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瞑想専門スタジオ

2019-07-29
『お金を払って通う意味が分からない』
『胡散臭い』
きっと学生の頃の自分ならそう思っていたと思う。

先日、日経MJに瞑想スタジオオープンで盛況と記事が出ていた。
間接照明の灯る個室に入りガイダンスに従い瞑想する。
室内はクッションが置かれ、コースによって異なるようだが
リラックス効果のある音楽がかかっている。
一見シンプルだが瞑想に入りやすい工夫が随所にされているようだ。

祈りの方法や武術の精神統一に用いられてきた瞑想は、
1960年代に起こったヒューマンポテンシャル運動により、
精神治療やセルフコントロールの方法として一般に広まった。
効果としてストレスの軽減や集中力UPが挙げられる為、
最近では企業セミナーで取り入れるところも出てきている。

しかし、このような効果が高くコストもかからず出来る行為を、
一般的に日常に取り入れている人は少ないように思える。
身体と、静かな環境さえあれば簡単に出来るものなのに何故しないのか。
静かな環境なくとも耳栓等で音を遮断することは出来る。
だからこそ、スタジオ開設は少々難しいのではないかと考えた。

瞑想が日常に取り入れる人が少ない理由として、
一つは『瞑想』の重要性があまり周知されていないことが挙げられそうだ。
「良いって聞く、けど実際どうなの?」
「目を閉じて座っているだけで効果があるの?」
行為自体の“見た目”が簡単なことから、効果を感じ辛い。

二つめの理由として、逆にお金をかけなくても出来ること。
その“見た目” からいつでもどこでも出来ると考えられていること。
この「いつでも出来る」ことというのは、その気にならないと人は始めない。

結果として、上記2つの認識の人は家で瞑想もしないし、
冒頭の学生時代の私のようにスタジオ開設を“胡散臭い”と捉えてしまうかもしれない。

少し話が逸れるのだが、2ヵ月前から体力の低下を感じてスポーツジムに通っている。
もっと前から運動不足解消の為に、近所を散歩したり、
週末の朝にジョギングしてみたりしたが、運動以外の目的がないとだんだん外に出なくなっていった。
雨が降っていたり、日差しが強かったり、運動しない言い訳を作る。
それがジムに入会してみたら、料金を支払っているという意識で週末必ず足が向く。
それだけでなく、だんだん身体を動かす・汗をかくことがストレス発散になり楽しくなって、
今では行く回数が増えている。
『運動は健康に良い』という周知の事実があるにも関わらず、
毎回三日坊主になっていたのがジムはまだまだ始まったばかりだがはまりつつある。
最初は『運動する機会』を買っていたのだ。
そこから、運動する楽しさを知ることが出来た。

話はまた瞑想スタジオに戻る。
日経MJの記事から、ネット検索をしこのスタジオのことが気になり調べてみると
オープン当初は料金を基本一律1000円にし、
お客様側に金額設定をゆだねて瞑想の効果を感じられたらプラスα
お支払いくださいという設定にしたようだ。
結果、多くの人が平均してプラス1000円程を支払ったという。
多くの人が、瞑想をすることでのなにかしらの効果を実感した結果だ。

このことから瞑想スタジオはスポーツジムに通う原理・市場と近いマーケティングだなと感じた。
“価値のある行為をする機会を売る”
価値があるものだからお金を払うのは当たり前なのだが、
お金を払うから価値がわかる市場でもあると思った。

きっとスポーツジムに通う人はジムに行けなくなってもなんらかの方法で運動をするだろう。
瞑想も同じく、お金を払い価値がわかった人はスタジオに行かずとも日常に取り入れるかもしれない。
もちろん、スポーツ・瞑想のそもそも積極的におこなう人は例外だが。

瞑想専門スタジオが今後どれくらい広まっていくかはまだわからないが、
お金を払って瞑想を行う人がいるという事実や、実際に行った人の話から
少なくとも瞑想の効果の有効性は広まっていくだろう。
市場とは、人の発想の数と同じだけ増えていくのだと感じたニュースだった。

情報の多い生活の中、急がばまわれではないが
進むために立ち止まることは効率的なのかもしれない。
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