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意識で変わる価値

2020-11-20
先週、息子の七五三のお祝いに出かけてきた。
神社もコロナ対応で大変そうだったが、
無事にお参りを済ませる事が出来た。
決まり事として「やるのが普通」だった事だが、
今回は実施するかどうか考えたこともあり、
前回より尊いものに感じた(長男には悪いが…)。

そういう意味では、一つ一つの判断に意味を灯し、
その瞬間を大事にするという意識になれたのは、
忌むべきコロナという存在から得られる
数少ないポジティブな効果だと感じられる。

限りがあると認識して、初めてその価値がわかる。
人もモノも機会も時間も、ほぼ全てそれに当てはまるが、
我々はすぐにその感覚を忘れてしまい、
気づいた時にはだいたい手遅れになっている。
普段から、やり直しがきく、繰り返しができると
思い込んでいると、その値打ちがわからずに
目の前をスルーしている事になる。

私自身、昔を振り返ると「また次の機会で…」という
言葉を決まり文句の様に多用していた時代があった。
人間関係ビジネスである人材紹介の仕事は、
明確な答えが無い分、自分の基準で「まあ、いいか」としやすい。
自分を律する意識があるかどうかで、
顧客にとっての存在価値が180度変わってしまうのだ。

あと何冊、本を読むことができるのか。
あと何回、商談ができるのか。
あと何件、クライアントを訪ねることができるのか。
あと何年、この仕事を続けられるのか。
全て限りあるものという意識を、強く持たねばならない。

アンソニー・ロビンスという啓発家の言葉に
「自分とは交渉しない」というものがある。
人の弱さや煩悩の強さを知っているからこその言葉であり、
指導者として尊敬を集める彼でさえ、
自分をコントロールするのは容易でないという事だろう。
コロナ下で聞くと、改めて説得力のある言葉だと思った。

ところで、一般的に七五三を11月15日に
行うのが良いとされているのは、
暦上で「鬼が外を出歩かない日」だからだそうだ。
貸衣装屋で着替えの最中、鬼滅ごっこが始まってしまい、
私は鬼役で何度か刀で切りつけられた。
ついでに、煩悩も少し落ちたと期待したい。
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