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エセ顧客思考

2017-06-26
高級店でもB級グルメでも、とにかく外食するのが好きな私だが、
二度と行くことのないお店の特徴として、基本姿勢がなっていない所である。
たとえ料理がおいしくても、見ていて不快に思う行為や状態を平気で許している(と思われる)
所には二度いくことがない。

「ごゆっくりどうぞ」と言ったのに無言で荒く食器を下げる。
素材にこだわっていると言いながら中身の説明ができない、など。
エセ顧客思考とでも言うのか、とても胡散臭さを感じる部分だ。
できる事なのにしていない、そこに店側の本心が透けて見える。

私自身も若い時は、たとえ身だしなみがダメでも
顧客の気持ちを握れる営業マンならOKとか、
大事なのはオンタイムでありオフの時は関係ない、そんな風に思っていた。
しかし、実際には人間はそこまで器用ではない。超アナログな生き物だ。

昨日の夜の暴飲暴食が今日の仕事の効率を下げる事もあるし、
昔見た映画のワンシーンから突然新しい企画のアイデアが出てくるかもしれない。
過去から現在、積み重ねてきたもので頭からつま先まで全部つながっている。
要するに、良くも悪くも隠し通すことはできないという事だ。

最終的に何がどうつながるかは完全にコントロールできないと思うが、
手を抜いたり、甘えたりすることが良い結びつきをもたらす事は考えにくい。
むしろ、悪貨が良貨を駆逐するように、ポジティブなつながりが断たれてしまいそうだ。

「顧客思考」と「自分の中に置く高い基準」。
常にこの二つが存在しているかどうかに神経を研ぎ澄ませるべきだ。

お客様はとても正直な存在である。
心強い味方にもなってくれれば、手厳しい批判者にもなる。
しかしそれは全て、自分自身を表す鏡の様なものなのだろう。

もし最近、仕事の成果が上がらないと感じている方がいるならば、
それは割と身近なところに問題が潜んでいるのかもしれない。
先の飲食店で感じた様な「エセ顧客思考」に陥っていないかどうか、
業務の基本を再点検してみるだけでも、事態が好転する可能性がある。
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