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努力とは自分のためか、ひとのためか

2016-12-05

やや小太りで日焼けをし、笑顔がとても素敵な60歳を過ぎたその男性は、
カメラ目線でこう言った。

「ひとを喜ばせることは誰にも負けないと思っちょる」

・・カッコよすぎる!

まさに私がこの仕事をするうえでの終着点である。

この方は、九州の小さな魚屋の店主だ。
しかし、魚の目利きのチカラは日本最高峰と言われている。

魚を届けているのは、町の居酒屋からはじまり、ミシュランの星を獲得している名店、
有名ホテルまで幅広い。

料理人の作る料理や包丁さばきのクセまで把握して、魚をオロしているというから驚きだ。
更には魚の持ち味を活かした料理の腕は有名ホテルの料理長が教えをこうほどである。

では彼が天才なのかと言ったら、決してそうではない。
とあることがきっかけで35歳の時に、とてつもなく努力をしたそうだ。

それは当時、事業が軌道に乗ってきて、周囲に一目置かれる魚屋になった彼は
友人の紹介で一流ホテルと取り引き出来るチャンスを得た。
その際、彼が一流ホテルの料理長にプレゼンした後にこう言われたらしい。

「君の魚の知識は物差しに例えると、
10センチしかない。私は1メートルを求めているんだ。
1メートルになったら、その時仕事をしよう」と。

その時、彼はひどく落ち込んだようだ。
自分の能力など、しれている。
上には上がいる。
井の中の蛙とはまさにこのことだと。

彼はその日から、港に足を運び、漁師に教えを乞い、図鑑を買い、読みあさり、
とにかく我武者羅に前に進んだ。

数年後、その一流ホテルと取り引きすることとなったが、
今でも物差しを伸ばし続けている。
またその物差しは魚の知識だけで出来ているものではなく、
「本当にひとを喜ばせたい気持ち」が多くを占めている。
ひとを本当に喜ばせたいなら、まずその人の気持ちになってみること。
そこから更に細部まで考え抜くこと。

彼の働く姿勢は我々のビジネスと通じるものがあると感じた。
常に相手の立場、目線で物を考え、相手が喜ぶことをイメージしながら
自分の出来る限りのサービスを全力で提供すること。
それを継続することで、人様に必要とされ、頼りにされ、唯一無二の存在となる。
だからこそ、

「ひとを喜ばせることは誰にも負けないと思っちょる」

と絶対の自信を持って言えるのだろう。

私もこのビジネスについては、
先程の物差しで表現するならば、恐らく1センチに達しているかどうかだろう。
これから10センチ、1メートル、10メートルにしていくためには、
人の数倍は努力しないといけないと思う。
自分のためでもあるが、最終的にはお客様を喜ばせることが目的だ。

これからも多くのことを学び、その倍のことを人に伝え、
少しでも人様に喜ばれるよう前進していきたい。
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