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ピンチをチャンスに・・・

2020-05-26
先日、カンブリア宮殿を見ている時に、富士フイルムホールディングスの古森会長が
最後に話されていた「ピンチをチャンスにというが、それは降って湧くものではない。
過去に何をどれだけやったか、過去の遺産に救われるのだ。」と言う言葉がとても印象的だった。

富士フイルムは今でこそ、多様な事業展開をする企業として知られるが、
デジタルカメラの発展と共に、メイン事業だった写真フィルムの需要が激減したことで経営危機を目の当たりにし、
化粧品事業やヘルスケア事業へと大きく舵を切った。
最近でも、コロナウイルスの治療薬候補としての「アビガン」でも同社は注目を浴びている。
当時は、富士フイルムの異業種参入は衝撃的だった。
そういった富士フイルムの背景を踏まえて冒頭の古森会長の言葉を考えてみると、なるほどと思う。

困った時に、善意の第三者が突然現れて手を差し伸べてくれるわけではない。
これまで己の技術に真摯に向き合い、試行錯誤してきた積み重ねが結果であり、
富士フイルムも、巨人コダックに負けじと創業以来磨いてきたイノベーションの結晶が、今の富士フイルムを支えている。

今は在宅勤務が続く中で、自らのこれまでのキャリアを振り返り、
「本当に自分はこのままでいいのか?」と思い、転職を考える人が増えている。
一度立ち止まり、自らを振り返ることはとても素晴らしいことだと思う。
しかし、転職で新しい自分に生まれ変わることが出来るわけではない、という現実も自覚すべきだと思う。
いや、むしろ、今「ない」ものを憂うよりも、これまで自らが選択して歩んできた道・過程を誇りにすべきだと、
言う方が良いのかもしれない。

実際に、、中途採用を行う企業は、これからの貴方ではなく、今までの貴方を見ている。
今までの考え方、取り組み方、過去の行いから未来をイメージして判断しているのだ。
。過去の取り組みや努力無しに、チャンスは巡ってこない。何をどれだけやったかが見られている。

目の前の課されてた業務にガムシャラになる経験、
逃げてしまいたくなるプレッシャーを乗り越える経験、
マニュアルを超えたサービスの提供を目指した経験、
ムダに感じる今を、貴いものに変える工夫、
何を活かせるのだろう?

今日の行いが、明日の自分を作る。

誇れる「今」となるように歩むべきであると、私自身も思わずにいられない。
Tomorrow is the Result of Today・・・
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世の中の変化

2020-05-19
5月14日(木曜日)に、緊急事態宣言が39県で解除された。
とはいえ、世の中のあり方は、数か月前と比べてかなり変わった。
特に影響の大きかった医療、飲食店、イベント、輸送、小売といった産業だけでなく、
どの業界においても、多くの人が感じていることだろう。

一例を挙げると、取引先など、社外のオフィスに電話をかけると、
相手が在宅勤務しておられることが多い。
やり取りにおけるメールの比率が相当増えたし、
打合せにおいても、Web会議がかなり普及した。
その意味で、コロナの感染拡大は、通信などの技術がポテンシャルを発揮し、
テレワークなどの勤務の仕方が普及するきっかけになったといえる。

一方で、変わりつつある世の中で、
多くの会社が優先度の低いものをどんどん切り捨てている。その中で、
これまで習慣や慣行で成立していたような取引は、急激に減っていくことだろう。
従来の勝ちパターンが通用しなくなってきている、ということでもある。

転職市場においても、同様のことが言える。
求人に応募する人からすると、選考のハードルが大きく上がったことになる。
大きく変わりつつある世の中で、
これまでよりも多くの貢献や利益を会社にもたらせる人物か、という点が
書類選考や面接で見られることになる。
そこにおいて職務経歴書は大きな役割を果たす。
弊社では、そういった部分のポイントも出来る限りお伝えできるよう尽力している。

今回のコロナの件は、多くの会社にとって脅威だが、
一方で、歴史を振り返ると、飛躍的な技術革新や産業の進歩の多くは、
大きな危機から生まれてきた、という側面もある。
生易しいことではないかもしれないが、
何とかチャンスにつなげるように対処したいものだ。
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問われる能力

2020-05-13
緊急事態宣言のさなか、ワイドショーでは
「我慢できない大人」の報道がなされていた。
密集した海辺でサーフィンをする人、
自分が陽性だと知りながら高速バスで長距離移動してしまう人、
遠方で営業しているパチンコ店に並ぶ人…などだ。

我慢できない大人に共通して足りていないのは「想像力=思いやり」だ。

コロナウイルスの厄介なところは個人により症状が異なることで、
感染後に症状が出ない方もいれば、感染後に重症化してしまう方もいたり、
場合によっては命すらも落としてしまうということがあることである。

我慢できない本人が感染しても自業自得としか言いようがないが、
家族や友人への感染リスク、医療従事者へ過度な負荷がかかる。
個人を一軸、家族を二軸、医療従事者を三軸として考えた場合、
その社会という「容れ物」が思いやりに溢れる形になることを切に願う。

今後、緊急事態宣言が解除されたとしても
解除後には自粛活動の中で見えてきた
新たな課題への取り組みや見直しが求められるが、
これからさらに重要度の増すスキルとして「自律」が挙げられる。
一日一日を大切に生き、「自律」の力を養うことで
数カ月後、数年後に大きな差が生まれる。

社会に対する「自律」、勤務先に対する「自律」など、
「自分は今何をすべきか」を考えて行動することができるか。
ウイルスや社会の動きにアンテナを張るだけでなく、
自分自身に矢印を向けることがもっと重要なのかもしれない。
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見えない未来を見る力

2020-05-08
このブログを書いているのは「2020年5月1日」。
例年ならGW真っただ中の金曜日であり、
誰もが少し高揚感をもって仕事をしていたり、
すでに長期連休で海外にいる…というのが当たり前の風景だろう。

しかし今年は違う。
買い物も3日に1回。公園に子供を連れていくことすら困難。
この数か月で、生活のあらゆる前提が崩れてしまったと感じる。

宿泊、飲食業を中心にコロナ関連での倒産が100件を超えたらしい。
人が動かない状態は兵糧攻めみたいなもので、資金はあっという間に底をつく。
このままだと、健全な経営状態の企業も5か月で倒産危機、
8か月すると預金準備が万端だった企業もシビアな状況に陥るという調査もあった。
本当に、想像を絶する危機に直面していることを肌で感じる。
仕事を失うことが、全ての人に等しく身近な出来事になってしまったのだ。

当社の様な人材紹介業を営む者は、転職の支援を行う事で
企業には組織活性や新規事業への投資や成功をもたらし、
人材には自己実現や新しい生活の基盤となる環境を獲得して頂いている。
つまり、「現在から未来へ」つながるサポートをビジネスとしているわけだ。
しかしコロナ禍は、人が未来を思い描く事をとても困難なものにしてしまった。

これまでも、人材紹介会社の存在意義は常に問われてきた。
単に求人票を渡して面接のセッティングをするだけなら、
すでに自動で完結するシステムが存在している。
そのような流れが強い中で、「人が人に目を向け続ける事」に価値があるとし、
我々はそれをこのビジネスの軸に据えてきた。
ならば、前提が崩れて誰もが不安を感じている今こそ、
顧客に対して「これから」を見る意識、未来を描く提案ができないなら、
自分たちがやってきたことの意義を失う。

今までもこれからも先のことは誰にもわからない。
そして、コロナ以前から現代はVUCAの時代だと言われていた。
パターンや前提に期待したり、答え探しをするアプローチは通用せず、
自分なりの判断を作り出していくほかない状況に皆が突入させられたのだ。

「毎朝、鏡の中の自分に、もし今日が人生最後の日だとしたら、
今日やろうとしていることをやりたいと思うだろうか、と問いかけ続けた」

この名言が、今ほど心に響いたことはなかったかもしれない。
我々も、この危機を乗り越えていく新しい答えを日々考え尽くしながら、
視界を妨げる霧を取り去る提案を生み出して行きたいと思う。
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