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変わり目の着眼点

2012-03-19
世界No3のエルピーダメモリーが更生法の適用となってしまった。
エルピーダは09年に改正産業活力再生法(産活法)の認定を受けた。
業績不振に陥った一般企業に公的資金を使って支援する枠組みの適用第1号となった。
日本政策投資銀行が優先株を引き受け300億円を出資したほか、三井住友銀行やみずほコーポレート銀行など
主力取引銀行4行も約1000億円を協調融資した。
何故、公的資金でバックアップしてもなお厳しい環境下には耐えられなかったのか。

同時に、もっと驚いたのが、世界No1とNo2が韓国企業であるということだ。
最近の韓国企業の台頭が非常に目立つ。国力の違い?政策の違い?
いずれにせよ、この結果となった論及点はどこになるのでしょうか。
今回の更生法に関しては、公的資金のバックアップ体制や経営陣の手腕などにも疑問があります。
ただ、日本の産業構造の変革にこそあるのではないかと思います。
もっというと、それに対応出来ていない状況ではないかと考えてしまいます。

実際に、ここ最近は「失われた●●年」などと言われていますが、
いつまで「失われた」という言い方で逃げ口上にするのか。
正しくは、「逃がしてしまった」とか「失くしてしまった」というのが通常でしょう。
他責にするような物言いは、結局日本を一人立ちさせることは難しく、
いつまで経っても海外動向に必要以上に敏感にならざるを得ないのでしょう。

製造業はその品質の良さが評価されてきました、それが技術力でしょう。
ただし、ここまで移ろいが早い時代になると、こだわりの必要性は薄れてしまっているのではないかと思います。
携帯電話一つとっても、気軽に機種変更が出来てしまう時代です。
新しいモノ好きの人類にとってみれば、ジャストショットで良いモノを手に入れたいと思うでしょうが、
その製品をどのくらいの年月持ち続けるかということです。
携帯筺体メーカーも本当に大変だなと思います。新しいモデルを2年(もっと早い)ぐらいでロールアウトしなければならない状況ですから。
一方で耐久製品となると長く使えるかという点も重要ですから、こだわり技術の出番かもしれません。
産業ごとによって、必要とされる技術レベルが違うのでしょう。
DRAMの件も同じでしょう、日本技術の粋を集めたレベルは必要とされない製品だったということです。
またそれに対応出来なかったエルピーダも淘汰されてしまったということになります。
半導体メモリーは海外が強いのです。国土もあり、金もある国を持った企業の勝ちは必然です。
そこに対抗し得る品質をユーザーは求めていなかったのでしょう。

新製品が次から次へと出る業界においては、高付加価値の追求は受け入れられなくなっているように思います。
エンドユーザーの目線というものがどこにあるのか?
作り手のエゴが先行しすぎて、消費者を見ていなかったことへの代償なのか?
日本は今、エコの追求とエゴの脱却が迫られている。
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