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欠点

2013-04-03
職場でも、社外でも、いつの時代も、人間関係は、最も重要な事のひとつだと思う。

「自分のこんな欠点が嫌なのに、直せなくて、また人に迷惑をかけてしまった」
と自己嫌悪に陥ったことや、周囲の人のこんな点が嫌で鼻につく、
という思いをした経験は、誰にでもあるのではないのだろうか。

しかし、これは、経験上、生きづらい。
そう思っていたある日、50代半ばの方で、
キャリアの集大成を迎えられようとしている方にお会いする機会があった。

年月を経て培われた柔和な表情が魅力的で、
この方の部下になりたいと思うビジネスマンは
一人や二人ではないだろうと容易に想像できた。

冒頭のように、自分や他人の欠点が目につく、というお話をこの方にすると、
下記のようにお答えになったのが印象的だった。

「自分も若いころは、よくそう思っていました。
だから、人に厳しく、ツンツンして、近寄りがたい雰囲気だったと思います。

でもあるとき、思ったのです。自分は、人にも自分にも求めすぎなのではないか。
もし完全無欠の人がいたら、窮屈で、親しみもわかず、近寄りがたいのではないかと。

誰かに欠点があるから、周囲がそれを支える。支えられたほうは、別の形で、それを補う。
そうして、社会も組織も成立しているのではないか。

そう思うと、「欠点は人を結びつけるために存在しているのではないか」
と思うようになったのです。

すると、人に求めることも減り、自分が欠点を持っていても、負い目に感じるのではなく、
「別の形で周囲に恩返ししよう」と自然に思えて、楽になりました。」

以上の話を伺い、はっと気づかされるものがあった。

「自分の目の中の丸太はわからないのに、なぜ他人の目の中のおがくずは許せないのか」
ということわざがあるそうだが、自分は人のあら捜しばかりして、
心の乾いた人間だったと、恥ずかしく思う。

上記のように鷹揚に構えれば、周囲も自分も楽になるに違いない。

なお、先ほどの方だが、部下の欠点で、顧客に迷惑をかける点については、
周囲がはらはらするほど手荒な指導をしてでも、矯正するそうである。

それはもちろん、個人的な感情からではなく、組織人として行っていることで、
こういったけじめが、一流のビジネスマンの違いなのだと思いを新たにした。
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