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初心忘るべからず

2015-05-11
先日、知人の結婚式に呼んで頂き、参加してきました。
昔の仕事関係で出会った知人だったため、10年ぶりくらいに再会する人が多くいました。
当時の私は高校留学を企画運営する仕事をしており、
彼らの留学をサポートしたのが最初の出会いでした。
制服姿の時期を経て、その後も大学進学・就職と、友人として彼らが成長していく姿を見て来ました。
結婚式で久々に再会した友人たちは、医師になっていた人や、キャビンアテンダントになっていた人、起業した人など、様々な仕事に就いていました。

医師になった友人は、学生の頃からいつも笑顔で、他人の話しにじっくり耳を傾け、
勉強やバイト・ボランティアなどでいつも忙しそうにしていましたが、
どんな時もベストを尽くすような子でした。
その頃から医師となることを志し、目を輝かせながら夢を語っていました。
10年ぶりくらいに会った彼は、自信に満ちた素敵な男性へと成長していました。
研修医を終え、今は毎日多くの患者さんとそのご家族に向き合い、日々格闘しているようです。
その姿を誇らしく思いましたが、同時に違和感のようなものを覚えました。

それは気の置けない友人の前だったからだとは思うのですが、
仕事や環境についての不平不満が多く、他の知人の悩みごとに対しても
「そんなの~でしょ」など偉そうな発言が目立ちました。
その姿からは昔の屈託のない笑顔とまっすぐな優しさのカケラを見つけられませんでした。
「変わっちゃったなあ・・」と、とてもさみしく感じました。

彼に悪気があるわけではもちろんありません。
きっと、毎日「先生、先生」と呼ばれているうちに、
勘違いをしてしまっているか、忙しさに「本質」をうっかり忘れてしまっているのだと思います。

転職希望者の方からお話を伺う際に、何故1社目を選んだのか、
何を志したのかをお聞きすることがあります。
その方の初心を知り、本当の道(本質)を考える為に伺っています。
もし今回の医師のようにやりたいことがあって挑戦したとするなら、
その時の志を思い出して欲しいと思います。
「一人でも多くの患者さんを治して笑顔にしたい。」という志を持っていたとするならば、
偉そうに振る舞ったり、小さな悩みや不安に向き合うことができない人が、
患者さんを笑顔に出来るはずがないと思いませんか。

私も常に気をつけるようにしています。誰のための仕事なのかを考えます。
求人案件をご紹介するのは手段であって目的ではありません。
転職希望者の方が周囲から必要とされ輝いて働ける場所、
自分も家族も幸せにできるようなキャリアを作っていけるようにするためです。
その為の様々なサポートやソリューションを考えることが私の役割です。
何か物を売っている人は、売上や配荷数を増やすことは目標ではありますが、
目的ではないと思いますが、いかがでしょうか。

医師の友人に「どんな時に医者になって良かったと思うの?」と質問したところ、
「『ありがとう』と言われることが一番嬉しい」と言うのを聞き、救われた思いがしました。
初心の“カケラ”はちゃんと彼の中にありました。
多くの人たちを助け、笑顔にすることができる、彼にしか出来ないとても素敵なお仕事です。

何を意識して仕事をするかで、慣れた仕事も変わって見える、取り組み方も変わる。
初心を忘れず、芯を持って働きたいと改めて考える日になりました。
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