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自ら考え、自ら行動する

2018-11-26
日々のお客様との接点や業界の会合に参加する中で気付きを与えられている。
ある事象に対する捉え方や考えが自分軸になってしまっていないか、ということを
再認識するには、ほかの人の思考に触れるのが一番有効であると思う。

人間はその場その場で対峙した相手(人物)の印象をイメージ付けしている。
過去にお会いして、思考や行動を共にした背景があるなら解るかもしれない。
しかし、何千人何万人と会うなかで一つの部分(限りある時間の中で)を切りとって
その人を分析することは難しい。それが商談であったり、面談であったりする。

特に人材紹介という職業はお客様の人生の分岐点で
最良の判断をして頂くためのアドバイスをすること。
お客様との面談を通して、その方のキャリアをまるで自分が疑似体験したような感覚になる。
ふと我にかえるとお客様の人生が重くのし掛かる場面もある。

人間には、グライダー能力と飛行機能力とがあるという話を聞いたことがある。
受動的に知識を得るのが前者、自分でものごとを考え、発見するのが後者である。

学校は、指導者と教科書ありきの受け身の姿勢。
独学で知識を得ることができない=自力で飛び上がることができないグライダーのようなもの。
まさに言われたことを記憶する。インプットの能力と言える。
一方で、創造や価値を提供するために必要なのは、思考という名のエンジンを搭載した
飛行機のようなもの。生き抜く力や感情、愛情というような人と向き合う上で必要な能力は
発信するアウトプット能力と言える。

そういう意味では、我々が行っている人材紹介という仕事は飛行機の整備士のような役割で、
ただ、次の行き先に、必要なガソリンを補給することではなく、エンジンの整備をして差し上げること。
思考の整理をして差し上げることだと思う。

まだ、自分自身も与えられる風に乗って飛ぶグライダーの様なものなのかも知れない。
与えられる立場から与える立場になるための最低限の心構えとして、
自ら学ぶ姿勢をもつということを大切にしていきたいと思う。
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成すべきこと

2018-11-20
今週、数年前に弊社から転職された方お二人と別々の機会で会食をした。
お一人は40代半ばの方で、営業マネージャーの方。
支店にいながらも、停滞気味な本社の空気感を変えるために、
予算を圧倒的に上回る数字実績を作るために必死でお客様にアプローチしているらしい。
その実績に納得せざるを得ず、徐々に本社から問い合わせが来て、連携を進めていく下地ができてたとの事。
もうひと方。この方は30代半ばでやはり営業マン。ご本人は「自分には取り柄がない」と謙遜されるが、
分け隔てなく誰とでも接点を持ち、部署間に存在した壁を徐々に取り去ることに成功しているとの事。
「どうやったらこの人と楽しく話せるかを考えているだけ」と話されるが、そこで得た様々な情報も活用しながら、
営業実績も高く維持できているらしい。

今週の弊社の社内勉強会でビジネス書の「古典」に触れるというテーマがあり、
その時はドラッカーが取り上げられた。改めて印象に残ったものに「成すべきことをなす」というのがあった。
要は仕事である以上、そしてプロとして対価をもらう以上、お客様や会社から要求されている事に応える事が一番であり、
自分のしたい事に引っ張られている状態は仕事とは言えない、という趣旨の事。

営業ならば予算を達成する事になるので、数字さえ上げていれば役割を果たしているとも言えそうだが、
ドラッカーはまた別の所で「上司に命じられた事以上の仕事をする人は、全てエグゼクティブである」と言っている。
裏を返せば、やれと言われた事だけをやっているのは良い仕事ではない、という事だ。
前述のお二人に共通して言えるのは、与えられたミッション以上の事を成しているという点。
つまり、なすべきことをなし、言われたこと以上の事をしている「エグゼクティブ」という事だ。

自分がやりたい事だけをやっていてもだめ。
やれと言われた事だけをやっていてもだめ。

この言葉尻だけを捉えると、どうにも説教臭く聞こえてうんざりしそうだが、
お会いした二人はエネルギーに満ちており、心から楽しそうに仕事をしていた。
ドラッカーの言葉もそうだが、結局強いのは内発的なアクションだと思う。
少なくとも、それができる人はAIの時代においても社会で必要とされ続けるだろう。

ポジティブな刺激を受けた会食だった。
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Resilience

2018-11-12
「Resilience」、最近、中途採用で企業が候補者に求める要素としてよく聞くようになりました。
そもそもレジリエンスという概念が注目され始めたのは1970年代になります。
きっかけの1つとなったのが、第2次世界大戦でホロコーストを経験した孤児たちの研究でした。
孤児たちのその後を調査すると、過去のトラウマや不安にさいなまれ、
生きる気力を持てない人たちがいる一方で、トラウマを乗り越え仕事に前向きに取り組み、
幸せな家庭を築く人たちもいました。同じ経験をしながら、その後の人生が大きく違うのはなぜか。
それは思考の仕方が大きく影響します。

このケースに限らず、逆境を乗り越えた人たちの思考として、共通の傾向があるようです。
1、状況に一喜一憂せず、感情をコントロールする。
2、自分の力を過小評価しない自尊感情を持つ。
3、自己効力感を持つ。
→課題の失敗を繰り返す中でも、少しずつ成長していると感じたり、
いつかできるだろうという気持ちを持つ。
4、楽観性
→失敗の中でもいつかできると思う。

高い課題と言う名の壁が目の前に現れた際に、上記4つのブロックを積み上げて、
壁を乗り越えていくイメージです。
それぞれの感情が相成って課題を克服する思考が働くことになります。

私の特徴としては、2番を維持することが苦手で、
失敗した際にはどうしても自尊心を自分自身で傷付けることを行なってしまう傾向があります。
しかし、それを4番の楽観性で立て直すことにより、
普段の自分に戻っている感じもあります。

話は戻りますが、中途採用をする企業側がResilienceを求めていることには、
勿論、目的を達成する道中において、挫けそうになっても、失敗しても、
自ら這い上がる努力をして、頑張れる方であってほしいと言う気持ちがあります。
また、中途入社の場合は馴染みのない職場や人間関係、
そして周囲からの期待などを考えると、多くのストレスがかかってしまう事があります。

その環境下で目的意識を持って貢献すると言う事は、
Resilienceは必要不可欠な要素と言ってもいいのかもしれません。
私もお客様のニーズにお応えするため、躓いたり、転んだり、
思い通りに行かなくとも、その度に起き上がって最高のパフォーマンスを発揮出来るよう、
取り組んでいきたいと思います。
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インプット

2018-11-05
キャリアコンサルティングや企業様へのコンサルティング、税理士、会計士などの士業、
営業などの職種は、色んな場所でアウトプットを求められる機会がある。
そのため、自分自身に対するインプットも必要不可欠となり、多くの情報のインプットの為に、
新聞や雑誌、本、ネットニュースなどに目を通すことが多い。
しかしながら、自分自身も含め人には好みや癖があるので、どうしても、
無意識のうちにインプットするものに偏りが出てしまう。

例えば書店では、新刊コーナーを見てから、いつもの書棚を見て回り、
最終的には文庫コーナーに辿り着く。そのコースは私のルーティーンワークであり、
そこで自分の思考が作られたと言っても過言ではないと思う。
しかし、普段足を運ばない棚にこそ、自分に必要な本があったり、未知の領域がある。

結局のところ、知っている、興味のある領域で更なる見識を深めることは長所伸展ではあるが、
短所の撲滅や新しい知識の習得にはならず、ある意味、既得特権の中で
胡坐をかいているとも言えるのかも知れない。そのため、最近は意識して、新聞の書評の中から、
あまり馴染みのないジャンルの本をピックアップしたり、
全く思考の異なる人に、良書を推薦してもらったりしている。
はじめはとっつきにくいが、意外な発見があり、新たな気づきを得られることに気が付いた。
これは、自分自身の凝り固まった発想を柔軟性にすることにもなるような気がしている。

恐らく人間関係においても同じ事が言える。意識をしていないとついつい自分の
興味関心のみで第三者と接するようになる。それは自分と似たような価値観を
持つ人だ。時には、自分とは遠い業界・職種・思考の人と、関わりを持つことにより、
新しい視点を得られるだろう。

我々の仕事は転職の相談のみならず、職場での働き方や人間関係、
ワークライフバランスやライフイベント等、様々なことで相談を受ける事が多い。
そんな中で見方を変えるだけで、新たな問題解決の糸口が見つかったり、
事態が大きく改善することも少なくない。

そのために、昨日、目をつぶってでも歩けた書店のルートを変えて歩いた。
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