忖度(そんたく)

2018-04-02
現在、どのニュース番組を見ても必ず特集されている、森友学園問題。
そしてこの問題で一躍注目された言葉が、皆さんもご存じのとおり「忖度」という言葉です。
メディアに取り上げられるまでは使うことなんてなかった言葉ですが、
様々なメディアで繰り返し流されることで、昨年の流行語大賞にもなりました。

森友学園問題の一件もあり、一般的な「忖度」のイメージとして、
立場が上の人の心情を推測して配慮し行動する、という何か悪いことのようなイメージがあります。
しかし、もともとの「忖度」という言葉の意味として、「人の気持ちを推測する」ということのため、
忖度に良いも悪いもないものなのだそうです。

そう捉えてみると、日常生活のあらゆる場面で「忖度」していることに気づかされます。
忖度して話をしているときに起こりえる状態として、自分としては相手の気持ちを推し測って
相手に良かれと思って行動したつもりが、相手が望むことではなかったということもあり得ます。

実際に忖度しあったことによって、「こんなはずでは・・」という事態になったことがあり、
自分の勝手な思い込みではなく、相手を正しく理解することも重要なのだと考えさせられました。

先日、最近行きつけの美容室に長くなった髪を切りに行きました。
その美容室は、技術力がとても高く、某大手サロン検索サイトでも上位にランキングする美容室です。
たまたま初回に店長が担当してくださったご縁で、同美容室の中でもトップクラスの技術を持つ方に
担当していただいていました。お店全体の接客力も高くて、「勉強になるな~」と思っていたほどでした。

しかし通い始めて3回目となった今回、とある事件が起きました。
今回のカットは、春になり陽気も良くなってきたので、思い切ってバッサリと短くしたいことを告げました。
私の中には、ある程度のイメージ像があって、拙い表現であったかと思いますが、
思い描くイメージ像を店長に伝えました。その時、自分では相手に伝わった感じがしなかったのですが、
店長が、「OK!それ、似合いそうですね」と了解してくれたので、ひとまず任せることにしました。

しかし、どんどん髪が短くなるうちに、「あれ・・何か違う気がする・・」という不安と焦りが生じてきました。
とはいえ、腕が良くて評判の方ですし、キャリアも長いプロの方ですので、きっとこうした方が
私に似合っているという方向にしてくれているのだ、と「忖度」して、
大人しくなされるままにしていたのですが、結果、自分のイメージ像とは全く違うものになってしまいました。

今思えば、最初に私が拙い表現で一生懸命にイメージを説明していた姿に、店長が「忖度」してくれて、
「みなまで言うな、俺に任せておけ」くらいの気持ちでやってくださったと思うのですが、
顧客満足という観点からすると、結局、不満足ということになってしまったので、サービス業なのでやっぱり
お互いの確認というか、方向性の同意、「こういう風にしようと思うけど、どうですか?」とかがあっても
良かったかなと思いました。
私の説明の仕方も分かりにくかったと思うので、「相手が分かりやすいように説明すること」も
コミュニケーションには非常に重要なことです。

短い髪型になって初めての月曜日。
会社に行くと、「とても似合ってるね」、「これまでで一番いいよ!」と周囲から声をかけてもらい、
結局のところ、店長の忖度のおかげで、気持ちの良い1日を過ごすことができました。
店長、ありがとう!

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