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自ら場面を作り出す

2021-04-30
大半の人は、世の中で起きている事が偶然・偶発的に起こっていると捉え、
あまり疑う事なく、政治・経済・会社(組織)の変化を受け入れて生活をしている。
こうしている間に、また多くの事実が作り上げられ、しっかりとした振り返りが
なされないままに世の中が作り上げられているように感じる。

実際のビジネスシーンにおいても突発的(偶然と認識されている)に
判断を問われる場面に遭遇した際に「いきなりで対応できなかった」というような
意見や見方をする事が多いが、しかし、これは厳密にいうと勘違いかもしれない。
過去の経験を振り返ってみると、直接的な因果関係はなくとも
何かしら、対応のヒントとなるような類似した案件があったのではないだろうか。
対応力がある人(咄嗟の場面でも質の高いアクションができる人)たちとの違いはまさにそれで、
体験したことがなくとも類似案件から起こりそうなことを仮定していたか、していないかの差である。

日常で起こる体験や経験の中に、解決のヒントになる様な共通点も多く存在しているのだが、
一つ一つの事象を全くの別物と捉えているために、いくら新しい良い体験をしたところで
過去の体験と結び付つくことがないために、本当の意味では体得されていないのである。
(機械型学習になり、過去の正解しか導き出すことしかできない。そのため前年踏襲型に陥る。
咄嗟に答えのないものに対して回答を求められた時にはとても弱い状態になってしまう。)

野球に例えるならば、平凡なバッター(多くのビジネスマン)が
打席を迎える度に毎度ナックルボールを見させられ、毎度三振しているイメージである。

しかし、一流のバッター(一流のビジネスマン)はそうではない。
初めて目にする変化球にも過去の経験から予測を付け、バットに当てることができる。
一打席目は凡退の可能性があるが、二打席目にはヒットに変えてくるだろう。

つまるところ、一流と二流を分けるのは意識の差でしかないのである。
目的が明確になれば、自らの根底にある価値観に紐付き、
内発的動機が奮い立ち、自らの潜在能力を引き出すのである。
日々積み重ねてきた今日までの行いや鍛錬は明日に消えたりしない。
場面というのは自らが引き寄せるものであり、惰性の日常に進化はない。

常に価値観を意識的にアップデートすることで、目的はそれに紐づくように
大きく、さらに壮大なものになる。これは人類が考えるという能力を与えられた以上、
人生において全うしなければならない使命だと感じる。
先行きが見えない今だからこそ自らの内省と共に突き進みたいと強く感じる。
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ペーパードライバー

2021-04-28
今年も緊急事態宣言下でのGWとなった。
連休中のレジャーは今年もお預けになってしまったが、
密を避けられるという意味でドライブを計画していた人も多いだろう。
普段運転していない人も、少し張り切るのがこの時期だ。

翻って、政府の行き当たりばったりの対応ぶりは、
ペーパードライバーを見ているかのような不安感を募らせる。
明らかに不注意でぎこちないハンドリングなのに、
熟練のドライバーであるかのように振舞っていて、
事故を起こすかもという危機感もほとんど感じられない。

一方で、同乗者である国民は国や自治体が求める規制に対し、
「どうやってそれをすり抜けるか?」という部分に
強く意識を向けてしまっている気がする。
未熟なドライバーのアクセルとブレーキのたびに
激しく車体が揺らされているわけだから、
本来は緊張感を高めるべきと思うのだが、
この3度目の宣言を重くとらえている人はとても少なさそうだ。

経営者と従業員の関係性も同じ感じかもしれない。
社会人スタート時を「免許取り立て」と例えるならば、
10年目くらいで仕事の運転技術はそれなりだと思われていた。
しかし、ほんの少し違うルートになったり、車高が変わっただけで
驚くほどスピードが出せなくなり、事故を起こしている人が多い。
これがコロナ下で浮き彫りになった、多くのビジネスパーソンが抱える問題だ。
皆、自分がペーパードライバーだったことに初めて気づくのだ。
ただでさえ先の見通しが立たない経済状況において、
そんな社員しかいない現状を目の当たりにすれば
経営サイドもフルリモートや週休3日なんて
とてもじゃないが怖くて導入できないだろう。
経営者もまた、この異様な状況下で未知の道路を走らされている。

見渡せば世の中ペーパードライバーだらけだ。
まず、自分自身もそうかもしれないという意識を持つ事から始めよう。
今までは何とかなっていても、惰性で指示している部分があったり、
「ながら運転」になっている箇所があるならば、思わぬ事故を起しかねない。
ハンドルを握る以上、どんなレイヤーであっても組織や顧客に対しての
責任が生じているのだから、仕事をする気持ちの上では
若葉マークくらいまで戻る慎重さがあっていいと思う。

油断せず、自分たちなりのナビゲーションを更新し、働かせ続けるしかない。
ジョブ型雇用への移行でこれまでより取り締まりは厳しくなると予想されるが、
無防備な免停者が出ない事を切に願う。
かく言う私は10年以上自動車に乗っていないリアルペーパードライバーだ。
若葉マークどころか、一から教習所に通い直さないと危険なレベル。
こちらについては自動運転技術開発の皆様にすがるしかない。
できるだけ早く、どうかよろしくお願いします。
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3C理論

2021-04-28
3C理論というものがある。
3Cというとマーケティングの3C分析を連想する方が多いかもしれないが、
この3Cは自分自身の継続的な行動改善手法のようなものだ。

3Cの内訳は
何かが上手く行かなかったら、やり方をチェンジ(Change)する。
チェンジしたら必ずチャレンジ(Challenge)する。
そうするとチャンス(Chance)がやって来る。

これは、一般的なビジネスパーソンであれば日々の業務でも実践されている方も
多いだろう。PDCAの簡易バージョンとでも言えば良いだろうか。

この理論は出だしが変わると意味も変わってくる。
例えばChanceから始まると、Chanceを得るには周りからの信用が必要になる。
Chanceを得るために、自分の行動や考え方をChangeする。自分優先ではなく、
相手優先の考え方になる。そこで始めてチャレンジする土俵に立てる。
つまり周りから信頼される働き方をしなさいということとも受け取れる。
最近よく耳にする「心理的安全性」にも通ずるところがある。

Chance,Challenge,Changeの順番であれば、
『時は得難くして,失いやすい』という司馬遷の言葉にもなる。
これは「人生の中でチャンスはそう何回もは巡ってこないという意味だ。
やるべき事を「後回し」にしてしまい、あの時やっておけばよかったと
後悔することがある。
大きなチャンスをつかむためには,普段から身近なチャンスをつかむ訓練が大切だ。
その訓練とは「気付いたらすぐ行う」「気付いたらすぐに止める」
というような行動力と決断力を養うことだ。

3C理論は転職にも通じることが多い。
面接時に応募先の企業からよく聞かれる質問に、
「今の環境でやれることをやり切ったのか?」というものがある。

少し意地悪に聞こえるが、これは本当にもっともな質問だ。
上手く行かないから単純に働く環境を変える、
人は変わらないということが大前提として考えられているから
このような質問をされるのだろう。

弊社の社名COREには、
Change OR Evolutionという意味が隠れている。
変化か進化か、という意味だ。
単に環境を変えるという変化でなく、働き方を進化させるということだ。
それが働くということのあり方ではないかというメッセージだ。

この社名をつけて十年以上になるが、会社を立ち上げたときよりも
年々、この大事さが増していると感じる。

終身雇用や年功序列が終わり、就業環境が厳しくなっている。
ましてやコロナ禍において、働くスタンスや今までの常識、慣習も変わりつつある。

3C理論やCOREの由来など、働き方の心構えを人に伝える前に、
まず、誰よりも自分が実行できていなければならない。
その責任を楽しみながら精進したい。
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STOP AISAN HATE

2021-04-09
今、米国を中心にアジア人へのヘイトクライムが
急増しているのをご存知だろうか?

原因はいくつかあるのだろうが、
まず、コロナによって日常生活が奪われ、
これまでにないストレスフルな状態にある事が
事件急増の背景にあるのは間違いないだろう。
また、トランプ前大統領がコロナウィルスを
「チャイナ・ウィルス」と呼んだ影響も大きい。
先月の米アトランタの銃乱射事件をきっかけに、
アジア人差別に対する抗議運動や意識の高まりが
世界各地で広がっているが、その深刻さに比して
日本ではあまり報道されておらず、
そこまで強い関心事になっていない様に感じる。

アジアの中のまさしく当事者である日本なのに、
あまり報道されない事は素朴に疑問に感じるが、
基本的に視聴者の関心を集めにくい「ネタ」だと
考えられているからだろう。おそらく日本人の多くは、
人種差別についてあまり真剣に考えたことがない、
意識したことがない、自分とは関係ない、
と思っている人がほとんどだと認識されているので、
当事者意識を持つ事が難しいという事なのだと思う。
もちろん、だからと言って安易に世界のトレンドに
乗っかるように、SNSで#(ハッシュタグ)を付けて
抗議に賛同すれば良いというものでもないと思う。
「人種差別による殺人」とまでなってしまうと
さすがにピンとこないかもしれないが、
「差別」は身近に、日常的に存在していることを意識したい。

記憶に新しいところで、森元首相の女性蔑視発言が問題になったように、
「女性だから・男性だから」という性差別も現在進行形の問題。
主観も入るが、日本人は外国人嫌悪の傾向がある気がするし、
中国人や韓国人、バイレイシャルの人たちに対しての差別も
いまだ根強く残っていることも否めない。

昨年の”Black Lives Matter”や今回のアジア人差別について
改めて思うことは「差別をなくそう」とか「偏見をなくそう」
という単純な話で考えるべきことではなく、
これをきっかけに「背景を知ろうとする」、
そして、ちゃんと自分の頭で「考えてみる」というのが
何よりも重要なアクションだということ。
「唯一の善は知識であり、唯一の悪は無知である」という言葉があるが、
無知ゆえに自分でも気づかぬうちに、誰かを傷つけているかもしれないのだ。

大切なことは、一つ一つの出来事を自分が思考するための
「きっかけ」にすることができるかどうかだ。
どんな状況や場面でも言えることだが、情報を鵜呑みにしたり、
ただ右から左に流すのではなく、まず一度考えてみることで、
はじめて「自分ごと」として認識できるようになる。
今回の件も、そこから日常に潜む差別を認識するに至り、
ひいては、世界で起こる差別意識・行為に対して
当事者意識を持って接する事ができるのではないだろうか。
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新年度

2021-04-02
四月になった。
日本では官庁や学校以外にも、多くの会社で四月の年度始まりを採用している。
新年度になり、新しい部署に配属された方もいるだろう。

昨年度を振り返ると、過去に例のない一年だった。
4月に入って早々に、緊急事態宣言が7都道府県に発令され、その後、対象が全国に拡大された。
弊社のある東京の恵比寿は歓楽街という一面もあり、普段、休日は多くの人で賑わうが、
昨年のゴールデンウィークは、ゴーストタウンのように町がガラガラだった。

昨年度は、日本が、世界が、コロナに振り回された一年と言えるだろう。
前向きな話題としては、ワクチンも開発されているし、
今年は、事態収束とまではいかなくても、事態が沈静化することを期待したい。

今年度は、どんな一年になるだろうか。
経済的には、もっと激動の一年になるかもしれない。
昨年は、コロナで職を失う人、収入が減った人、職が変わった人、倒産する企業が多く出た。
その中で、前例がないほど多くの助成金・補助金が発動した一年でもあった。
政府の経済出動が不十分だという声があることは重々承知しているし、
その見方を否定するつもりはないが、
結局、上記のような助成金や補助金の多くは借金である国債でまかなうしかないので、
今年は、昨年ほどの公的補助は期待できないのではないかと私は考えている。

70歳就業法が施行され、最低賃金が上がると、企業の人件費は増える。
一方で経営環境が厳しいとなると、雇用者は、働く人ひとりひとりに、
これまでよりも多くのものを求めざるを得なくなる。
採用のハードルは上がるし、今の職場で働き続ける人も、パフォーマンスに対する期待が上がるだろう。

その中でやっていくには、
個人も企業も、あり方や戦略・戦術を見つめ直す必要があるだろう。
激動の環境であっても、変えるべきでない信念・こだわり・軸もあれば、
状況の変化に合わせて、変えるべき戦略・戦術もある。
新年度は、そういったものを振り返るのに良いタイミングでもある。
私自身も、新年度を迎えるに当たって、
変えるべきものと変えるべきでないものの双方を改めて整理したので、実行するとともに、
定期的に振り返り、この一年で更に成長していけるよう精進したい。
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