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プロフェッショナル

2020-08-31
私の旧友に自動車整備士がいる。

友人曰く、同一同型の車種であっても、車には個性があるらしい。
何でも友人は車のエンジン音を聞くだけで調子の良さがわかるという。
良いエンジンオイルを与えれば、車が喜んでいる。
良いタイヤを履かせてあげると気持ち良さそうに走行するとまで豪語する。
時には事故に遭い、命を落としてしまう車(廃車)とも対峙する。
その時はオーナー(所有者)と一緒になって悲しみ、スクラップ工場まで送り届けることもあるという。
長く携わった車になると廃車の見送りの際には涙が出ることもあるらしい。
ピット(整備場)に通い詰める(点検・車検)車には愛着が湧き、
指導してきた子供(教え子)のように感じるらしい。

仕事(車)に情熱を注いだ分、情熱は車にも伝わり、オーナー(車所有者)にも伝わる。
結果、彼は某自動車メーカーの専属整備士という立場であるが、
彼を求めてお客様が来店される程である。(彼は営業ではないが、彼に車の注文が入る)
巷では少し有名人である。

私たちの仕事(人材紹介)はキャリアの整備士に近いのかもしれない。
弊社に面談へお越しになられる求職者の皆様はさまざまな目的で面談にお越しになられる

(車に置き換える)
・ご自身のキャリア形成に関して(整備点検)
・キャリアの方向性の相談(性能アップ)
・キャリアの挑戦(長距離ドライブへの挑戦)

人材紹介業において整備点検は面談すなわち、キャリアコンサルティングにあたる。
求職者の皆様がキャリアを構築する(ご自身の性能を上げる)ためのアドバイスや
必要なスキル習得のご提案や環境を変える場合のアドバイスをする。

車の整備士は感情を持たない車を取り扱うが、
私の友人のように仕事に情熱を注ぎ続けると万物の声(車の声)が聞こえるようになるらしい。
車の外観、エンジン音、走行状態でどこが悪いのか解析する。(この領域こそがプロフェッショナル)

私たちのお仕事は候補者様が成し遂げたいキャリアや目標に向かって叶えられるように
私たち自身が候補者様、企業様にも勝る熱を帯びることが求められる(情熱と器量を併せ持つ)
本当のプロフェッショナルとは仕事においても、エピソードやストーリーを持っているものである。

株式会社コアを通して、幸せになられる方が一人でも増えるよう
自分自身が情熱を持ち、自己研鑽(人間力磨き)を欠かさないように
本当の意味でプロフェッショナルと呼ばれるような仕事ができるようになれればと思う。



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言葉にのせるもの

2020-08-24
長男の夏休みも中盤。
今年は3週間という短期になった事で、
自由研究も任意となり、本人もやる気はないらしい。
「そういう時こそやる価値があると思うけどな」
と言ったものの「え?なんでー?」という反応。
親パワーを使って強引にやらせることは憚ったので、
最終的には本人に任せることにした。

上記のような親子の関係でもそうだし、
会社でのマネジメントでもそうだし、
例えば人材紹介の様な「アドバイス」を
する仕事などでも同じだと思うが、
何かを伝えて相手に動いてもらう場合、
単に正論を振りかざした、もっともらしい言葉、
借りてきた言葉を使うのは最悪の手だと思う。
それは、伝い手のエゴが詰まったもので卑しいからだ
(息子への自分の言葉は「親として」のそれ)。

問題の大小やレベルの高低は関係なしに、
まずは相手が主役であることを忘れないこと。
そこは自分のアウトプットに酔いしれる場ではない。
そして自分の頭から必死に捻り出した言葉を使うのが
どんな相手(子供)にでも最低限の礼儀だと思うし、
相手を動かすための必須要素だと思う。
言葉は使い方で次第で意味も威力も大きく変わる。

ちなみに、古来より言葉の持つ機能は
「論理(ロジック)」と「修辞(レトリック)」に
区別されると言われる。

いずれもアウトプットに大事な要素だと思うが、
仮に論理的に正しくても「伝える工夫」、
すなわち「修辞」が伴わないと人の気持ちには入れない。
政治家や活動家が言葉の力によって支持者を増やせるのも、
正しい論理の上に「伝えるための工夫(修辞)」があるからで、
もっと言えば「伝えたい」という熱量を帯びているからだと思う。
例えば、4年前のトランプの真意はどうあれ、
極めて単純なロジックの上に国民の不満に火をつける修辞を用い、
不利な下馬評をパワーでひっくり返した。

デジタルの時代だからこそ、もっと言葉の持つ力を信じ、
そのスキルと熱量を蓄えていかなければならないと思う。
人は決してロジックだけでは動かない。

あの後、息子と自由研究についての話はそれっきりだったが、
自分なりに考えて、アボカドの種栽培をやることにしたらしい。
植物好きな長男らしいテーマだと思ったが、
通常、アボカドの発芽確率は50%との事。
どちらの結果にしても、本人が自分で選択したことを尊重し、
言葉をかけようと思う。
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プロセスの価値

2020-08-17
もしかしたら、レジ袋有料化で万引が増えるかもしれない。
7月から小売店でプラスチック製買い物袋の提供を有料とすることが義務付けられたが、
万引防止を図る団体のアンケートによると、エコバッグを使うと万引は増える傾向にあるという。
プラごみを減らすという命題のためにレジ袋を削減したがために、結果的に高度成長期に
小売店が抱えた防犯上の課題が再来するというのだ。

このように、何か新しいことを始めると、それに付随して新たな課題が浮上してくることがある。
例えば、テレワークを導入すると、社員同士が直接顔を合わせないので、会社の一体感が薄れてしまう事や、
経営層からは社員に任せるのが心配という声も聞こえる。また、面接においては今やウェブ面接を
実施している企業がほとんどだ。ウェブ面接だと、プレッシャーがあまりかからない状況で応募者が話せるので、
営業としての適性を見抜きにくい等の課題が生じる。そのほか今隆盛を極めるDXなどにおいても
同じことが言えるだろう。前に進むために必要だが、一方で新たな弊害や逆行したマイナスポイントが露呈する。
痛しかゆしのジレンマというやつだ。
とはいえ、新しい取り組みをしなければ事業継続はままならない。ここで大事なことは、
何かを変えたり取り入れたりする際は、結果を急ぐのではなく、その「プロセス」にこそ重きを置くことだと思う。
変化には痛みとイレギュラーがつきものと割り切り、そのプロセスを全社で共有する事で、
初めて本質的な組織改革を起す事が出来るのではないだろうか。

採用に目を向けても同様のことが言える。上記DXもそうだが、老舗大手でもさらに成長している会社、
転職市場で人気のある会社は、まず例外なく新しい取り組みにチャレンジしている。
実際、その様な会社の採用ポジションには、新規事業立ち上げが多かったり、新規取り組みで
成功体験を持つ人が強く求められている。その際、「私は新規取り組みを数々成功させてきました」と言えば
採用されるのかといえば、答えはもちろんノーだ。その人が何を考え、どのように新規取り組みに関わり、
何に苦労して、どう乗り越えたのかを聞かないと、採用する側は判断できない。うがった見方をすると、
その人はプロジェクトに端役で参加しただけかもしれないし、たまたま取り組みがうまくいっただけかもしれない。
感覚的にモノを言っても相手には何も伝わらない。

やはり、大事なのはプロセスだ。
そのプロセスに存在する価値の伝え方は、場数とノウハウがものを言う。決して派手さはなくとも、
自らの頭で考え、試行錯誤しそれを実現させようと努力を重ねてきた人のプロセスには、
それにふさわしい奥行きと厚みを必ず見出せる。転職という新しいアクションにおいて、
組織から後ろ髪をひかれる思いや上司への感謝など様々な思いが巡ることだろう。
しかし、そもそも転職というのもキャリアの構築、人生の一つのプロセスである。
これまでの積み上げてきた自分の過去~現在としっかり向き合い、
ぜひとも本質的に幸せになる転職を目指していただきたいと切に願う。
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Web面接の心得

2020-08-03
これまでは原則として対面で行われてきた面接も、
新型コロナウィルスの感染対策として、
今はほとんどの企業がオンラインで面接を行っています。
普段の仕事でもWeb会議を行っているため「慣れているから面接も大丈夫」と
考える方もいるかもしれませんが、「面接」という特殊な雰囲気の中では、
その「慣れ」への油断こそが危険です。
本日は改めて、Web面接で気をつけたい点を振り返り、
これからの面接にぜひ役立てて頂ければと思います。

1. システム環境と動作確認をしておく
2. 服装は、対面での面接のようにスーツもしくはビジネスカジュアル
3. 声のトーンや表情などの「表現」は通常の1.5倍を意識する
4. 目線はカメラを意識する
5. 必要な書類を手元に準備をしておく

1. SkypeやZOOM、TeamsなどWeb面接ツールは各企業によって異なるため、
企業から案内が来たら各ツールの公式サイトなどで「使い方ガイド」を確認しておくと安心です。
テストが可能な場合もあるため、モニターの顏映りなどを確認しておくと良いです。
面接中にモニターの角度を変えたりすることは失礼だと感じる面接官もいるので注意が必要です。

2. Web面接の場合、画面から得られる情報は、視覚と聴覚のみです。
特に「雰囲気」は面接で一番見られている点です。Webでは感じにくい「雰囲気」だからこそ、
第一印象は対面の面接と同様に、その後のイメージを左右する大事な点です。
「清潔感」や「誠実さ」など印象づけるためにも、面接はスーツで臨む方が良いです。

3. モニターやスピーカーを通しての表情・声のトーンは、対面の面接時に伝わる内容の60%程度。
その理由は、相手の目を見たり、身振り手振りを加えて相手に伝えられないためです。
Web面接では、通常の面接の1.5倍くらいを意識して、声のトーンに気をつけたり、
笑顔・相槌・目力と表情力を意識するようにすると良いです。

4. 特に「柔和な雰囲気」「人当たりの良さ」や「意欲・真剣さ」など『目で語るもの』が伝わりにくいため、
相手の目を見るつもりで、カメラに目線を合わせると良いです。

5. Web面接のメリットは、職務経歴書などを手元に置いておけるところです。
必要な時にチラッと確認することができますが、しかし基本的には書類に目を落とさずに、
相手を見て話しをしましょう。

以上、Web面接を受けるうえで気を付けたいこと5点が参考になれば幸いです。

不慣れなWeb面接で不安になり、何に気を付けるべきかテクニカルなポイントに意識が行きがちですが、
やはり一番大事なことは、相手を気遣う気持ちです。
「自宅からで失礼いたします」という一言や、モニターを動かす時に「失礼します」と声をかけることが
できるなど相手に対する気遣いが出来る人は、面接官も「他とは違うな」と感じるようです。
また、自宅にいるため安心感があって気が緩む方もいるようですが、
その分、事前に意欲高く準備された方とそうでない方の差がはっきり出るのもWeb面接だと言えます。

Web面接は、企業にとっては時間・コストの削減にもつながるため、
そして、応募者にとっても移動時間を含めた時間の確保をしなくても良いため、
双方にとってメリットが大きく、コロナの状況が落ち着いても今後Web面接が定着する可能性があります。

Web面接は時間を効率的に使えて良いとも言えますが、
自分自身が実際に就職活動や転職活動をしていた時は、面接で企業を訪問し、
「この道を通うのか」と思ったり、「何だかまた来る気がする」などのドキドキした気持ちが
就業するという期待や実感を持たせてくれていたようにも思います。
そういった心の準備は、覚悟までのプロセスと言ってもいいかもしれませんが、
新しい一歩を踏み出すうえでは重要です。
「もしご迷惑でなければ、御社に伺わせていただきます」という意欲も
相手に気持ちを伝える方法の1つでもあるため、
状況に配慮しながら対面での面接を申し出ても良いと思います。

結局、対面でもWeb面接でも、面接はコミュニケーションの場であることは変わりありません。
意欲・意識高く臨むかどうかが大事であり、その想いを伝えたいという気持ちが一番大事です。

置かれている環境を嘆くよりも、今できることの精一杯に取り組むこと、
その気持ちを根底にお持ちいただき、皆さまの新しい一歩に繋がることを願って、
私たちが出来る精一杯のサポートをさせていただきたいと思います。
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