嫁ブロック

2018-01-16
「嫁ブロック」という言葉が定着してきたように感じる。
ご存知の方も多いと思うが、嫁ブロックとは、
夫が転職や独立を妻に反対され、内定や選考を辞退したり、独立を断念することだ。
元々、企業の採用担当者やヘッドハンターの方々が使っていた言葉だったが、
転職市場が拡大する中、一般にも知られるようになってきた。
たしかに自分が担当する転職希望者から相談される事もあるし、
弊社の他のスタッフもよく相談を受けるようだ。
最近では親ブロックや妻の実家ブロックまであるらしい。

転職という行為においては家族の理解が必要なのは分かるが、
実際に働くのは誰なのだろうと問いたくなる。
しかし、なぜこういう現象が増えてきたのだろうか。
理由はいくつか考えられると思う。

① 女性の発言力が、社会進出により増した。
② 大手企業に勤務している人の転職活動が増え、条件面のかい離が大きくなった
(業務の幅は拡がるが、内定先の条件が現職より下がる。)
③ 大企業に勤務している人だと、家族も固い職業に就いていることが多く、
一社にやり遂げるものという固定観念から反対に遭いやすい。

しかしながら、そもそもは、妻に転職活動の理由、
今後のキャリアビジョン、また家族全体に及ぼす影響というものを
共有出来ていないことが原因となっていることが多い。

採用活動を行う企業にとっては面接に割いた時間など迷惑な話だが、
見方を変えれば、転職者の覚悟が早めに知れたということで良かったのかも知れない。
たとえ優秀であっても、転職の動機がはっきりしなかったり、
入社後に自分が活躍するイメージを持てていない方を採用する価値は無いに等しい。
近親者のブロックに関しては、説得する熱意や根拠、根回し力がある人の方が、
転職先でも成功することが多い。

何事も、自分の中で明確な目的意識を持って行動することが大事だと、感じさせられる。
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ゆく年くる年

2018-01-09
明けましておめでとうございます。
本年も何卒、よろしくお願い致します。

2017年は皆さんにとってどのような年になりましたでしょうか。
あっという間に感じる1年でしたが、昨年も色々なことがありました。
アメリカでトランプ政権が誕生し、北朝鮮の核問題、
プレミアムフライデーなんてのが始まったのも2017年2月のことです。
記憶に新しいところでは、神戸製鋼所などの不正行為によって
日本のものづくりへの信頼が揺るぐという事態になってしまいました。

転職市場では、これは肌感覚も含みますが、転職を希望・検討される方は増えていますが、
「今よりもいいところがあれば」とファジーな意思で活動されている方が多いように感じます。
一方、採用企業側では以前にも増して、厳選した採用をされていらっしゃいます。
この厳しくなる選考を通過できる方は、ある特徴を持った限られた人たちに集中していると、
最近の面接傾向から感じます。
そのある特徴とは、「自らの目標を持っている人」です。
昨年に限った話ではありませんが、特に、ここ数年で厳選採用が
より顕著になっているからこそだと言えます。

転職では必ず問われることになる、
「何故、転職を考えているのか」
「何故、当社なのか。当社で何を成し得たいのか。」
これを自らの言葉で力強く語れる人が少ない、というのが現状です。
そして、このことこそが今の労働市場の根本的な課題のようにも思えてきます。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、弊社の「CORE」という社名には
2つの意味を込めています。
1つに、ビジネス成長の「核」となり得る人財のご紹介、人生の中で核となる部分の成長支援。
そして2つ目に、“Change OR Evolution”というメッセージの頭文字をとっています。
このメッセージに含まれる意味として、
「働く場所を変えるだけでは状況は変わらない、自らが変わるか、自らが変革を起こすか、
いずれかである」ことを伝えています。

新しい年になったからと言って、転職したからと言って、
心機一転して、それだけでは何かが変わるわけではありません。
そこに目標と決意と行動がない限りは。
現状をただ嘆くよりも、置かれている環境で自分に何ができるかをまずは考え、
変化してみることからでもいいと思います。
変化には目標がつきものです。
小さな目標でも、一歩一歩が達成感や充実感、やりがいに繋がるはずです。

自分を知ることが出来ると、何ができて何ができないのか、
そして何をしたいのか、何をすべきなのか、が見えてきます。

今年も厳選採用が続くでしょう。
より多くの方に、Chane OR Evolution? と問いかけ、
働くことへの意識の変化を全身全霊で、出会うビジネスパーソンに伝えていくこと、
そしてそれが各々の人生の充実や幸せにつながることを目指すこと。
これが私のコアですべきことであり、目標です。
そしてその目標に向けて何ができるかを考え行動することで、変革を成し遂げます。
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変化

2017-12-25
今年のノーベル文学賞は、日本出身のイギリス人作家、
カズオ・イシグロが受賞して話題になった。
ノーベル文学賞というと、川端康成や大江健三郎のように、
いわゆる重鎮という感じの作家をイメージするが、
イシグロは、丸首のTシャツにジャケットという格好で気さくにインタビューに応じ、
非常に親しみやすい人という印象があった。
ノーベル文学賞といえば、昨年は、シンガーソングライターのボブ・ディランが受賞した。
彼も、「権威」というイメージからは程遠い。むしろ、体制に対して異議を唱える人で、
そもそも小説家ではなく歌手だ。受賞者の顔ぶれから、時代の変化を感じる。

イシグロとディランの共通点を考えてみると、二人とも、自分の作風を変化させ続けている。
イシグロは、デビュー作で、自身の出身地である日本を登場させているが、
その後、映画化された代表作の一つでは、日本的なモノは姿を見せず、
古き良きイギリスを舞台に小説を書いている。
また、その後、映画化された別の作品では、近未来の世界の小説を書いている。
既に成功したのに、大きく作風を変えることが恐くないのだろうか? とも思うが、
本人にとっては、昔の自分にしがみついて、変わらないことの方が恐いのかもしれない。
Change or Die(変化か死か)という言葉があるが、長期的に成功する人ほど、
自分の型にこだわらず、変化に対して柔軟である気がする。
「手塚治虫文化賞」を二度受賞した唯一の漫画家である浦沢直樹は、
バブル時代に、誰もが応援したくなるヒロイン「YAWARA!」を描いて名声を上げた後、
一転して、ポスト・バブル期に、テニスを題材にした「HAPPY!」で、
悪役を背負わされる薄幸のヒロインを描いている。

上記のChange or Dieではないが、弊社COREでは、Change OR Evolution(変化か変革か)
というメッセージを掲げている(弊社の名前は上記の頭文字を取ったものでもある)。
「働き方改革」ではないが、転職希望者様が、働く場所の変化ではなく、
働き方の変革を遂げられ、企業様の変革に貢献される為に、
私達も、キャリアコンサルティング、例えば雇用市場・転職市場における
重要ポイントのご案内等に努めている。
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顧客との関係構築、自身の成長測定

2017-12-18
世の中にある営業というものには様々なスタイルが存在します。
店舗に来客されてからの初対面から始まるケース。
得意先との一本の電話からスタートするケース。
既存顧客との引継ぎから新たな人間関係と顧客関係が生まれるケースなど。

人間のイメージとは恐ろしいもので、
様々なスタイルの営業マンの接遇で「また来よう」「またあの人に会いたい」と
思うような気持ちにさせることが出来るのが「ホスピタリティ」ではないかと私は思います。
サービス業(接客業)の中の用語として使われることが多いのですが、
企業対企業の商談も同じで、お迎えする会社側は「社屋の格や企業対応」を問われますし、
往訪している側は「身だしなみや力量」を問われます。

往訪する側の力量の中には、前回、往訪時にお話しした内容などを展開できるか等の
「対人スキル、コミュニケーション能力」はとりわけ見られることが多いように思います。
顧客とのリレーションを大事に出来るか否かは営業マンの生命線とも言えるからです。

初回、二回目、三回目と会うたびにその方の個性が見えてきますし、さらに深く見られるものです。
定期的に合う方や慣れ親しんだ関係の方とはこの感覚が薄れていきます。
ここは、ある意味で友達感覚であり、『この前、何の話したっけ?』が通用してしまいます。
実はビジネスに必要な感覚、自らの力量を図るために持つべき感覚は
「次回に会うまでに成長する」⇒これは中長期(近未来的思考)
「次こうしよう」、「次こうしてあげよう」⇒現在から未来を予知してこうあるべき
提案が生まれる(失敗してもかまわない)ものだと思います。

人間十人十色で「相性の良い人、相性の悪い人」はいると思います。
多くの人間性や性格、行動パターンに触れることで体内や脳内経験値に蓄積されていきます。

自分自身もこれまでの人生において、苦手な方との関わりを避けてきた傾向がありました。
もっと言えば、親もそうですが、自分を思ってくれている人こそ避けてきたように思います。
社会に出て、ようやく気づいたことでもありましたが、そういう存在の人から言われることに
とにかく耳を傾けてみると、自ずと答えが見えてくるように思えるようになりました。

世の中から自分自身はどう映っているのか?足元を見失っていないか?
「相手も自社や自分の成績が関わることがあるので牽制している。」
「自分を戒めてくれる人(自分に意見してくれる人)こそ自分をよく研究している」と思い、
接触することで強くなると考えるようになりました。

「食わず嫌い」という言葉がありますが、「何でもやってみる」という心の持ちようが大事で
無駄な経験値(プライド)が邪魔をして、トライできなくなっている時があります。
自身の歩んできたことを振り返りながらも目の前のことに全力で取り組むことが
見えない先にある光に通ずる道であり、振り返った時に後悔のない決断だったと
思えるのではないでしょうか。


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強者の品格

2017-12-12
相撲に関するニュースが世間を騒がせていますが、
その議論の一つに「品格」という言葉がよく出てきます。
「横綱の品格としていかがなものか」という感じで。

100キロを超す大男がぶつかり合い、
投げ飛ばして勝敗を決するのが相撲ですが、
その激しさと相反するイメージの「品格」が
殊更強調されるのもなんだか不思議な気がします。
でも考えてみれば「体が大きくて腕力が強い、そして粗暴である」。
もし力士がそんな存在だったとしたら、とてもじゃないですが
国技としての価値は見い出せなかったでしょうし、
相撲という存在自体がとっくに無くなっていたかもしれません。

『心技体』が求められるこの世界は、
ただ強ければそれでいいではなくて、相撲道という言葉が表すように
精神面の充実に価値を見出すことは、とても貴いと感じます。
でも一方で、それが戦いの場所である以上、
まずは「勝つ事」を最優先とする感覚がなければお話になりません。
もし弱ければどんなに凛としていても世間は話題にすらしないでしょう。
『最強の強さ』と『最高の品格』
横綱という存在には、その両方が求められるという事になります。

でも実際には角界のみならず、一般の会社でも当てはまる事だと思います。
強さ(ブランド、シェア等)と品格(志、理念等)。
どちらが欠けても企業は長続きしません。
一時代を築いた企業でも時代が変わればニーズも変わり、
これまで通りに頑張っていても斜陽になる事も十分にありますので、
世のビジネスマンが挑む土俵もつくづくシビアだと感じます。

今年も多くの名門企業、いわば業界の横綱と言える企業で不祥事が相次ぎました。
どの企業にも強さと品格を兼ね備えていた時代があったはずですが、
どこかで、横綱状態をキープする事に本題がすり替わってしまったのかもれません。
どんどんベクトルが内向きになって行く中で、品格はないがしろにされ、
やったもん勝ち、ばれなければOK、という風に禁じ手に走った様に思えます。

今回の騒動で引退する事になった日馬富士が第70代横綱に昇進した際の口上は、
「横綱の自覚を持って全身全霊で相撲道に精進します」だったそうです。
ストレートに品格追求の王道を行く内容だったことが、何とも皮肉な感じがします。
ひょっとすると、自分の弱さを前提とした自戒を込めた言葉だったのかもしれません。
企業も力士も、ファンやユーザーを裏切っては商売にならないという事だと思います。
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