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引き受ける

2021-08-27
東京オリンピックが終わり、パラリンピックが開催された。

コロナ禍の厳しい環境下、、オリンピック開催に反対する意見が多かった。
連日、開催に反対する有識者や著名人の意見をマスコミで見かけた。
これを見ながら思ったのは、
「開催を中止にしたら、報道はどうなっていたのだろうか」ということだ。

きっと、オリンピック開催を支持する声があふれたに違いない。
世界中に、選手を始め、関係者が多数いて、その人達を支える家族がいる。
選ばれた選手の陰に、選ばれなかった多くの選手がいる。
その両方とも、オリンピックに向けて何年も努力している。
膨大な費用を投資したスポンサー企業もいる。
そういった人達のことを考えると、とても中止にはできない。
無観客にして、感染対策を徹底して開催すればよいではないか。

……こんな論調になるだろうか。

開催した方が良かったとか、中止した方が良かったとか言いたいわけではない。
要は、何をやっても批判が出るということだ。
開催を支持する立場にも、中止を支持する立場にも、それぞれの言い分がある。

こういう苦境で政権を担う人には、逆風が吹き荒れる。
政治は何をやっても批判が出るが、その傾向が加速するからだ。
日本の話ではないが、国家間で戦争をしていて、
負ける時期に首相や大統領に就任した人は、敗戦とともに辞任することが多い。
それでも誰かがやらなくてはならない。それでも責務を全うしなくてはならない。

経営でも同じことが言える。
経営状況が厳しい時期に経営者に就任した人は、
数期務めて結果が出せなければ、他の人に交代することが多い。
上場企業など、外部からの目が厳しい会社ほどそうだ。
その会社に過去からの負の遺産があるとか、外部環境が悪いとか、
その経営者のせいでないことも多々あると思うが、どうしても責任を取ることになる。

私たちの仕事はどうだろうか。
例えば、コロナで顧客が減少した。需要が減少した。
対面で商談ができず、コミュニケーションが取りにくい。

このように、外部環境の厳しさはいくらでも挙げられるが、
これを言ったところで、状況が変わるわけではない。
こういった状況に真摯に向き合い、対策を考え抜き、実行する。
試行錯誤して、うまく行かなかったら修正する。結果が出るまでやりきる。
それが、仕事に対して責任を持つ姿勢と言えるのではないだろうか。

言うのは簡単だが、やりきるのは難しい。
しかし、このように物事を引き受ける覚悟がある人の周りに、人は集まる。
カタカナを使うと、仕事に対してオーナーシップを持っているというのだろうか。

週末にじっくり時間を取って、こういった観点で
仕事への向き合い方を振り返ってみるのも意味があるのではないだろうか?
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背中の値打ち

2021-08-20
「〇〇さんって、若いのにほんとに周囲をよく見られてますよね?」
「いやー、親が商売してたんで小さい頃からの癖ですかね」

面談をしていると、上記の様なやり取りが結構ある。
そういう方の持つ感覚の広さ・大きさに私は感心してしまうのだが、
やはり経営者が持つ「親の背中」の値打ちというのは、
一般家庭のそれより重いという事だろうか。

例えば、小売店とか直接お客様が来るような商売だと、
子供の頃から物を運ぶ手伝いをする、生活リズムがお店中心になるなど、
否応なしに「お客様が大事思考」の感覚に巻き込まれる。
また、来店商売でなくとも自営業ならではのお金・時間・人間に
対しての距離感やシビアさなどは、仕事の中身はわからなくても
子供への影響力は非常に強いと想定される。
もちろん、子供心に反発の感情が芽生える側面もあるだろうが、
「子供だけどお子様扱いはしない(できない)」という親の接し方によって、
精神的な成長速度も速くなり、結果的に自立を促すことになるのだろう。
(裕福がゆえに堕落するという負の影響も忘れてはいけないが)。
要は、強制的に「親の背中」を介して社会と接点を持つ事になるので、
一般の家庭よりデビュー戦が早いというのが大きなメリットなのだろう。

じゃあ、サラリーマンの家庭はこれからも不利なのかと言えば
そんなことはなく、最近は大きく変わってきているのではないかと思う。
例えば、テレワークの浸透で仕事を見せられる機会はすごく増えたし、
何より、現在のサラリーマンの就業環境の不安定さは働く意識という意味では
かなりプラスの効果があると思うからだ。

究極的に、自営とサラリーマンの違いを生み出すのは、
自分事か他人事かの「意識の違い」と表現できるだろう。
しかし、終身雇用はとっくに崩れ人員削減待ったなしの世の中で、
他人事を貫き通せるサラリーマンがどれだけいるだろうか。
今は数字や影響力の大小はあれど「会社ごと=自分ごと」の時代であり、
当事者意識の低い仕事(人)というのはどんどん淘汰されていく。
そうなると、自営と同様「失敗したら終わり」という覚悟が不可欠になるので、
家庭での自分の言動にもその思考が自然とにじみ出てくる可能性が高い。
「サラリーマンならではのシビアさ、意識の高さを存分に見せてやるからな!」
くらいの意識を持って仕事をすれば、十分に影響力のある背中を見せられるはずだ。

付け加えて、負けた時(失敗)の背中を見せるのも大事だと思う。
失敗してもへこたれない、精神的レジリエンスを身に着けてもらう意味でも、
必死に踏ん張る親の姿を見れば、そこから感じ取れることはたくさんあるはずだ。
その局面に自営か雇われかの線引きなど、もはや意味を成さないだろうし、
子供のみならず、部下や後輩に対しての影響力についても同じと言えるだろう。

「背中の値打ち」は職業や立場だけで決まるものではないと心得たい。
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東京オリンピックPART2

2021-08-06
オリンピックで多くの日本人選手が活躍している。
ホームグラウンドでの開催とはいえ、ここまでの活躍は予想していなかった。

なぜ、私たちはスポーツに感動するのだろう?
アスリートがオリンピックへの出場、入賞、メダル獲得という目標に向かって、
様々なものを犠牲にしながら努力する。結果として、勝つこともあれば負けることもある。
時には世界ランキング上位の選手が予選で敗退することもある。
いずれにしても、全身全霊を尽くした結果がその一瞬にある。

多くの選手が勝っても負けても、関係者や応援者に感謝のコメントを
しているシーンを目にする。そのようなひたむきさ、爽やかさに対し、
心を打たれるのではないだろうか。

自分もある競技に長く打ち込んでいた時期があったが、
厳しく自分を律するような努力は出来てなかった。
その分、活躍するアスリートに憧れのようなものを重ねてしまうのかもしれない。

ビジネスでも自己管理が基本だが、世の中の失敗例を見てみると、
基本的なことが出来ていないことが原因となっているものが非常に多い。
目標設定、SWOT分析、顧客分析、環境、背景の把握の上で、
どのように職務を遂行するかを考える。自分で言ったことは実行する。
厳しい状況になっても言い訳せず、できるまでやり続ける。
言うのは実に簡単だ。でも実際にやり切れる人は少ないのが現状だ。
結局、スポーツと同じで人に勝つかどうかより、自分に勝てるかではないだろうか。

今回のオリンピックでは、サーフィンやスケートボードといった新種目でも、
日本人選手の活躍が目立った。さすがに体格差があって勝てないスポーツもあるが、
種目によっては世界各国の強者とも十分戦えている。
今回のオリンピックはそんな日本人の可能性を感じたオリンピックでもあった。
ポジティブなメッセージをもらった分、私も、自分との戦いを意識しながら、
日々の業務に取り組んでいきたい。
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