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ゼレンスキー大統領のスピーチ

2022-05-13
ロシアによるウクライナ侵攻についての報道がない日はない。
2月や3月の頃と比べると、報道される時間は短くなっているとは言え、
彼らの「恐怖」や「どうにか助けてほしい、力を貸してほしい」という切実な訴えが
今でも鮮明に思い出されるほどの光景・言葉をたくさん目や耳にしてきた。
それは他の紛争地帯の「とある国の戦争」という報じられ方ではなく、
当事者意識をもって欲しいと、オンラインなども駆使して世界に支援を訴え続けている
ゼレンスキー大統領の必死の発信があるからこそだと思う。
各国の議会や国際機関にて演説をしていた姿もまだ記憶に新しい。

当然スピーチライターがいるだろうが、見事に各国の国民に合わせた内容・言葉選びが印象的で、
心に訴えかけるスピーチだったのではないかと思う。
アメリカの議会では、「自由」や「独立」などアメリカ人が共通して大切にしている言葉や、
「911」を思い起こさせるなどで訴え、日本の国会でも原爆にはあえて触れず、
「原発」や「サリン」、ロシアの侵略を「Tsunami」と表現するなど
日本人にとって身近な恐怖に触れ、当事者意識へと導いた。

巧みなスピーチテクニックももちろん必要とされるが、演技などでも同じで、
いくら技術を凝らして、魅力的な言葉を並べても相手の心に届くメッセージにはならない。
人の行動は、どれだけ心が動かされたか、その人の心が決めているから。

しかし相手の心が動くメッセージというのは、言うは易く行うは難しで、一朝一夕ではいかない。
私たちは「伝えた」と「伝わった」は違う、ということを思考に刷り込まれるほど教えられてきた。
それでも、「このポジションだからこそ未来が輝く」と考えて
純粋にお勧めしても伝わっていない事の方が多いかもしれない。

相手に伝わるためには、相手のことを知りたいと思う想い、伝えたいという想い、
そして、圧倒的な基本の知識が欠かせない。
ゼレンスキー大統領のスピーチの事例にもあるように、
相手の目線・思考・文化・経験に合わせて伝えていくことが大事であるため、
それぞれの国のことを知識として持っていることが前提であり必要となる。

私たちの場合、業界ならではの慣習、もちろん職種の理解など基本となる知識と理解は当然として、
他人のキャリア人生についてアドバイスする立場だからこそ、
何がキャリアアップに繋がるのかというキャリア観も磨き続ける必要があると思う。
さらに、知識だけではなく、その方が現在に至るまでに辿って来た道のりや、
大切にしている価値観、そういった人生の背景を踏まえて、相手の立場に立ち、
頭ではなく心で理解できる伝え方を日々考え続けることこそが、
私たちの仕事の基本だと言えるかもしれないと思う。

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