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サービスの価値を決めるもの

2022-01-28
世の中にサービスや物、それに付随する情報が溢れる中、
新たな発信や商品を提供している人は、如何に認知してもらえるようにするか?
また、どうすれば魅力的に映るのかに頭を抱える日々が続く。
確かに、どんなに良いサービスも、まずは知ってもらうことから始まる。

一方、忘れてはいけないのは、『サービスの価値はあくまで利用者が決めるものであり、
見せ方に囚われすぎると、本質を見失うということがある。』ということ。
それを、学生時代の友人から教わった。

その友人は、調理の専門学校を卒業後、都内のイタリアンレストランに就職し、
本場イタリアでも修行を積んだ後、地元に戻り、自分で店を開いた。
非常に盛況でいつも賑わっており、一度も赤字を出したことが無いそうだ。
ふと思い立って食べに行こうとしても、満席で入れないこともしばしあった。

コロナが流行り、2020年に最初の緊急事態宣言が発令されてから、現在に至るまで、
大変な状況に変わりは無いが、国や地方自治体の制限を守りつつも、
多くのお客様に支えられ、開店以来の蓄えで健全な経営をしている。

何故上手くいっているのかを知りたくなり、お客様とのやり取りを注意深く見てみた。
すると、会計時に幾度となく常連と思われる方からの激励の言葉をもらっていた。
お店を心配し、彼の為にまた食べに行こうとしてくれているお客様(ファン)が
たくさんいたのだ。

私が最後の客となった時、彼はポツリと言った。
「昔からの常連さんでも、いつ離れてしまうか分からないし。
だから、今が順調だからこのままでいいとは絶対に思わないようにしているんだ。」

その言葉通り、人気の定番メニューでも、日替わりで具材を変えるなど、常連さんが
飽きないようにすることであったり、満席で厨房を回すのに手一杯でも、常に客席を見渡し、
空いた食器をすぐ下げて食後のコーヒーを提供する。
当然、店内は常に清潔な状態を保っていて、ゴミが落ちているのを見たことが無い。
挙げればキリが無いほど、基本的なことを、一切妥協せずに徹底していた。

友人ながら、本当に頭が上がらない。

開店当初からのお客様が知人に紹介し、その輪が広がり今に至ることを容易に想像できた。
大々的なプロモーションをしなくても、口コミで街の人気店になっていたのである。

新しい年を迎えたと思ったら、いつの間にか1月の終盤に差し掛かっている。
友人を見習い、自己努力でやれる事をやり切れているか振り返りを行おうと思う。
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やれることの余地

2022-01-21
初めての緊急事態宣言が発令されて、もう2年近くになる。
この2年ほどで世の中が大きく変わった。

変化の一つとして、新しいサービスが身近なところで表れたのを感じた人も多いだろう。
例えば、飲食店が積極的に弁当を売り出すようになった。
外食の機会が減ったことでの売上減を補う動きだ。
手ごろな価格帯の店だけでなく、高級店も弁当を販売している。

鉄道会社では、駅でテレワークの空間を提供する会社もある。
通勤客が減り、旅行の需要も減る中で、大幅な売上減を補うために、
まだ活用できていない資産や売上機会を活かす動きだ。

外部環境のせいで売上が減るのは事実だし、
今まで出来ていたことを出来なくなったと言うのは簡単だ。
しかしそれでは何も生まれない。
まだやれていないことはないだろうか?
持っているリソースで、活かせていないものはないだろうか?
知恵を振り絞ると、新しい視点で物事を眺めて見ると、
まだ見えてこなかったものが見えてくることがある。

転職活動をしていて、書類選考が通らないという話をよく聞く。
事業環境が悪化し、人的にも時間的にも企業が採用にかけられるコストが減る中、
書類選考もますます厳しくなる。

そこで、転職を希望される方がすぐ出来て、かつ効果の大きい方法がある。
職務経歴書のブラッシュアップだ。

仕事に自信のある人ほど、業務内容や実績・成果を淡々と書いたものであることが多い。
それを削る必要は全くないが、例えば実績や成果に至る過程でどのような困難があり、
それをどのように乗り越えたか、といったストーリーや、
そもそもどのような考えやこだわりを持って仕事に取り組んできたかという想いの部分を、
思いのほか、読み手は求めているものだ。

売り込みたいポイントが多い場合、まとめ方にもコツがある。
職務経歴書をブラッシュアップしたら、驚くほど書類選考が通るようになったと仰る方も多い。
現状の転職活動に少し難しさを感じている人がいたら、ぜひ、試してみてほしい。
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学歴フィルター

2022-01-16
少し前に、ある就活サイトが学生向けに送ったメールで、
「学歴フィルターで学生を選別しているのか?」と炎上する騒ぎがあった。
実際の所、このケースはよくわからないが、
自分が新卒だった時代と世の中は大して変わっておらず、
今もしっかりと学歴フィルターは存在していると思う。
今回は誤送信も重なったので炎上してしまったが、
本気で平等に選考されていると思っていた人は少ないはずだ。

応募が多い企業からすれば学歴フィルターはとても使いやすいし、
妥当性と信頼性がある分、上層部も納得させやすい。
また、選ばれる側からしても、それなりに上位校に入ってしまえば
色々な下駄をはかせてもらえることが多いのでメリットは多い。
最近は「有名大学に入る意味ってなんなの?」と問う向きもあるが、
大学全入時代になると上位校は入学者数の制限をして狭き門となり、
実際には今より付加価値が高まる可能性すらあるらしい。

結局、これからも学歴フィルターは根強く生き残りそうではあるが、
転職の現場にいると、以前よりもその威力は弱まりつつあることも実感している。
一つには、年功序列や終身雇用が崩れた事で流動性が高まっている点がある。
そうなると、ムラ社会の派閥的関係性で評価される機会が減り、
機能を重視した実用性・即効性が強く問われる組織になる。
その局面で学歴は大した役に立たないのは目に見えているし、
今後はその流れが加速化すると感じている。
もちろん、新たなジャッジの場面も増えるわけだから、
入口の段階においては学歴フィルターは活躍するだろう。
一方で、「〇〇大学出ているのにその程度?」という風に、
むしろシビアに見限られる材料になるかもしれない。
今の世の中はすべからく、消費期限が早いのだ。

ひと昔前に流行ったMBA取得など、世の中には信用を得るために
わかりやすい指標が色々とある。学歴も含めて、自分をアピールすること、
興味を持ってもらうきっかけとして使う分には良いと思うのだが、
ただ見てくれ追求だけで終わると、「映え」を気にして写真をアップするだけの
虚しい行為に人生を費やすことになってしまう。

自分の学歴を嘆いたり、よくわからない資格取得に時間とお金を費やすくらいなら
まずは職務経歴書を見直す事で人生が好転する人が多いと断言できる。
これはコスパが極めて高く、おすすめの手段なのでぜひ試してほしい。
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駅伝

2022-01-08
今年の年末年始は昨年に比べ、
帰省する方も多く交通機関の混雑に巻き込まれた人も
多かったのではないだろうか。
私は帰省を諦め、家でゆっくり正月気分を味わう事に決めていたので、
なるべく外出せずにのんびりと、テレビでスポーツ観戦などをして過ごした。

箱根駅伝では、青山学院大学が大会新記録で優勝した。
監督の力もそうだが、自ら考えて行動する選手たちの強さが大きかったのだろう。
陸上競技は身体的な技術を競う競技ほど派手ではないが、それでもこれほど人を
引きつけるのは、選手が限界に挑む姿が人を感動させるからであろう。

駅伝というのは、団体競技に分類されると思うが、個人競技?のようでもある。
選手たちは団体戦という意識を持って走り、チームの為に努力していると思うが、
それぞれの区間でのライバルとのしのぎ合いで生まれる記録は個々の選手のものとなる。

各選手が責任感を持って最善を尽くすからこそ、最終的にはチームとしての
順位が決まる。逆に、一人でも棄権したら結果が出せない事につながる。
これは、ビジネスにも言えることではないだろうか。

例えば、自分が選手だとして、
前の走者は良い順位で現れるはずだ、という成功イメージと
無事にタスキを持って現れるだろうか?体調不良でリタイアしていないだろうかと
心配になる失敗のイメージでは、自らの精神状態や走りも変わってくるだろう。

心理的な安全性が保たれているチームや、選手一人一人が当事者意識を持っている
チームは強い。結果的に、余計な心配をすることなく、自分の持ち場に全力で
ぶつかれるからだ。その上で自ら考え、自らの足で前へ前へと向かっていく。

結局のところ、組織は、絶対的な心理的安全性の下で一人ひとりが自分のベストを尽くし、
当事者意識を持って他のメンバーと関わり合うからこそ、発揮出来る強さがある。
スポーツもビジネスもしくみは一緒だ。
自分に与えられた区間(業務)で限界に挑みタスキをつなぎたい。
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