争点の違い
2012-07-05
先日、帰郷のとき、将棋が趣味の父にまた一局手合わせしてもらった。12月7日のブログで書いたことだが、以前対局後の感想戦のとき、
「おまえはここで二筋の歩を突いて負けたが、一筋に歩を垂らせば勝っていた」と言われたことがある。
今回似た局面になったので、今度は一筋に歩を垂らしてみた。
確かに、以前の対局より私が有利な形勢になった模様だ。
(私からすると)複雑な局面になり、読み切れなかったので、思いきって指してみた。
その後父の口からぼそっと出た言葉は、かすかに芽生えた私の淡い希望を、根こそぎ奪った。
「それだと君は勝てない……。」指してみると、確かに負けてしまった。
一か所をめぐって争う局面になっていたのだが、
先手と後手の戦力差を数えてみると、私は違う箇所で争わないといけなかった。
違う場所を争点にしていれば、勝てたようなのだ。
今回の教訓は、事前に読み切れる場合は、見切り発車で進めてはならないということ。
争点の違いによって、勝敗が決まりうること。
仕事にも生かせるので勉強にはなるが、駒落ちでも父に勝てるのは、相当先のことになりそうだ。
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