W11「独身の日」中国パワー

2017-11-20
2009年からアリババグループが取り組んできた、11月11日の「独身の日。」
中国ではすでにネット通販会社が各社特売セールを繰り広げる商戦日となっている。
今年は過去最高の売上となり、1日で約2.8兆円(!)とのこと。
楽天の年間流通総額が約3兆円らしいので、わずか1日にして楽天の1年分を稼いでしまった。
もはや規模が大きすぎて「Wow!」としか言葉が出ない・・

日本でも楽天のスーパーセールやAmazonのプライムセールなどがあり、
私もついつい「どんなものか」とそのショッピング体験をしたくなって、
要らぬものまで買ってしまった経験がある。
完全に周囲のお祭り騒ぎに乗っかってしまった、ピュアな消費者だ。
この「独身の日」が実際にどのようなものか実体験をしていない為、解らないが、
調べる範囲では、日本で行われている各サイトのセールとは違って、アリババが
物流網の徹底構築や、中国全土の小売店約60万店舗とデータ情報交換など協業することで、
リアル店舗での売り上げ拡大など、取り組みの仕方やその意気込みが全く異なると感じた。

物流網1つとっても、日本では運輸会社のドライバー不足や長時間労働が問題視され、
10月にはヤマト運輸が27年ぶりに値上げを実施。
人材不足や働き方についての問題は確かに深刻であり、またマンパワーが違う中国と
比較するべきではないのかもしれないが、ここには大きな精神的な差があると感じる。

例えば、問題に対して場当たり的に改善し、その社会状況を受け入れて
柔軟に自らを適応させようとする大人な日本人と、
「なければ作ればいい」とどん欲にインフラさえも整えてしまう、その中国のパワーがすごい。
この貪欲な、ハングリー精神の差は、実際に中国人の方と面談をしていても感じることが出来る。
「成功したい、日本で儲けたい」という想いの強さと、
そのために必要な自己成長と自己投資は惜しまない。意欲と熱意に溢れている。
それが今の日本人には少ないように感じ、危機感を覚える。

この精神的な差はこれからどんどん広がり、世界経済から取り残されていくのではないかと不安になる。
とはいえ、現在の中国市場はまだ購買欲のフェーズであり、
日本は精神的なコトを求めるフェーズにあるため、市場特性そのものが違う。
消費者が自己実現できる「買い物体験」など日本独自のオンラインの在り方を
みつけていただくことに期待したい。
そして、粘り強く挑戦し続ける国民性であり続けたい。
そのために私たちの役割として、仕事との向き合い方や働き方について問いかけながら、
その一人ひとりに種を植え続けることが必要なのだと、自分ができることについて考えさせられた。

ところで、日本では11月11日は「ポッキープリッツの日」・・・。
ポッキーの売上はどうだったのだろうか、気になる。
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