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正しく恐れ、正しく安堵する(リスクマネジメント)

2020-03-30
コロナウイルスの猛威が止まらない。
ついに東京オリンピックの延期も決まり、
再び誰もが「身近な恐怖」として意識し始めた。
そして、不安感に煽られた結果、
買い占めという混乱もまた起こり始めている。

新しいウイルスでわからない事だらけなのに、
感染のスピードが異常に早い事が厄介なのだろう。
そのため、一般市民も経営者も医師も政治家も全て、
手探りで即判断、即対応を考えなければならない状況にある。
例のクルーズ船の対応については専門家でさえ意見が分かれていた様に、
改めて、非常時における対応力が問われているのだと思う。

非常時、つまり十分な材料や時間がない状況でも
最善の策を選択して実行していく。
それは「リスクマネジメント力」と表現できる。

日本でも地震や大型台風等での痛ましい教訓から、
リスクマネジメントの意識が変わってきたように思うが、
まだまだ自分の身や家族という「個」に対しての意識に留まると思う。
仕事で言えば、経営者に限らず集団をまとめる立場にいる人は、
「他者(従業員や会社全体、あるいは顧客)」へのリスク管理意識を
常に持っていないと、有事に想像以上の深手を負う事になりそうだ。

ちなみにリスクマネジメントの重要なポイントとして、
「安全」と「安心」を区別する事が挙げられる。
ウイルス対策でいえば、まず感染源の特定や薬の開発など、
症状を軽減し感染を食い止める具体的なアプローチが「安全」のマネジメント。
そして、今この時点でその安全がどの程度担保されているのか、
それともまだまだ対応が追い付いていない状況なのか等、
正確に情報を収集・伝達し、正しく恐れる事が「安心」のマネジメントだ。

とりわけ後者の安心マネジメントは、あらゆる情報を収集し選別、
聞き手の理解力や心理なども含めて、コミュニケーションの方法を
考えていく事になるので、すべてのビジネスマンに必携のスキルだと思う。

仮にあなたに部下がいて「前にも言ったよね?」というやりとりが多いなら、
実は安心マネジメント力が不足しているのかもしれない。
部下に正しく振り返らせ、正しく前を向かせること。
話の受け手は人であり、反応や理解力もそれぞれだから
単に「言った」「伝えた」では十分ではないという事だ。
常日頃から意識しておけば、非常時にその真価が発揮されるはず。

行動自粛のこの週末は買い占めではなく、
自分の安心マネジント力を振り返ろうと思う。
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厳しい市場でこそ、明確になる本質

2020-03-23
転職サイトに登録する方が増加している。
新型コロナウイルスの影響から在宅勤務となり、
通勤時間などが無くなったので隙間時間を利用した転職活動が
活性化した背景があるのと、今回の有事に対する現職の対応などを目の当たりにして、
自社に脆弱さが見えて不安を感じる方が増えたためだと思われる。

通常時だと、少しチャンレジ要素の高い企業からの内定を獲得することも
可能な場合があるが、現在のような状況においては、買い手(求人企業)も
現実的となり、教育的視点やポテンシャルでの採用には二の足を踏むケースが多い。
そのため、転職希望者も現実的な企業選定が必要となる。

企業側は、ぶら下がり、他責、思考スピードの遅い人材等を書類選考で
徹底的に排除する傾向があるため、自ら考えて行動でき、自走出来ているような
職務経歴書を作成する重要性は言うまでもないが、
仮に通過しても、事前の企業研究や対策なしに面接に臨んでも先に進むことはない。
そういう意味では、企業研究を良く行っていて、企業との関係性が強い
エージェントでなくては内定獲得が難しくなり、また、その存在意義も問われている。

厳しい市況感での現実的な話をしているが、上記のような転職活動をきっかけに、
自分が何を大事にしてきたか、どんなキャリア(人生)を歩んでいきたいか等、
改めて知ることができたと言う方も多く、それにより前向きなキャリアの棚卸が
出来たという声も聞こえてきている。
転職活動は、時間や労力を使うが、その分得られるモノも大きい活動でもある。

ネットの求人検索などで転職活動をすることも可能だが、
現在の様に時間が限られており、専門性が高い仕事をしている方が求められ、
より詳細な企業情報等が必要な市場においては、エージェントの中で
パートナーとなるコンサルタントを見つけるのが現実的だろう。
ウェブ会議が普及する世の中だが、転職活動は人生を左右する一大イベントなので、
私たちは、「Face to Face」でのお話をしたいと考えている。

実際、採用活動を行う企業も、一次面接はウェブ面接等で実施するという企業が多いが、
人事や役員というようなご本人の仕事のスキルよりも、仕事に対する取組みや考え方を
見る面接などは必ず会って実施しておられる。
コロナウイルス騒動で今までの「常識」がAI化によって大きく変わってきているのは事実だが、
その中でより一層、相手の本質を見極めようとしている動きも活発化している。
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思いやり

2020-03-16
最近スーパーに行ったら、マスクはもちろんのこと、
トイレットペーパーやボックスティッシュ、即席めんなどあらゆるものが売り切れていた。
さらに別の量販店に行っても同様の現象が起きていた。
私は、無くなりそうなのでそろそろ買っておこうかなと思った程度だったが、
空っぽの棚がいくつも並んでいるのを目の当たりにすると、いよいよ焦りが出てくる。
群集心理とは恐ろしい。

咳をしただけで電車の中で大喧嘩に発展したり、
我さきにとトイレットペーパーを買い占める姿を目にすると、
ヒトは誰しも自分が一番かわいいということを思い知らされる。
だからこそ、こういう時にこそ「思いやり」を持てる人になりたいと思う。
しかし、思いやりのある大きな器を持つことは簡単ではない。

マスクが1つだけ売られていたら、迷わずに自分が手にしてしまうだろうし、
車内で咳をしている人がいたら気になり、その人がマスクをしていることに安堵してしまう。
大きな器をまだ持てていないが、この状況における自分の卑しさには気づくことはできる。
一般的に人は、好きか嫌いか、損か得かで動くものだと言われている。
他人が困ろうが、自分が良ければ良い。それがいい悪いではなく、
少なからずみんなそういう気持ちがある。

そういう卑しい自分を知ること、認めることから始まるのではないだろうかと思う。
自分の弱さや醜さは受け入れがたいため、心が蓋をして気づかないふりをすることが多いが、
自分の「影」を認めて受け入れることで、前に進めるのだと思う。
弱い自分がいることを知った上で、「本当はこうした方が良い」というものが分かっていれば、
影の自分に負けることなく、思いやりを持った正しい行動をとることができるようになるのではないか。
本当は自分を守りたいけど、私以上にマスクを必要としている、高齢者の方や妊婦さん、
高齢者に接する方々などを優先できる人でありたい。
また、そういう思いやりを持った人に溢れる世の中であって欲しいと思う。
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先と背景

2020-03-09
新型コロナウイルス感染症が猛威をふるっている。
日々事態は悪化している中で、感染者が近くにいない人でも
影響を感じられることが多くなってきている。

まずマスクや除菌、ウイルスバリア製品の不足。
危機管理において必需品と思われるものはもちろん
トイレットペーパー不足のデマにより先々週はスーパーや
ドラッグストアをはじめ、コンビニまで紙類製品の棚が空になっていた。

さらに上記の品薄商品の転売も問題になっている。
転売の自体の是非については、ここでは触れないが
今回の不足品の転売は、一番必要な人に届かないことが問題だと感じた。
運よく買えて、儲けられた一部の人達は
コロナウイルスで特に悪化するとされているお年寄りの方々へ、
予防に必要な物品が届かなくなることは考えていないだろう。
自分だけが良ければ良い、という思考や行動が、
最悪の事態へ近づけていることだと、想像に及ばないのかもしれない。

また、公立の学校が休校になる理由に関して、
最初はウイルスに打ち勝つ体力のある若い世代に対しての措置として
意味のないものに感じたが、経済を作っている我々世代の人を
とめてしまっては日本の経済が終わってしまう。
人命か経済かということではなく、
どちらも当然大切だからこそ、経済に直接影響のうすい
学生の行動を一定して止めることで、爆発的に拡散してしまうある可能性を
ゆるやかなものにする目的なのではないかという見解もあり、
おおいに納得した。

当然、この施策が合っているかは
今後の動向によるものとしか言えないと思うが、
上記2つの件に関して、『先や背景を考えるべき』だということは
通ずることとしていえると思う。
また、今一番重要なのはウイルス感染拡大防止であり、
別の問題は付随して出てきているにすぎない。

事態の大小はあっても、一番大切な問題を解決するために
動いている人達がいるのだから、せめて邪魔にならないように
一人ひとり考え、思いやりの気持ちをもって行動するときなのだと感じた。

事態の収束が早まることを祈るばかりだ。
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攻めと守り

2020-03-02
市場ニーズの変化や産業構造の変革が著しい。
その中で、新しい市場を開拓すべく、新規分野に参入する企業が増えている。
このような新規事業に伴う中途採用も増えている。
転職市場の中で、人気がある種類の求人だ。

このような採用において、転職希望者に求められることは何だろうか。
言うまでもなく、当該分野の経験や知識は必要だが、それは前提でしかない。
選考において見られる重要ポイントは、
利害関係が異なる様々なステークホルダーを巻き込み、
周囲の理解を得ながら、新規取り組みを推進していける人物であるかということ。

新規事業とは言っても、勿論、何もかも新しくするわけではない。
企業理念など、守るべき軸を守りながら、
組織に新しい風を吹き込むことが求められる。

社内において昔から続く伝統(考え方・価値観等)の意味を解り、
その良さを後進に伝えていくことができるかどうか。
採用の選考プロセスにおいては、
そういった素地も見られていると考えた方が良いだろう。

伝統と革新の共存。
守るべきものを守りながら、新しいものを取り入れていく。
言い換えれば、攻めと守りのバランスでもある。

転職希望者としては、自分が、これまで攻めと守りの両方に強みを持ち、
バランスを取ってやってきたという点を、事実ベースで感じさせることが大事だ。
職務経歴書は、そのアピールの中で重要な部分を占める。
逆に、転職希望者の方も、採用企業に見られるだけではなく、応募先が自分の強みを活かし、
希望をかなえられる場所であるかを見る視点を持つべきだろう。

上記のような選考ポイントは、新規参入に伴う募集だけに言えることではない。
伝統を守りつつ、新しい風を吹き込んでほしいということは、
多くの採用において企業から求められる点だからだ。

自分のキャリアの中で、採用サイドが求めている点を効果的にアピールする。
転職希望者はそういった意識を持つべきだし、
採用サイドも転職希望者から見られているという意識を持った方が良いと思う。
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