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keep in touchならお断り

2019-06-03
ヨーロッパの北、バルト三国の一つエストニア。
IT技術で注目されている国で、近年は日本人もよく行くらしいが、
彼らからの日本人評は芳しくない。
「Keep in touch(連絡を取り合いましょう)だけなら、いらない!」
と敬遠されているそうだ。
目的なく来訪して本気で取り組む気もなく、
視察のための視察、という日本人ビジネスマンが非常に多い事が原因らしい。

「Keep in touch」は相手に興味がある事を何となく匂わせながらも、
判断は先送りにできる非常に便利な言葉だ。何かある様で実は何も起こらない。
やられた方は最終的に裏切られた気持ちになる。

思うにこれは、かなり自己本位に「損か得か」の軸で
判断してしまう場合に起こる現象だと思う。
目の前の第三者が自分にとって有用か不確定だから、
とりあえず関係を維持しておく。
基本的に、ギブよりもテイクを中心にした考え方であり、
裏を返せば自分もそう扱われるかもしれない事を意味する。
「人脈作りとは何か?」という議論にも近いが、
キープ状態の第三者がいくら多くても、いざという時にテイクにつながらない。
もしくは裏切られるのが関の山という極めて薄い関係性である。

そんな関係ばかりなら、AIの方がマシという話になってしまいそうだが、
人間には「損得」軸に対して、もう一つ「好き嫌い」という判断軸がある。

好き嫌いには理由を明確に説明できないことも多く、
自分でもコントロールが難しい、実に厄介な判断軸なのであるが、
いったん好きになると、ギブを中心とした関係もいとわなくなる。
結論、自分も大切に扱われたり、どこかで返してもらえる事が多いという事。
まず先に「好き」であるという状態が人間関係のベースになるというのは
これからどんなに時代が変化しても変わらない気がする。

「Keep in touch」…
やたらに使っていないか?
やたらに言われていないか?
今の自分の実力を図る指標にしてみるのも良いかもしれない。
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