上げていました。
これは自分にとってレポートは10分で書き上げるものであり、隣の人にとっては
1枚のレポートは5分で書き上げるものであったということになります。

そこには、「5分」という「時間感覚」の違いが生じており、その状況が続くと
きっといつの日か隣の人は自分に対してイライラを募らせることになると思います。
自分が隣の人と同じように5分で仕上げれば、同じ「時間感覚」を持つことになり、
相手はイライラすることもなく、物事が円滑に進んでいきます。お互いに
負担がかからないからです。同じ時間感覚を持つ同士で仕事をするとうまくいくというのにも理屈があります。

最後に、3つ目のポイント「相手の1分の価値を知る」ということのようです。
自分と相手との「1分の価値」が大きく違うこということ。
極限まで集中した1分は、通常の10倍の価値があるらしいです。
通常の人が10分かけて意思決定するところを、ビジネス界で
成功している多くの人が1分で済ませてしまうということです。
とにかく、1分1秒という「時間」に向き合う姿勢が大きく違うのです。
一流の方が生み出す並外れた成果は、卓越した「集中力」、
そして、「時間」に対する真摯な態度の産物であるということがわかります。

一流の方々と一緒にお仕事をすることは並大抵なことではありませんが、
まず仕事のペースに極力合わせるために、すべての仕事のやり方を見直し、
「この業務をもっと効率よくするためには、どうすればいいのか」と自問自答しながら、
仕事のやり方を変化させること。日々の積み重ねと1分にこだわることで1日、1か月、1年後と
とんでも成果を得られるようです。

それほど、相手の「1分の価値」を知ることは重要なのです。
相手の「1分の価値」はどんなものなのか推測し、
自分と相手との「1分の価値」を比べてみましょう。
そこにズレやギャップがあったら、どうしたら埋めることができるのか考えてみることで、
今までとは異なる反応が相手から返ってくるようになります。

一流の人たちの「時間習慣」を取り入れ、「時間に追われる人」から卒業し、
「時間を味方につける」人になりたいですね。(笑)
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遅すぎるということはない

2018-04-23
日本代表監督のハリルさんを解任したことで、
サッカー協会は強い批判にさらされている。
確かに場当たり的だと感じるけれども、
個人的には「まあ、仕方ないかも」という印象だ。

「これはいける!」と期待できる要素は皆無だったし、
何せワールドカップは4年に一度開かれる世界規模のお祭だ。
「にわか」も含めてたくさんの人が注目して盛り上がるもの、
ファン(顧客)あってのものだと思うからだ。
期待薄の代表チームでは盛り上がりに欠けるし、
スポンサーとしてもお金を出し続ける事を疑問に思うはず。
ファンがワクワクするようなチームを作る事も重要だった。

もちろん、競技である以上「勝つ事」は何よりも重要な事だし、
問題があっても強いチームには周りもなかなか文句は言えないもの。
勝ち続ける事で周囲を黙らせるというのも一つの手ではある。

ファンが求める形を追求するか。
仮に面白くなくても勝利にこだわり実績をあげ続けるか。

本当はどちらも大事だけど、両立するのはとても難しい。
これは、我々の普段の仕事においても共通している部分がある。
そういえば、カルビーの代表を退任した松本さんが昔のインタビュー記事で、
「就任時に、カルビーは既に顧客志向は超一流の組織だった。
しかし、数字をあげる、執着するという意識は希薄だった。
だから、徹底した成果主義の導入に心血を注いだ」
と語っていた。その徹底により、カルビーは5年で利益率が10倍になった。

ファンから支持され、自分を磨いてさらに結果にもこだわる。
カルビーの業績はそれを両立できた時の強さを物語る事例かもしれない。
やはり、それができるのはAIではなく、人間なんだと思う。
そう考えると本田がつぶやいた「It's never too late to start.」も
何となく前向きなメッセージに聞こえてくる。

何事も、アクションを起こすのに遅すぎるということはない。
サッカー日本代表、そして全てのビジネスマン(自分)も含めて、頑張れニッポン!
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