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内定を越えて

2013-09-06
「やりましたね、内定です!」
この言葉をお客様に伝えることをモチベーションに、日々がんばっているエージェントは多いと思う。もちろん私も同じ気持ちを持つ一人だが、一方で、内定したという事はエージェントの役割も一区切りつくことになるため、寂しさのようなものを感じる事もある。ニュアンスとしては「ご卒業される」という表現が一番近いだろうか。

人材ビジネスの中でも、紹介業というのは短期間で出会いと別れを繰り返す仕事だ。ご登録いただいてから転職されるまでは平均的に数か月ほど。早い方は数週間というケースもある。とはいえ、決してお客様との関係性が薄いわけではなく、キャリアの話をするためにかなり核心に触れるお話をしていると思う。そもそも個人情報である履歴書や職務経歴書を堂々と机に広げながら、お客様の現在、過去、未来にについて短時間(主に初回の面談)で濃密なコミュニケーションをとって次の一手を考えるには、表面上のやりとりだけでは絶対にうまくいかない。それは、お客様の重要な個人情報に触れる、という意味にとどまらずご本人の思考や苦悩にまで入り込んでいるからであり、だからこそこちらも真剣にお話をお聞きしている。おそらくこの辺に、お付き合いの長さと関係性の深さが単純に比例しない転職活動サポートならではの「濃さ」があると思っている。

転職先企業様との出会いはご縁の要素も強いが、数あるエージェントの中でコアを選んでいただくのも大きなご縁だと思っている。だからこそコアではそのご縁を大切に考え、単純に「内定=ご卒業」にならないコンサルティングを目指している。もちろん、これは転職をもう一度すすめるという意味ではなく、転職後もお互いの情報交換を行う関係性を継続していきたいという意味だ。新しい環境で活躍されている状況をお聞きしたり、少し悩まれている局面に際して内定後のサポートができる事はエージェントとして非常に重要だと考えているし、本当の意味でお客様のキャリアに向き合うことを意味する。

言うは易しだが、実はこの関係を築くのはなかなかに難しい。我々の立ち位置は、あくまでも転職を成功へ導くためのサポート役であり、それ以上のやりとりはいらないと考えるお客様も多い。そもそも転職という行為は短期間で繰り返すことを前提としたものではないので、お客様の立場からすれば「もう必要ないから」という思いになられるのも致し方ないことだと思う。つまるところ、「内定後の世界」を共有できる存在になるためには、より一層のキャリアに対する洞察や総合的な人間力が必要だということだ。難しいテーマだが、そのレベルに一歩でも近づけるように、日々、お客様とのご縁を大切に共有させていただいている。
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