大人になっても能力開発/好きなことをやろう

2017-08-16
子どもの能力を伸ばしたい場合、能力を高めるのに好きなことをやらせる
という親も多いと思います。能力とは「脳力」とイコールになっていて、
その脳力の内訳は「記憶力・判断力・独創力」と定義されるそうです。

また、その中の独創力は想像力・創造力に分けて考えられるそうですが、
脳力全般を伸ばすためにどういう方法があるかというと、
まず挙げられるのが「内発的動機づけ」というものになるそうです。
自分自身が心の底からやりたいと思うこと、
ある物事をやっていること自体が楽しいという状態を指しています。
「自分自身がやりたいこと・自発的にやっていること」=「遊び」は
楽しむためにやる活動だと思います。その遊びは生きがいと連動しており、
これが非常に重要で、愛や安全、奉仕や名声、お金などの生きる上での
価値観を形成する基盤になるとされています。

例えば、上記の様な価値観を子どもの中にもきちんと形付けていくのに
どういう方法があるかと言うと「児童文化活動」の質を高めるというのがあります。
できるだけ子供に「良い」思えるものを、たくさん与えることが脳力向上に役立つそうです。
おとぎ話などの児童文化をたくさん聞く事は子ども達にとって、
理解するのも大変ですし、当初は難しい事も多々あると思います。
しかしながら、耳にした多くの物語が子どもの中に価値観を作り上げると言われています。
「世の中は生きるに値するのだ」という事を教えるのには、
昔話やおとぎ話などの児童文化と触れ合う事が非常に効果的であり、
その様な環境を作り出すことこそが親の使命であるともされています。

町を歩いていて絵本に登場するような「喋る犬」などには会えないものの、
子どもは絵本の力を借り、母親の文学的語りで聞いて、イメージを作り出しています。
愛情や正義など世の中で大事とされる価値観は目で見る事はできませんが、
一方で人間は目に見えないものでつながり、信用されたり信頼したり愛し合ったりしています。
無駄な嘘を教えない親に育てられた子どもは、抽象的な概念で物事を捉え、
人間性を育むことができます。

上記において、一番大事なのは良い指導者が近くにいることだそうです。
例えば、子どもの立ち居振る舞いや言動というのは親の背中を見ながら育まれ、
また、親に対して反発することで自己主張をする様になります。
子どもたちの見本として、近くにいる大人の生き方・生き様こそが
『脳力』を開発する最も大きな要素になっていくのです。

成人して、社会に出て一人で自立した生活を送るようになる中でも
身近な「メンター」という存在を置く事は多くの企業で実践されています。
人間の奥底に眠るものとして「内発的動機」は大人になっても変わらないものです。
社会の中で「個」として自立し、人生を豊かにしていくためには
「現実をいかに楽しむか」がカギとなりますが、大人になってしまうと
その様な教育をしてもらえるチャンスは少なくなります。

元々持つ「内発的動機」と社会から影響を受ける「外発的動機」。
その狭間に立たされた時、ブレない価値観や感覚を持つ事と
心の豊さやモラルと社会に貢献する為の洗練された感覚を持つ事で、
大人になっても人間は心の成長をし続けます。

面談にお越しになられる方々一人一人の「育ってこられた家庭環境」や「境遇」、
その中で形成されてゆく「価値観」などを大事にしながら、
その方に合う企業をご紹介させて頂いております。
私たちも転職という人生の大きな岐路に立つ求職者様の道標となるよう、
日々たくさんの事象・事例の中から選択肢を提供できるように、
自分自身が多くの体験を話せるよう『脳力開発』に勤しんでおります。

大人になるとやりたいことができない、自分に言い訳をつけて行動できなくなることは多いと思います。
一度しかない人生で最高の選択をしていただけるよう全力でサポートしていきたいと思います。
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負けの価値

2017-08-07
破竹の勢いだった将棋の藤井四段の連勝がストップした時、
少し残念ではあったが、これで良かったという気持ちにもなった。
いかに天才とはいえまだ14歳の中学生。
背負える許容量はとっくに超えており、
過度な負荷は今後の成長にプラスにならない気がしたからだ。

人生はよく、細かい選択の積み重ねであると言われる。
そして、選択にはたいていの場合競争が伴うし、
競争となれば、必ず勝者と敗者が決する。
将棋でも受験でも恋愛でも出世でも、全てにそれが当てはまる。
当然だが、誰しも負けたくはないので勝つために反省や努力が生まれ、
また負けて努力して…を繰り返し成長していく。
多分これが、誰しも思い描く真っ当な思考・行動パターンだろう。
しかし、負けることがあまりにも大きな苦痛や代償を伴う場合、
チャレンジする事自体を避ける、というパターンに陥りかねない。

人材紹介の仕事をしていて様々な職種の方と接するが、
多くの場数を踏み、勝負にこだわってきた人の方が
実は負けることに対して寛容であるように思う。
正しい負け方、次につなげる負け方を知っているからだと思う。

勝負する機会がなければ負けもないが、
同時に、自分の限界がどこにあるかを知る事も出来ない。
自分の限界が分からないと、正しい努力の仕方や反省ができないので、
結果として、今までの自分の感覚や経験則の中だけで巡る事になる。
だからこそ勝負する機会は不可欠であり、
負ける事にも大きな意味があるのだと思う。

将棋では、勝敗が決した後に「感想戦」というのを行い、
戦ってきた一局を対戦者同士で再現することが慣例となっている。
負けた方は悔しさが残る状態でどうすれば良かったかを振り返り、
勝った方は満足感をクールダウンさせてさらなる高みを目指す。
つまるところ、本当に勝負をしている相手とは「自分自身である」という
将棋の精神性を体現したものらしい。
藤井四段が実年齢よりも随分大人びた発言をする事にも合点がいった。
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転職で重要なこと

2017-07-31
来月から私の友人が結婚の都合で、別の職場で働くことになっている。
今の勤め先は小さな田舎町の電気屋さん。
地域密着のその店は、小さな子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで、
電気のことで困ったらご自宅まで足を運び、何でも相談にのって解決すると言う仕事。
お茶を頂きながら世間話をすることも重要なお仕事のひとつである。

一方、転職先は一部上場企業。会社の製品を作る工場にて、工場が安定的に稼働するように
電気全般を管理・メンテナンスする仕事。
縁の下の力持ちという役割。
基本的には工場から出ることは無く、接する人も決まっている。

給与を含めた福利厚生などは、街の電気屋さんと一部上場企業だ、
開きがある事は言うまでもない。

貴方が電気職人だったらどちらの企業を選ぶだろうか。
当然、正解などない。
人によって価値観も異なるし、モノの見方も異なる。

因みに私の友人は街の電気屋さんの方が自分には合っているだろうと言っていた。
私は彼との付き合いは30年ほど。饒舌ではなく、芯が細い感じもあるが、
真面目で人当たりも良く、何より人と話す事が好きな人間だ。
私も町の電気屋さんの方が彼には合っているのだろうと感じている。
自分でもその事は理解しているのだろう。

転職において、自分の事を理解することは、とても重要になる。
例えば、強みや弱み、備わっている能力など。
自分を知り、仕事を知ることが転職活動の第一歩だと思う。
そこを見誤ると、自分に合っていない企業選びをしてしまうことに繋がる。
先に例えた田舎町の電気屋さんと工場の電気設備職に限られたことではないが、
転職の際には自身の価値観、キャリアビジョンを意識して、選択をして頂きたい。

転職は決して楽なことではないし、職場を変えると言う事は、
想像以上に負荷のかかるものである。
今までの自分が通用しないこともあり、後悔することもあるかもしれない。
しかし、それでも自分が選んだ道だと信じて頑張って頂きたい。
転職をお考えの方、転職された方、そしてこれから新しい職場で働く彼に
応援のメッセージとして贈りたい。
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原因

2017-07-24
先日、体全体に発疹のようなものが出て、皮膚が痒くなったので、皮膚科を受診した。

原因は特定出来ず、ドクターは、「薬を出して、ひとまず様子を見ましょう」とのこと。
しかし、数日経っても、症状が収まる気配がない。
そのことを医師に告げると、「すぐに症状が収まらないのは、珍しくない」とのことだった。
だが、この説明を聞いても、気分がいまいちスッキリしない。
これは、問題の原因が特定出来ていないからだと思う。

人は、サービスに費用を払うとき、結果だけでなく、
結果に至る過程にも、費用を払っているのではないだろうか。
日本でもインフォームド・コンセントが叫ばれて久しいが、
それも同じ理由なのではないだろうか。

自分自身の例を振り返っても、家を購入した際、
「AとBの物件があり、一般的にはAの方が人気があるのですが、
○○という理由で、お客様にはBをお勧めします。」とか、
「この物件は○と△と×の理由でこの価格です」と、
結論に至る根拠をハッキリ説明してくれた不動産屋さんの方が信頼出来た。

自分自身も、キャリアコンサルティングの際、結論を解り易く説明するのは勿論だが、
「結論に至る根拠をいかに解り易く説明するか」にも重点を置いている。
誰しも納得してから行動したいものだし、それが自分の人生の重要な場面であれば尚更である。
だが、解り易く伝えるというのは、非常に難しく、本人が「伝えたつもり」で
終わってしまいがちである。相手が腹落ちしていないケースも多いと思う。
その為、弊社では、毎週朝から勉強会を行い、「相手の立場に立った伝え方」等、
必要なテーマに全員が取り組み、自己研鑽を図っている。
勉強会では各メンバーから受けるアドバイスは手厳しいが、こういった取り組みを通じて、
全員がお客様に、より満足して頂けるサービスが提供できる様に目指している。
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二極化する価値

2017-07-18
少し前の話になりますが、ソニー・ミュージックエンタテインメントが
29年ぶりにレコードの自社生産を再開するというニュースがありました。

最近はレコードがブームだという話を耳にしていましたが、
レコード市場をけん引しているのは、主にデジタルに慣れ親しんだ若い世代のようです。
確かに、レコードにはデジタルにはない“プチプチ”という音を含んだ
アナログで温かい感じが良いと思えるのかもしれないし、
お気に入りのジャケットをそろえたり、音楽配信では得られない「所有する」という
気持ちに応えられる部分があるのかもしれませんね。

考えてみると、物事は、何か一方が極端な方向に進み過ぎると、
相反する方向を求める「二極化」していくことが多いように思います。
このレコード市場が伸びているという一方で、CD販売は既に激減し、
たいていは音楽配信(デジタルストリーミング)で気に入った曲を
ダウンロードして聴くという市場がある。

その他には、例えば、将棋。
藤井4段の活躍により、フジノミクスと呼ばれるほど
将棋ゲームや子供の将棋教室が流行っているようです。
その背景には、スマホゲームに疲れはじめ、懐かしいと思って始める
大人世代が増えている事があるのかもしれません。

他にも、手書きの手紙。
メールやLINEなど簡単なツールに頼りがちですが、
最近は、手紙の価値が見直されていて、あえて手書きの手紙にこだわる人も多いようです。

私たちが携わる転職市場においても、同様の変化は確実に起こっています。
今は、ネットショッピングのように求人案件が並び、ワンクリックでコトが済む。
情報だけが大量にインターネット上に溢れています。

自分にとって何が大事なのか、何が必要なのか、
自身で考える力や自分の軸を持っている人であれば、
大量の情報の中からでも、迷わず自分の考えに従うことが出来ると思いますが、
そうでない人の方が多いと思います。

そこに私たち、人材紹介会社のコンサルタントの存在意義があるのだと思います。
ネットの情報だけではなく「誰かに相談したい」と思ったときに、
面談という形でご来社くださるのに、求人案件の説明だけだったり、
ましてや、「とにかく数多く応募しましょう」というような
ネットと変わらない、安易な向き合い方は間違っている、と私は思います。

このような求めるものが二極化する時代からこそ、
ネット検索では思いつかなかったキャリアのご提案や、
スキルアップや成長のための働き方や、仕事へ向き合い方のご提案など、
私たちが存在する意義はより大きいと言える時代なのかもしれません。
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