文系の時代は来るか?

2018-06-04
少し前の新聞記事になるが、
日経とマイナビが2019年度卒の大学生と院生4.3万人から
回答を得て集計した結果、文系では広告業・旅行業、
理系では消費材や食品分野への就職志望者が増えていたそうだ。

実は弊社が企業様からお預かりする求人の要件を見返すと、
理系人材(理系的)を求めるものが極めて多いという事実がある。
消費財の開発系や品質製造系は言わずもがな、
最近だと理系バックボーンの営業職という様な要望も目立つようになっている。
弊社お取引以外でも、当然ながらIT、金融やコンサルなどの業界でも理系人材が熱い。

世の中全体の向きとしてもやはり注目されているのは理系だろう。
先日、働き方改革法案が可決されたが、その肝となるのは「生産性向上」。
それはつまり理系の花形分野であるAIやロボットへの設備投資を意味しており、
あらゆる分野に最新の技術が浸透していく過程で、専門家の手が必要となるからだ。

翻って、文系人材(私も含め)については…
あまり派手にクローズアップされることがない。
一昔前にMBA資格取得者がもてはやされた時期もあったが、
それは自分たちの存在感の薄さからくる反動だったのかもしれないとも感じる。
要するに「自分の専門はこれ」というのを持っている人が少ないという事だ。

実際に面談で理系の方とお会いすると、大学を選ぶあたりで自らの
「選択意思」に強いものがあると感じる。
文系の好みは良くも悪くもイメージによる「好き嫌い」の軸が先行していて、
お話をしていても非常に人間らしく憎めない方が多い反面、
現実に向き合う事が苦手な方もまた少なくない。

なかなかポジティブな切り口で語れなくて悲しくなる文系側だが、
世の中の数としては、文系がマジョリティである事だけは間違いない。
多数派だからこそ「今後の経済(転職市場)が活性化するカギは文系が握っている」
そう思い込むくらいの気概がないと、理系の波にのまれてしまうだろう。

「世界を動かす力は、統計にあるのではなく強力な熱情にこそ存する。
しかし、世界を正しく改良しようとするなら、その力は統計によって導かれなければならない」

イギリスの著名な社会学者の言葉だそうだ。
文系で生きている人たちが何をすべきか、そのヒントと勇気をもらえる言葉ではないだろうか。
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差別化について

2018-05-28
最近のコンビニは、日々入れ替わりで様々なモノが陳列されており、
ついつい長居しまうことが多くなっている気がします。
ちょっとした気分転換にもなる場所だと個人的には感じています。
小売業界の中でもひときわ業績好調で店舗数もまだ増えていくようです。

反対に昔からある町の個人商店などは、非常に厳しい経営を強いられており、
どうやって生き残っていくかに思考を凝らしているようです。
大きなものに小さなものが立ち向かっていくには「差別化戦略」が必要であり、
これが突き抜けることが出来ると、大きいものにも対抗できる強さをもちます。

差別化を図った書店の成功例がつい最近、テレビの特集で組まれていました。
業態的には、生き残ることが厳しい業界であり、その背景としてネットの普及、
通販の台頭など、お客様が店頭に足を運ばなくても本を読める環境が
整ってきた事があげられます。
結果として、多くの書店では売上が厳しくなっている現実があります。
特集されていた書店は北海道の片田舎の本屋でした。
その書店もバブル期はものすごく繁盛していたそうです。
しかし、バブルが弾け、客足も減り、何度か倒産の危機にあったそうです。

そんなある時、お店に店主の知人が来店し、
『この1万円で良い本をいくつか選んで欲しい』と言うリクエストがあったので、
それに応じて、店主はその方の悩みや考え方などを聞きながら、
どの本がこの人の心に響くのだろうかと考えた上で、本を選定しました。
しかし、その方は選定された本を見た事もなく、半信半疑で読んでみたところ、
深く感銘を受けたそうです。

それからというもの、店主は店頭には古くても、店主が良いと感じた本を置くようにし、
『話題の本』だけを陳列する販売方法をやめました。
来店する読書家も大型の書店で見ない本が置いてあることに興味津々です。

それからと言うもの、来店下さるお客様の対応に加えて、
『その人の心に響く本を選んでお届けする』という差別化を図ることにしました。
本を選ぶ手数料も貰いません。費用として掛かるのは書籍代と郵送料だけ。
この店主に本を選んでもらいたい人は全国に沢山おり、予約は半年待ちだそうです。
ただ、これだけのニーズがあっても儲かってはいないとのことです。
一人ひとりのご希望やご要望にお応えするのには、自分がそれ以上に本を買って、
読んで、知らなくてはならないからだと思います。

そんな店主はご自身のことを、皆に必要とされて『日本一幸せな本屋です』と仰っておりました。
『ただ、世の中には知られていない素晴らしい本が沢山あることを知って欲しい』
だけなのだそうです。

このようなこれまでに無い差別化を行うことで、店主もお客様もハッピーな状況を
創り出しています。その甲斐もあって今では経営も落ち着いているようです。
セオリー通りに出来なかったり、思い通りにいかなかった時、
自分の差別化を考えてみるのも良いかもしれません。
自分だからこそできること、他者では出来ないことを考えて、社会や会社の利益に貢献する。
私も自分の差別化できる点を考え、努力し、皆様に貢献していきたいと考えさせられました。
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差別化について

2018-05-28
最近のコンビニは、日々入れ替わりで様々なモノが陳列されており、
ついつい長居しまうことが多くなっている気がします。
ちょっとした気分転換にもなる場所だと個人的には感じています。
小売業界の中でもひときわ業績好調で店舗数もまだ増えていくようです。

反対に昔からある町の個人商店などは、非常に厳しい経営を強いられており、
どうやって生き残っていくかに思考を凝らしているようです。
大きなものに小さなものが立ち向かっていくには「差別化戦略」が必要であり、
これが突き抜けることが出来ると、大きいものにも対抗できる強さをもちます。

差別化を図った書店の成功例がつい最近、テレビの特集で組まれていました。
業態的には、生き残ることが厳しい業界であり、その背景としてネットの普及、
通販の台頭など、お客様が店頭に足を運ばなくても本を読める環境が
整ってきた事があげられます。
結果として、多くの書店では売上が厳しくなっている現実があります。
特集されていた書店は北海道の片田舎の本屋でした。
その書店もバブル期はものすごく繁盛していたそうです。
しかし、バブルが弾け、客足も減り、何度か倒産の危機にあったそうです。

そんなある時、お店に店主の知人が来店し、
『この1万円で良い本をいくつか選んで欲しい』と言うリクエストがあったので、
それに応じて、店主はその方の悩みや考え方などを聞きながら、
どの本がこの人の心に響くのだろうかと考えた上で、本を選定しました。
しかし、その方は選定された本を見た事もなく、半信半疑で読んでみたところ、
深く感銘を受けたそうです。

それからというもの、店主は店頭には古くても、店主が良いと感じた本を置くようにし、
『話題の本』だけを陳列する販売方法をやめました。
来店する読書家も大型の書店で見ない本が置いてあることに興味津々です。

それからと言うもの、来店下さるお客様の対応に加えて、
『その人の心に響く本を選んでお届けする』という差別化を図ることにしました。
本を選ぶ手数料も貰いません。費用として掛かるのは書籍代と郵送料だけ。
この店主に本を選んでもらいたい人は全国に沢山おり、予約は半年待ちだそうです。
ただ、これだけのニーズがあっても儲かってはいないとのことです。
一人ひとりのご希望やご要望にお応えするのには、自分がそれ以上に本を買って、
読んで、知らなくてはならないからだと思います。

そんな店主はご自身のことを、皆に必要とされて『日本一幸せな本屋です』と仰っておりました。
『ただ、世の中には知られていない素晴らしい本が沢山あることを知って欲しい』
だけなのだそうです。

このようなこれまでに無い差別化を行うことで、店主もお客様もハッピーな状況を
創り出しています。その甲斐もあって今では経営も落ち着いているようです。
セオリー通りに出来なかったり、思い通りにいかなかった時、
自分の差別化を考えてみるのも良いかもしれません。
自分だからこそできること、他者では出来ないことを考えて、社会や会社の利益に貢献する。
私も自分の差別化できる点を考え、努力し、皆様に貢献していきたいと考えさせられました。
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「就職氷河期」

2018-05-21

就職氷河期。
かつて、リクルートの就職雑誌「就職ジャーナル」が提唱し、「新語・流行語大賞」
においても審査員特選造語賞を受賞したこの言葉は、今ではすっかりバブル崩壊後の
就職状況を表す単語として定着している。
バブル崩壊後、各社が新卒採用を手控えざるを得なくなった結果、
発生した就職氷河期は、10年以上続き、中でも特に就職が厳しかった世代は、
いわゆる「ロスジェネ」と言われている。今、30代後半から40代前半の世代だ。

例えば、漫画家の安野モヨコは、ある漫画で、この時期に就職して、プライベートの
恋愛がポロポロになるほど仕事にのめりこむ、いわゆる「バリキャリ」を描き、
別の作品ではフリーターとなった恋愛中毒の同世代を描いている。
安野モヨコは「働く」という行為を非常に掘り下げており、
今では、この作品は、早稲田大学の研究者が研究するようなテーマになっている。
この漫画はフィクションだが、おそらく世の中によくあるだろう話だと思うと、
就職氷河期が当時の学生に与えた影響は大きかったのだろう。

上記は学生サイドの話だが、就職氷河期が企業サイドに与えた影響も大きい。
就職氷河期の結果、多くの企業で、現在、「中間層」と呼ばれる
年齢層が少なくなるという不均衡が発生した。
現在の中途採用の大きなトレンドの一つに、中間層、管理職層の強化があるが、
ニュースに取り上げられて話題になるように、日本を代表するような会社でさえ、
この組織の不均衡を解決するのは容易でないのが現状がある。
反対に、就職氷河期に、採用を続けていた会社は、現在、業績が伸びていたりする。
人件費はビジネス与える影響が大きく、削減する場合には即効性もあるのだが
後程被る悪影響が長期に及ぶ傾向がある。

組織を支えるのは、最終的にはやはり人なのだろう。
株式会社コアの社名は、組織のコア、つまり組織の核となる人を
ご紹介するという意味も含まれている。
時代の傾向を受けて、最近は中間層、管理職層のご紹介も多い。
企業の組織強化の為に少しでも貢献したいと思う。
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ロボット化する人

2018-05-14
今は、自分の代わりに“分身ロボ”が授業に出て、学ぶことが出来る時代らしい。
特別支援学校やフリースクールなどに限られるらしいが、
「OriHime」という体長20センチのロボットが自分の分身となって授業に参加する
仕組みが導入されているところがあるそうだ。
学ぶ側がタブレット端末でログインし、端末の画面を見ながら教室にいる先生の授業を
受けることが出来るなど、オンライン教育が広がっているらしい。

確かに、病気などで物理的に教室に行くことが出来ない生徒にとっては、
毎日の楽しみになり得るし、また、学びたいことを、場所や年齢に関係なく
北海道からでも海外からでも、世界中の授業に参加できるようにもなるため
学力の向上にもつながるという意味ではメリットも大きい。

しかし、この記事を読んで「コミュニケーションの在り方」について疑問が生じた。
自身の仕事上、相手の表情やしぐさ、「間」などを感じながら、
人とのコミュニケーションを取るように心がけているため、この表情のないロボットで、
「先生は生徒の表情を見ずに、どうやって生徒の理解度を知るのだろう」と
純粋に不思議に思ったのだ。
何だか話し手の一方通行で、人類のコミュニケーション力は
益々低下するのではないかと心配にさえなり、アンチデジタル論を掲げたくなる。

オンライン教育がいくら進んでも、世の中からキャンパスが
なくなってしまうかと言うとそうはならないだろうと思う。

デジタルネイティブの6割以上がアナログなサービスやモノに興味があるという
アンケート調査結果もあるようだが、この結果からも言えるように、
デジタル化が進めば進むほど、逆のものに魅力をより感じやすくなると言える。
私たちが、人というアナログな存在である以上、デジタルだけでは
人の心を動かし、行動や意識に変化を与えることはできない。

求人案件も今やインターネットで簡単に検索・応募、面接さえも出来てしまう
HRテック時代ではあるが、転職という自分の人生をも左右してしまう選択だからこそ、
アナログを求める声も多いに違いない。

弊社では創業当初からこだわってきた部分ではあるが、これまで以上に、
人が介在することの意味・意義を追求し、
こころの声をひろい、届けられるよう、邁進していきたいと思います。
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