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思考の蓄積はAIに勝る

2023-06-30
Chat GPTがリリースされてから、AIの活用事例や、
賛否を問うようなニュースを目にする機会が増えている。

6月28日(木曜日)の日本経済新聞に、
「AIを搭載した初の政府顧問」として、
ルーマニアで行政に活用された取組みが紹介されていた。
SNSなどに投稿されている国民からの要望を自動で拾い上げ、
政府に報告することで民意を可視化するものだ。

AIの利点の一つに、人が介すると途方もない時間を要するデータ解析を
瞬時に行い、膨大な情報の中から、問題点や最適解を示唆できることがあり、
ビジネスシーンでの生産性や正確性の向上に寄与している。

しかし、膨大な情報を解析して導き出したもの=公平で最も正確性がある
ということにはならない。

作られた文章が意図的に情報操作された可能性もあれば、
システムの不具合等で誤った情報が発信されることもあり、
生成AIの不具合の事例も報告された事例もある。

仕事をする以上、AIの活用に関わらず、情報に振り回されず、
活用する側になりたいと思うところだが、
それは日々のインプット・アウトプットの思考習慣で決まるだろう。

例えば、朝のニュースを誰かにアウトプットする場合、
信頼できる情報源であろうと、一度立ち止まり、
身近な事例に当てはめて思考したり、敢えて反対意見の立場になってみる。
そして、メディアだけでなく、可能であれば、実物を見て確かめて、
思考にズレが無かったか検証する機会を設けるなど、
日常生活の積み重ねで、情報を上手く活用できる側になることはできる。

我々の仕事においても、ご紹介企業の魅力を候補者様にお伝えする際は、
可視化できるスキルだけでなく、採用背景や職場環境といった
見えないものを引き出し、真の魅力を伝えられるよう精進しなくてはならないと考えた。
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修造チャレンジ

2023-06-23
同僚の机の上に松岡修造氏監修の日めくりカレンダーが置いてある。
かなり昔のものだが、書かれているメッセージは想像通りで
「目指せ自分チャンピオン!」など熱さ溢れる仕上がりになっている。
ファンじゃないのについつい眺めてしまう不思議な魅力がある。

先日新聞にアメリカの会社がまとめた「職場環境調査」の記事があり、
それによると日本は対象国145か国で最下位、
仕事への熱意や職場への愛着がある社員は全体の「5%」との事だった。
鵜呑みにするわけではないが、20人に1人しか「この仕事が好き」だと
思っている人がいないならば、何とも寂しい結果だと率直に思う。

仕事柄、様々な業界、年齢、職種の方とお話をする機会が多いのだが、
その中で必ずお聞きするのが転職理由だ。これもまた理由は様々だが、
多いのは人間関係や会社の評価、経営の方向性等になるだろう。
妥当性がある様に感じられるのだが、少し掘り下げて話をお聞きすると
「うーん、言うほど悪い会社ではないな…」という見方に変わるケースも多い。
そういう場合、ご本人の「不満」に対しての向き合い方や取り組み方に
あまり主体性が無かったり、自分本位である点が共通していると思う。

耳が痛い話だが、良くない事が起こった原因を他責にしたり、
「自分は不運」だと決めつけてしまう思考により、
柔軟性を失い、視野が狭くなってしまうというのはよくあること。
仕事を「やりたい事」「できる事」「やるべき事」の3つに分けて考えると、
「やるべき事」を避けて通りたい時や、「やりたい事」がやらせてもらえない時に
転職を考える人が多いのだと思うが、仮にフリーランスだったとしても、
本当に自分のやりたい仕事だけを選べる人は一握りだろうし、
寧ろ会社という場所にいて守られているからこそ、
やりたい事が出来る機会に恵まれるという側面もあるだろう。

現実はシビアであり、「やりたい事」が完璧に「できる」だけのスキルを持ち、
それが会社にとって「やるべき事」として認識されて、初めて高い評価を得る。
となれば、他者から必要とされる一番の近道は「やるべき事」から逆算して
「できる事」を増やしていく事と言えるし、そもそもそれによって
自分の「やりたい事」が変わっていく可能性だってあり得る。

自分が好きな事をやるのが「趣味」、他者に価値を提供するのが「仕事」だとよく言われる。
どこまで行っても自分の仕事の価値を決めるのは他者であるとすれば、
自然に熱が発生する「やりたい軸」よりも、他者から求められる事に思いきり熱を注入した方が
結果として自分のやりたい事に近づける気がする。そして、その熱量は他者にも伝播し、
会社や仕事に熱量を持つ人がさらに生み出されることで、
自分が理想とする職場環境にも近づくのではないか。

最後に、修造氏の日めくりカレンダーからの一節を皆様にお送りしたい。
「君の脳はNOなんて言ってない!」
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オーバーワーク

2023-06-20
近年、日本の職場は「ホワイト化!?」が進んでいる。
「働き方改革関連法案」「パワハラ防止法」などの法律が施行された。
さらには、コロナ禍でテレワークが拡大したことによって、数十年前にくらべると
ビジネスマンにとっての就業環境はずいぶんと改善されたと言われている。

しかし、多くの方のホワイト化の半面、その反動で負荷が多くなっている人がいるとも聞く。
というのは、経営サイドは働きやすさという環境を与える代わりに、見合った成果を求めるからだ。
その結果、会社が知り得ない「隠れオーバーワーク」に悩む人も多い。
オーバーワークに悩んでいる人の多くは、能力の差はあったとしても
会社からの期待に応えたいという想いは強いように思われる。
そして、がむしゃらに成果を追い求めた結果、勤務時間内に終える自身のキャパシティを越えて、
深夜や休日に仕事をし続けるというループから抜け出すことができなくなっている。
会社の期待に応えるのは当然のことだが、自身への過度な負担は自滅の一途をたどる。

一方で、マイペースで仕事に取り組む人もいる。
一定のペースで仕事をこなすので、突発的な対応等が増えるとその分の時間が
どんどん加算されていく。自身の作業ペースが基準になっており、
予定していた仕事以外のものが増えれば増える程、時間が経過し、
仕事をした気になっている。悲劇のヒーロー、ヒロインパターンという見方もできる。
更には、見えないところで誰かがフォローをすることになり、周りのメンバーへの業務負荷にも
影響を及ぼしている可能性が高い。

自身の能力や理想の状態を考えることなく、相手の期待に応えることに集中し過ぎることや、
マイペースで働く人の存在は自分にのみならず、他の人の体力消耗を招く事につながる。
オーバーワークから抜け出すためには、自分の力量を把握し、そのベンチマークと
日々戦っていくことが大事だ。
同じような仕事を1分、1秒でもリードタイムを縮めることで自分自身がアップデートされていく。

翻って、自分自身をジャッジすると悲劇のマイペース人材の傾向があるかもしれない。
まだまだ処理能力、判断するスピードが遅く、周囲のメンバーに助けてもらって成立しているからだ。
自分の理想の状態をより具体的に思い描き、取り組むべきタスクやマネジメント方法を見直すことで、
独りよがりのオーバーワークから脱したいと思う。
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英語を話すために必要なこと

2023-06-09
最近ではリスキリングが注目されていることもあって、
英語力を身につけることを目標にされている方も多いだろう。

Googleで「英語を話すために必要なこと」と検索にかけると、
英会話教室のホームページがずらずらっと並び、
相手に伝わる英語を話すために正確に発音すること、目標を持ち継続することなど
英語を勉強するために効率が良い方法について記載されているものが多かった。

これは私自身の経験なので、異なる意見もおありだと思うが、
英語を話すために必要なのは、「度胸」「教養(基本の知識)」
そして、「自ら考え自らの意見を持つこと」だと思う。

私は、高校を卒業してすぐに留学させてもらったため、
あまりにも世の中のことについて知らなすぎたように思う。
最初に通った語学学校では、世界中の人たちが集まっていたが、
どこの国とどの国は歴史的背景から仲が良くないようなことは全く分かっていなかったし、
物事の道理すらよくわからず、「そんなものなんだ」で済ませてきた。

何も知らなかったからこそ、柔軟に吸収できた面もあったと思うが、
いざ授業で討論したり、世界の異なる文化圏の人たちとある出来事についてディスカッションしたときも、
何を話したらいいか分からなかった。
意見がないのは存在しないのと同じように思われる環境なので、
「おとなしい」というレッテルが貼られる。

人によっては、ただ単に恥ずかしい、単語が出てこない、という人もいるかもしれないが、
当時の私は悩んだ末に、伝えたい考えや意見がないから話せないという結論に達し、
それからは、正解を答えようとするのではなく、自分の頭で考えて、
その考えを口にしてみるようにした。

母国語ではない英語だから話せないのかというと、
これは日本語であっても同じことなのではないだろうか。

ビジネスの市場はよりグローバルなものになっていき、
グローバル社会の中では、英語であろうとなかろうと関係ない。
偉い人がそう言っているからと長いものに巻かれるのではなく、
自分自身に語るべき「考え」があるかどうかということが大事だと思う。
そのためには、常に考える習慣が必要で、ChatGPTに答えを聞いている場合じゃない。

もともと日本人には、自分ではなく、相手を中心としたコミュニケーションとなる
「慮る」「行間を読む」「空気を読む」など類い希な能力が備わっている。
その能力を適切に活かし、自らの考えや理論を伝えられたら最強だ。

英語を話すためには、もちろん単語を多く知っていた方が話に深みがでるし、
基本知識である読む・書く・話すスキルがないとコミュニケーション以前の問題となるが、
ここで伝えたいことは、英語の能力以上に、
話している内容そのもの、話している人そのものに、人は惹かれるものであり、
だからこそ、堂々と自ら考えや意見をぶつけていけることが大切なのだということだ。

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ダジャレ

2023-06-02
「布団が吹っ飛んだ」「いくらはいくら?」「帽子が飛ばされハットする」などなど、
昭和生まれの人達はよく耳にしていた「ダジャレ」。
当時は、お笑い芸人がテレビでネタとして使っていたり、
学校では友達同士で言い合っていたり、
子供から大人まで幅広く浸透していた「ダジャレ」ですが、
いつしか「オヤジギャグ」と呼ばれて、若者は使わなくなり、
年配者も「オヤジギャク」と言われると恥ずかしいという思いが先行し、
今では絶滅危惧種のような扱いになってしまいました。

そもそも、「ダジャレ」の語源は、日本の貴族や華族のたしなみである
「洒落」の中でも、その程度の低いもの。ということで、
駄目な洒落→「駄洒落」と言われるようになったという説があります。
「洒落」は、貴族や華族の嗜みとして必須の教養のようなもので、
その昔は、和歌を詠む時に多用される掛詞(かけことば)に似たものでした。
同音異義語を、瞬時に組み合わせ、
元々意味のない2語で面白い短文を作り上げる(少なくとも本人は)。
まさに「かけことば」の世界観と同じです。
きっとこれがヘタであると、当時の恋は実らなかったのかもしれません。

今このブログを読んでいただいている皆様の中で、
最近、「ダジャレ」を口に出して言った事がある方はいらっしゃいますか?
本当は言いたくても、恥ずかしくて言えない、そんな皆様に朗報です!

実は、近頃この「ダジャレ」がひっそりと世間の注目を浴びているそうです。
「日本だじゃれ活用協会」という組織があり、世間の風当たりにめげることなく、
月に1回イベントを開き、だじゃれの文化浸透を図っているそうです。

具体的な活動としては、老若男女でいくつかグループを作り、
制限時間内により多くのだじゃれを言ったチームが勝ちです。
万が一(MANが1)男性一人でも安心してください。
好きなだけ、だじゃれを言ってもハラスメントになりません。
初心者は、最初は恥ずかしがったりダジャレが出てこなかったりしますが、
回を重ねるうちに、先ほどまで他人だった人達と一生懸命ダジャレを作り発表したりしています。

例えば「ネコ」に関連した言葉を連想して書き出します
「にゃんこ・キャット・ねっこ・にゃおん・ねころぶ・ねこんだ・ニャオス」などなど、
どうですか?もう既に頭の中に浮かんできていませんか?
これらを繰り返して行う事で、はじめは全くダジャレが言えなかった人達が、
「ネコ」からの派生言葉を楽しめるようになっているそうです。
頭の体操にもすごく良いとのことです。

ダジャレをビジネスシーンに取り入れている強者は少ないと思いますが
目の前の方を観察する時に、実は結構使えるのではないかと思っています。
私自身は、だじゃれが好き、というか自然に口から出てきてしまうのですが、
実はこの時は、周囲からの大爆笑を狙っているのではなく、
「これを言ったら、一人は冷めた目で、他の人がクスッと、
そして年長者の顧問のおじ様がツッコミ入れてくるかな?」
という予測を立てながら、その言葉を発している冷静な自分がいます。

そして、ダジャレを言ったあとの、空気感を楽しみ、
そこで一言「シーンとしちゃいましたね?」と俯瞰してみたりします。
怖くて若者の席は見ないようにしている自分もいます。
この空気感に耐え得る自分は精神的に強くなったと思います。
これはダジャレを極めた人にしか手に出来ない奥義なのかも知れません。

これからの日常においては、仕事もAI任せになってしまう時代がすぐそこまで迫ってきています。
今、スマホの「Siri」に、『ダジャレを言って』と言ったところ、「タンスがあったんすか?」
などと答えてくれました。まだAIの世界にもダジャレの市民権はあります。
ただ、スマホから出たその回答はためらいも恥じらいもなく、淡々としていました。
これは味気ないなぁと思います。人が言葉を発するからこそ温かみがあるだと思います。

ここ数年間の、コロナウイルスの流行で、人と人との間に、ソーシャルディスタンスが生まれ、
ただでさえ、コミュニケーションもノミニュケーションも減ってきている世の中です。
このまま人と人との距離が埋まらなければ、今後私たちの生活はどうなってしまうのでしょうか。

朝から1日中パソコンに向かい仕事をし、隣の人の服の色がいつも緑なのに赤に変わっていても、
昨日、美容院に行って髪を切ったことにも気がつかず、一言も会話をしないまま、
一日が過ぎていたなんてことありませんか?
中間管理職の方々は、部下とどう接していいかわからない、何か強めに言ったらハラスメントと呼ばれ、
何もしないと上司からは管理不足と言われてしまう、どうしたら良いのか、と悩んでいませんか?

せめてダジャレのひとつやふたつ言い合って、明るい時間を作ってみてはいかがでしょうか?
顔と顔を合わせ、表情を読み取り、何を考えているのか、どんな反応をするのか!?

さあ、マスクをはずして、マッスグ前を向いて言ってみましょう。
「ダジャレで人々を救ってくだしゃれ」
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