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権威

2013-02-12
この頃、社会が「音を立てて」変わっていくように思える。
以前からそれを望んでいた自分としてはカタルシスさえ感じるほどである。
以前、日本人としての個の自立について触れたことがあるが、
まさに今、日本人は個を尊重しつつ和を尊ぶ世界へと入りつつある。権威、権力の、ある意味での崩壊である。

 昨今話題になってスポーツ界を始めとする暴力問題がまさにそうだ。
権力のあるものが絶対的真実を握り、下は従うことが美徳とされる。
しかし、これによってもたらされているのは権力者たちの倫理的崩壊である。
オリンピックの金メダリストだって権力を利用した暴行が許されると考えたのである。
これは柔道界の権力者が権力を持って何をしていたか、業界の構造的問題を示している。

 日本社会では、年功序列で地位は絶対的なものとされる。学歴をかざしただけでひれ伏す人だっている。
非常に盲目的で危険なことであると思う。個を個として認識していない。肩書きだけで成り立つ世界である。
間違ったことを言い続ける上司に何も言えずに従わざるを得ずに転職を考える方も多いだろう。
正しい見解を持った人の意見を取り入れれば大きく会社も変われるが、チャンスを逸している。
「お上」という言葉には、絶対的権力に対するある種の皮肉も混じえられているだろう。

 こうして精神も組織も硬直しきったのが現在の日本である。新しいものが生まれてこない。
後進国の仲間入りだ。これからは、風通しの良い企業しか生き残れなくなってくるだろう。
いかに現場やクライアントのリアルな声を汲み上げられるか。
某電力会社など、自分たちの責任で生じた事故なのに、自らは国民よりもずっとお偉いとさえ思っている。
だから、倫理的でなくても何をしてもいいと思っている。そういった企業にこそ、今後問題は勃発し続けるだろう。

我々はそれらが音を立てて変わっていくのを見守ると同時に、自らも「上」になった時にどう行動するか、自戒しなければならない。
そしてJOCに声を挙げた柔道女子選手たちのように「下」として、どんどん主張できる時期が、やっと来た。

古い構造を一掃し、次の次元の社会へと移っていくため、止まるべきでない。
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