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自分を知るためのツール

2023-08-14
最近、若い人たちの中で流行っている事の一つに、
MBTIという性格診断がある。
先日、娘から「若い人の中で今流行ってる」と教えられて、
私も面白そうだと思い診断をしてみた。

このMBTI、心理学者ユングの分析心理学を元に、
とある親子が作成した性格診断らしく、
2021年頃にはお隣の韓国で既に流行っていたが、
当時日韓関係があまり良くなかったため、
日本ではなかなか浸透していなかったらしい。

韓国では国民全員と言っていいほど浸透しており、
タレントのプロフィールにも、この性格診断結果の
タイプを記すというのが一般的だそうだ。

もともと、第二次世界大戦時に男性が戦力として
徴兵された影響もあり、女性が働きに出る際に
自分に適した職業を見つけるために作られたといわれている。

現在は、世界で多くの企業がMBTIを取り入れており、
人事採用などに役立てている。
「自身の性格傾向を知りたい!」という人や、
占い・心理テストが好きな人など、
世界的に多くの一般の方は、MBTI診断をカジュアルに楽しんでいるようだ。

ちなみに、結果として出てくる職業は全部で16種類あり、

【分析家】
建築家、倫理学者、指揮官、討論者、
【外交官】
提案者、仲介者、主人公、運動家
【番人】
管理者、擁護者、幹部、領事
【探検家】
巨匠、冒険家、起業家、エンターテイナー
と、4つのカテゴリーに分けられ、更に4つの人物像に分類される。

診断結果をSNSにアップしたり、有名人の結果と比較てみたりと、
楽しみ方は人それぞれのようだが、
やはり、人という生き物は、承認欲求が強く、
「あなたという人間はこういう人物像です」
と、客観的に判断してもらうこと、そしてその結果を
人目にさらす事で自分を認めてもらいたい気持ちを
抑えられない生き物なのだと感じる。

転職市場においても面接とは別にSPIなどの、
適性検査の受検が義務付けられている企業が多くある。
大きく分けて、能力検査と、性格検査という事になるが、
これらの検査の結果が悪いから即不採用、というケースは
実はそこまで多くない。

どちらかと言うと、入社後にその会社との相性を調べたり、
ネガティブチェック(業務上、何かマイナスに働く心配な要素がないか)
を調べるための検査となっており、一つの傾向を知るためのものだ。

もちろん、適性検査をとても重視する企業もあるので、
仮に転職をお考えで、「適性検査」に不安を感じる方がいれば、
一度キャリアアドバイザーに相談頂くのをお勧めする。
その不安を解消する情報提供ができると思う。

しかし、自分の意思で診断した結果は喜んで人目にさらすのに
第三者の意思で「貴方の適性を検査します」と言われると、
不安に思うというのは、つくづく人間らしいと感じる。

まだ、MBTIに触れたことがない方は一度お試しいただくとよい。
一つのきっかけとして、周りから自分がどのように見られているのか
客観的に見つめなおすいい機会になるかもしれない。

参考(MBTI):https://www.16personalities.com/ja
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魔王の顔をした天使

2023-08-04
月曜日の22:00から「転職の魔王様」という、
人材紹介会社の仕事を題材にしたドラマが放送されている。
漫画が原作なので実態と異なる部分も多いが、
転職エージェントへの世間からのイメージを
敢えて極端に描いていると感じるシーンもあり、
自分達の見られ方を客観的に知る良い機会となっている。
そして、業界の実態とは別の視点で、
人を想うということについて印象に残ったシーンがある。

(※以降ネタバレ含みます)
小芝風花さん演じる主人公はキャリアアドバイザー見習いとして働き始め、
成田凌さん演じる「魔王様」が教育係となる。
彼女の初仕事として、大学卒業以降派遣社員として働いていた
正社員勤務を希望する女性登録者を担当することになった。
限られた選択肢の中から何とか希望を叶える為に、
寝る時間を惜しんで求人を探し出し「魔王様」に提出した。
ところが、求人案件を見るなり『やり直し。』と冷たく言い放たれてしまう。
今持っている限りの知識で考えたのを分かったうえである。

そこには、働くこと、生きていく事において主人公に何が不足しているのかを
自分で気づいてもらう事が最も本人の為になるという信念が存在しており、
「魔王様」なりの優しさと相手を想う気持ちが凝縮された対応だった。

中途半端に労えば、寝る間を惜しんで仕事をする事が正義である様な感覚が強化され、
主人公が抱える根本的な課題克服(前職を辞めた事ともつながる)には至らず、
いつまでたっても質の高い仕事、自分らしい人生を送れないのが明らかだった。
だからこそ、嫌われ役を買って本当の意味で相手のためになる発言を選び、
強烈なショックを与える事で、自分で間違いに気づかせる様に向けたのだろう。

皆様の中にも、厳しい上司の下で働いた時に、
自分なりに精一杯努力したにもかかわらず、
気が滅入るようなフィードバックを受けた方もいらっしゃるかもしれない。

もちろん、単なるはけ口として部下に嫌味を言う人も少なからずいるので、
その時は、自分が上に立った時の反面教師になったと思うようにしたい。
しかし、大事なことは「魔王」ほど極端ではないにしても、
本当に自分の事を思ってくれての言葉の可能性もあるという事だ。
『何でここまで言われなければいけないのか?』と感じることも、
その裏には『君はもっとやれるはずだ!こんなもんじゃないだろう!?』という期待と、
必ず応えてくれるはずという信頼感が土台にあっての事かもしれない。

実際に、私も新人の頃に厳しくご指導いただいたことが現在に活きており、
その時は分からなくても後になって感謝した体験を何度もしてきた。

年を重ねる毎に、至らない点をご指摘いただき、成長の機会を得られることが少なくなる。
耳触りが良いことだけでなく、何でもストレートに言って下さる方との繋がりこそを大切にしていきたい。
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