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脱他力本願

2015-08-03
先日、駅の構内で具合を悪そうにしている男性を見掛けた。通勤ラッシュだった
こともあり、その男性の周りを多くの人が行き交っていましたが、しばらくの間、
その男性に声を掛ける人がいませんでした。

その状況は心理学用語で言うところの、「リンゲルマン効果」に近い現象であったと考えられます。
それは集団になればなる程、誰かが何とかしてくれるだろうという
手抜きの心理が無意識のうちに働いてしまう現象のことです。
男性の周りに少人数の人しかいない場合、もしくは自分しかいない場合、
恐らく迷わずその男性に声を掛けることでしょう。
ところが、多くの人がいたことで、誰かが何とかしてくれると皆が考えた結果だったのであろう。

因みに、ドイツの心理学者である、マクシミリアン・リンゲルマンが100年以上前に
行った研究は、運動会でお馴染みの綱引きを使っての実験である。

1人で引いた時の力を100とすると
2人で引いた時の1人当たりの力は93になり
3人で引いた時の1人当たりの力は85になる
そして最終的に
8人で引いた時の1人当たりの力はなんと49まで下がるようです。

小学生時代によく運動会で頑張っていた綱引きが、自分の実力の半分も出せていなかったとは驚きです。
この現象はビジネスの現場でも日々起こっていると思います。大企業だけではなく、
成長企業においても社員が増えれば増える程、無責任な社員が増えているように感じます。
自分が動かなくても、周りの誰かが何とかしてくれるのではないか・・・と考えている
「指示待ち症候群」的な社員に悩んでいる企業も多いのでは。

社員の一人ひとりが、目的意識を持ち、自分の目標に立ち向かうことで、
他力本願の社員が存在しない、本当に意味でのプロフェッショナル集団になるのだろう。
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