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真髄は調和にあり

2012-07-20
度々父の話で恐縮だが、将棋が趣味の父に、囲碁の相手をしてもらった。

父は、将棋に比べると、囲碁の経験は、あまりない。
それでも、将棋同様、ハンデをつけてもらっても、また、負けてしまった。

対局後、父が、ふと感想を漏らした。

「おまえは、俺の石を攻めているとき、『攻めた結果、地合い(=陣地)を得よう』
というのではなく、本気で俺の石を取ろうとしているよなあ」

どきっとした。
囲碁をほとんど打ったことがないのに、本質を突いたことを言うのは、将棋を極めたからだと思う。

実際、二十世紀を代表する天才囲碁棋士・呉清源先生は、「囲碁の真髄は調和にあり」と考えている。

「勝負事なのに、調和? そんな甘っちょろいことを言っていていいのか?」

私は、最初そう思った。しかし、呉清源先生は言う。

「碁は調和の姿だと、私は考えます。
碁は、争いや勝負と言うよりも、調和だと思います。」

「碁の勝負は普通の勝負とちょっとちがうと、私は思います。
そこには人為的なものが少なく、ほとんど自然の現象というべきで、
自然の現象を、ただ勝負と名づけただけではないでしょうか。」

何か、悟ったような、仙人の言葉のようだ。
言い換えると、「勝負事の真髄は、譲り合いにある」と言えるかもしれない。

最近の言葉だと、Win-Winとでも言うのだろうが、ビジネスでも、自分だけ儲けようとしても、うまくいかない。
相手の立場や、相手の考え、落としどころをわかって、譲るべきところを譲り、
自分の利益を確保すべきところは確保するという、バランスの良い関係が、長続きするのだろう。
そういえば、確かに、営業の成績を上げておられるお客様は、気配りが細やかで、スマートな印象を受ける。

今度囲碁を打つ時は、自分のことだけでなく、相手とのバランスを考えて打ってみよう。
それを、仕事にも応用してみよう。そう決意した。
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