歯科イズムに学ぶ

2018-03-13
「日本の歯科医院はコンビニよりも多い」という話があります。
全国に7万件弱と言われていて、商店街、住宅街、駅ナカなど
場所を問わず至る所にあります。想像以上の競争市場だと言えます。

先日、私も久しぶりに歯医者の門をくぐる事にしました。
新規開拓ですが、ネットの情報もあまりあてになりませんので、
家から近い事、清潔感がある事くらいでその歯医者さんを選びました。

結論、この新規開拓は大正解でした。
近所に住む人がいたら間違いなくこの歯医者さんをお勧めすると思います。

私が良いと思ったポイントは下記です。
① 受付の方の感じがすこぶる良い(マニュアル的でない)。
② 診察がスピーディで説明が分かりやすく無駄がない(患者に納得感がある)。
③ 歯医者としての矜持がある(歯科イズム)。

どれもサービス業、接客業としては重要だと思いますが
とりわけ、③に私はぐっときました。

冒頭の数字の通り、歯科医というのは激しい競争にさらされていますが
中々差別化しづらい(選ぶ基準が分かりづらい)業態だと思います。
そうなると、結局わかりやすい立地や宣伝、建物の新しさなどを前面に出し
お客様(患者さん)を獲得する方向になるのが普通だと思います。

しかし、私が行った歯医者の先生はお客さんに迎合するタイプではなく、
むしろ、物言いはどちらかというと厳しい。
丁寧にお話をされますが「二度と虫歯にならないために」という視点で、
いかに口腔ケアが今後の人生において大事であるか、
疎かにする事がいかに健康を害する原因になるかを強く説きます。

「お父さんの歯磨きの仕方が子供さんにも伝わりますからね」

胸にグサッと突き刺さり、大いに反省しました。
同時にこの瞬間、私はこの歯医者さんの固定客になりました。
少なくとも私が求めていたのはそういう部分だったという事です。

ちなみに、有料職業紹介所は全国で2万件弱あるそうです。
歯医者さんほどではないにしても、激しい競争市場です。
その中でお客様に選ばれ続ける事のヒントを、
この歯医者さんの「歯科イズム」からもらった気がいたします。
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コミュニケーション

2018-03-05

先週、平昌五輪が幕を閉じました。
日本選手の皆さま、大変お疲れ様でした。
最後に栄光をつかんだ選手、涙をのんだ選手、
数多くのドラマがあった今回の五輪。

個人的に感銘を受けたのはカーリング女子でした。
とても笑顔が素敵な4選手が氷上で多くのコミュニケーションを交わしながら
紙一重のところで、涙をのむ場面、笑顔になった場面が印象的でした。
3位決定戦の英国戦では、勝利の女神が微笑んでくれたことに、
私のみならず応援していた全ての方が笑顔になったことと思います。
そして、このカーリング女子を陰から支えてきたのが、リザーブの本橋麻里選手でした。
本橋選手はトリノ五輪から日本代表として「マリリン」の愛称で知られており、
今大会までのカーリング女子を引っ張って来た方の1人です。

そんな本橋さんは過去の五輪では、日本代表選手としてメダルを手にすることが出来ませんでした。
その要因の一つに「敗因の振り返りと修正が出来ていなかった点」をあげておられました。
と言うのも、日本代表ともなると、次の五輪に向けて、日々のスケジュールがびっしり詰まっており、
非常に忙しいため、修正点や課題点をチーム内で完全に消化できないまま、次の大会へ出場することも多くあったようです。
今思うと何があってもしっかりあの時に話し合うべきだったと悔やまれる事もあるようです。
意見がぶつかっても言い合いになっても、お互いが納得いくまで話し合うこと。
それが出来て初めて「強いチーム」が生み出されるとお考えになったようです。
現在のチームでは振り返り・修正・意見交換を徹底した結果、
銅メダルを獲得したことで、コミュニケーションの重要性が証明されたことになります。

コミュニケーションについては、最近ではSNSの発達により、様々な方と数秒、
数分でコンタクトを取ることが可能となり、その事で多くのコミュニケーションの場が増えていることは好ましいことだと思います。
ただ、知り合える人数が増えた一方で、1人1人とのコミュニケーションと深さを持たなくなったり、
希薄な関係性こそが気の合う仲間と割り切ってしまう懸念点も見受けられます。
これからの時代では、デジタル化が更に進んでいき、21世紀半ばには人間の思考能力を
AIが超えると言われている中で、人間らしい感情がこもったコミュニケーションを密に行う事、
またそのことで周囲との関係を強化していくことが大切だと思っています。

このようにコミュニケーションの仕方ひとつをとっても変化のある中、
次回、冬季五輪が行われる2022年は、どのような時代になっているのでしょうか。
また、それを考えた時、どのような自分でありたいと考えますか。
2022年の日本は2020年の東京五輪も終え、景気やそれに伴う労働環境など現在よりも
良くなっているのか、またはその逆なのか。
先のことはどうなっているか解らない世の中において、予測は難しいものです。
しかし、その環境下で生き抜いていくためには、改めてコミュニケーションの大切さ、
またそこから生まれるイノベーションを大切に、夢に向かって突き進んでいく必要が
あると感じています。

目の前に控えた2020年の東京五輪、そして少し先の2022年の冬季北京五輪に向け、
選手たちも既に始動しています。
私も選手の皆さんに負けないよう、目標に向かって日々、努力を積み重ねようと思います。
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平昌オリンピックとアスリート

2018-02-26
平昌オリンピックにてフィギュアスケートで羽生結弦選手が金メダルを獲得し、五輪連覇を達成!
女子スピードスケートの小平奈緒選手、高木美帆選手などメダル獲得の試合を
手に汗を握って応援し、メダル獲得の瞬間には大声で喜び、選手の姿に感動し泣いてしまいました。
本当に素晴らしい試合でした。

オリンピックだけではなく、己と戦うアスリートの方々の姿に心打たれるものがあります。
選手が流す涙にも、心が動かされます。
それぞれの涙の真意はわかりませんが、溢れてくる想いが涙だったのだと思うと、
私も自然と泣けてしまい、「己に勝った」ことへの賞賛と感動、
そして、「本当に良かったね・・」と心からの労いの想いでいっぱいになりました。

弱い自分や、不安で心も頭も支配されそうな気持に打ち勝つことを簡単ではありません。
最後は「自分ならできるはず」だと自分を信じるしかないわけですが、
その為には、自分を信じれるだけの練習・努力が必要なことは言うまでもありません。
そして苦しい練習を乗り切れるのは、成し遂げたい「目標」があるからだと思います。

アスリートでなくても、私たちでも同じ状況だと思います。
仕事をしていると心が折れそうになる時もあると思いますが、
頑張るためには、頑張る「目的」が必要です。

目の前のプロジェクトの成功や、将来の昇給・昇格のため、
「こういう人になりたい」という目的でも頑張れる要素です。
そのために、どんな練習(仕事の仕方・取り組み)が必要なのか。
そのトライ&エラーこそが、勝利への軌跡となります。
採用の市場でも、目的をもって自分に挑戦し、工夫して取り組んできた方を高く評価します。

当たり前のように聞こえる事ですが、実際にはしっかりと意識をしないと
流されてしまし、三日坊主になりがちです。
働く環境を変えるだけでは、自分を変えることはできません。
与えられた環境の中で、自分が出来ることは何か。何を目指すべきか。
自分と向き合い、自分と戦うということの大切さ、
弱い自分に勝ち挑戦するということで見える景色について
今回のオリンピックを観て、改めて考えさせられました。
私も、自分に挑戦したいと思います!
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デジタル化への反動

2018-02-19
大学生の就職活動では、多くの学生が就職情報サイトを活用し、
企業サイドもこうしたサイトに自社の情報を掲載するという流れが主流になっている。
しかし、この流れに大きな変化が起こっている。

その理由としては、「売り手市場」であることが大きく関係している。
現在の採用市場では、少ない人材を企業が取り合う構図になるので、
学生からの応募を待っていては、優秀な学生を採用取り逃がしてしまう。
その為、企業が学生に直接声をかけるという「逆求人型」の採用活動が
活発化してきているためだ。

企業側は、求人サイトを介さずに直接学生にアプローチするケースが増えており、
こうした動きは、売り手市場の中でスピード感がある点や、
サイトに支払う費用の削減という側面が大きい。
また学生側も、企業と直接のコンタクトを取れるメリットがある。
世の中がどんどんデジタル化を進めているように見えるが、
その反動が起こっているのかも知れない。

どんなに世の中が発展しても、実際に働く場所は仮装空間の中ではなく、
現実の人と人とのつながりの中であり、日々、私達は喜んだり、悩んだりする感情と共に働いている。
そうなると、将来一緒に働く人と出会うときにも人を介して、というのは自然な流れだろう。
弊社は、人が介する意義をモットーの一つにしている。
デジタル化の進む世の中で、人と人との介在する立場としてのあり方を再認識するに至った。
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サラリーマンと呼ばないで

2018-02-13
21世紀に入って間もない頃だったと思うが、
ある全国紙の「サラリーマンと呼ばないで」という連載記事が話題になった。

当時は、誰もが知るような大企業が次々に倒産し、時代は「失われた十年」に突入していた。
高度経済成長や、「私をスキーに連れてって」に象徴されるバブル景気という
右肩上がりの時代が過ぎ、「いい学校に入って、いい会社に入れば、
いい人生を送れる」という社会の前提が崩れる音を立てていた。

「サラリーマンと呼ばないで」は、廃業や倒産、激動に翻弄された人達の物語。
この記事が支持されたのは、変化する時代の中で、多くの人が抱え始めていた
不安や哀しみを代弁し、挫折と再起を力強く描いたからだと思う。

誰もが、「自分の人生を自分で選択したい」と思っている一方、
それは容易でないように見える。
時代の荒波が来て、社会の前提が崩れれば、一個人ではあらがいようがない。

しかし、先程の「いい学校に入って、いい会社に入れば、いい人生を送れる」も、
誰かが約束した訳ではない。極端な例えをすれば、第二次世界大戦中に、
「日本が勝つ」と叫ばれていたのと同じで、実現が保証されていた訳ではなかった。
何かを信じるという選択をすれば、その恩恵もリスクも、
自分で取らなければいけないのが事実だ。

転職というのは、人生において非常に大きなレベルの選択だ。
その結果は、全て自分で引き受けなければいけない。
しかし、その選択において、私共は最良の判断材料を提供したいと考えているし、
選択に至る過程を可能な限りサポートするよう、努めている。

もっと言えば、当社は、「転職」にフォーカスするのではなく、
「キャリア」にフォーカスしており、
家族・遣り甲斐・経済面といった様々な要素を踏まえて、
ご自身が最も自己実現できる働き方をご提案している。
転職が決断であれば、現職に残るのも決断であり、
意識的にでも無意識的にでも、私達は日々、選択を行っている。

その選択を意識的に行い、ご自身が後悔のない決断、
周囲にいる人達もより幸せになるような選択を行う。
人生を真剣に考えるお一人お一人が、よりご自身の人生の主人公になる。
そういったお手伝いをするのが、私共の役目だと思っている。
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