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適時適材

2011-12-12

私は以前、社長の秘書をしていた。
その社長は、紙資料をもらうと、「私は紙をなくしてしまう」「紙は要らない」
と言って、紙は処分し、必要と思われるものは全てスキャンしてPDFにしていた。
年中出張や移動をしているからか、スケジュールや必要情報を全てノートパソコンに
入れていた。

そのときは不思議に思ったが、今は、そのお気持ちがよくわかる。
社長はご自分をよくわかっておられたのだ。
数年経ち、気がつけば自分も同じことをしている。

私は紙をすぐ散逸させてしまう。字を汚く書いてしまう。
別々の紙に書いた情報をひとつにまとめるのが面倒だ。
そんなわけで、必要な情報もスケジュールも、基本的に全てデジタルにし、
iPhoneやパソコンを通じてクラウドで管理している。

別にデジタルに長けているわけではないが、紙が苦手なため、
私をよく知る周囲の助言を受けて自然にそうなった。
デジタルとアナログにはそれぞれの良さがある。

デジタルには、場所を取らない、字がきれい、メールで瞬時に無料で送れる、
同じものを一斉に送れる、紙の複製可能、加工が容易という特性がある。

アナログには疲れない、すぐ書ける、微妙なニュアンスを表しやすい、
インフラに依存せず停電時でも可能という特性がある。
疲れたとき、ひらめいて忘れないうちに書くときは紙に書いている。
特に気持ちを込めてお礼を書きたいときは、メールでなく手紙にしている。
まとまった量を読むときは印刷して紙にしている。

自分を理解し、時と場合に合った特性のものを使い分けることが大事だと思う。
それは、デジタルとアナログに限らず、全てについて言えることだと思う。
与えられた環境において何が一番、適応性のある行為なのか
一旦、手を止めて考えてから行動するように意識している。
業務上の効率や効果を考えるように意識している。

気のせいかもしれないが、少し業務処理能力が早くなったように思う。

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