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アポトーシス

2012-04-03
「ものごとにはいつも相反する二つの性質がある」と考えると折り合いがつく。
というのが、弊社代表の口癖のひとつである。それを弊社ではアポトーシスと言う。
「アポトーシス」を考えて!などと言う言葉が社内を飛び交う。

アポトーシス (apoptosis) とは、多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、
個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、
管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラムされた細胞死のこと。

アポトーシスという用語の本来の使い方ではないと思うが、
人類全体を一つの個体として捉え、人間一人ひとりを細胞として考えると、
人類が生き残るために、人間一人ひとりはいずれ死ぬ運命にあるという見方もできる。

この死すべき定めの中で生きるか、死すべき定めに逆らって生きるか、
という相反する二つの性質の顕著な例として、芸術と経営があると思う。

前者は芸術である。
ゴッホとその作品は生前、評価されなかった。
しかし、ゴッホの絵の価値は不変で、ゴッホの死後、非常に評価された。
作品が生き残り続けるという点で、ゴッホも語り継がれる。
人の死すべき定めの中で生きるもの。といえるかもしれない。

芸術と対照的なのが、経営である。
生きている(存在している)うちに評価されないと仕方がない。
その意味で、経営は、死すべき運命への挑戦と言える。
死ぬ前に結果を出さないといけないからだ。

組織の弊害という言葉があるが、これも、癌細胞同様、
会社組織としては、アポトーシスが機能不全の状態だ。
経営は、組織をいつも健全に保っておかなければならない。

そのためにも、私たちは存在しなくてはならないのかもしれないし、
さもすると、企業の本来持つアポトーシスを不全にしているのかも知れない。
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