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フォロワーシップ

2021-01-15
書店のビジネス書の棚には昔からリーダーシップに関する本が多いが、
リーダーシップの対義語で、フォロワーシップという言葉があるそうだ。
フォロワーというのはtwitterの用語として聞くことが多いが、
元々は、付き従う人というのが語源で、そこから派生して、リーダーを補佐する人を指す。
フォロワーシップは、組織を支える上で求められる能力を指す。

緊急時や短期的な成果が求められる状況では、
トップダウンのリーダーシップが力を発揮するが(カリスマ指導者が典型例)、
これには限界がある。
個々の自主性がなかなか育まれないので、
強いリーダーがいないと成立しない組織のままになってしまいがちだからだ。
時代の変化でグローバル化が進み、新しい取り組みが昔よりも早く
陳腐化してしまうので、リーダー一人の知恵に限界がある、という理由も大きい。
そこで、フォロワーシップが注目されている。
例えば、世界最高峰の少数精鋭チームと言われるNASAでは、
宇宙飛行士に求められる資質の一つがフォロワーシップだと考えている。
ある名門の大学ラグビー部でも、フォロワーシップの強化により、
優勝などの成果が出たという。

では、フォロワーシップとはどのようなものなのだろうか。
付き従う人という語源から、受け身のような印象を受けるが、実際はそうではない。
フォロワーシップとは次のようなものだ。

組織から与えられた義務や責任を果たし、組織に貢献するという強い思い。
組織のために何ができるか自発的に考え、行動すること。
リーダーの立場になって考え、相手に敬意を払い、人に配慮し、
組織全体がスムーズに行くように行動すること。
フォロワー同士(会社全体という観点で言うと社員同士)で、
互いの成長のためにアドバイスしあうこと。
顧客や関わる人のことを考え、一見小さい仕事にも心を込めること。
考えた上で、チャレンジをすること。

いろいろ挙げたが、ここでは、成果や実績が求められているわけではなく、
大事なのは姿勢や態度だ。

実はこれが、採用面接などで第一に求められることでもある。
特に人気のある採用企業だと、優秀な人材の応募が多く集まるので、
「○○業界で△△業務の経験が□□年」といった部分では差がつきにくい。
人間性が選考の上で大きい比重を占める。

先程、フォロワーシップという聞きなれない言葉を使ったが、
何も特別なことが求められるわけではない。
先程列挙したフォロワーシップの例は「それは大事だ」と誰もが納得できるものだろう。

このようなことを普段から実行されている方も多いと思うが、
職場でより実践すると、普段よりも働きやすくなっていることに気づく。
実際、私もそうだった。
転職活動においては、職務経歴書でそういった部分を表現すると、
書類選考も面接もよりスムーズに進み、ご本人にとってより有利な展開になる。
弊社のキャリアコンサルティングでは、
そういった部分のアドバイスも差し上げるよう努めている。
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