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近代の終わり

2018-03-26
「私をスキーに連れてって」が再度ブームになったからか、
バブル時代について考える事が増えた。
ある意味で、日本経済のピークであり、その後の長い停滞を生み出した要因。
一体、バブル経済とは何だったのか。

最近、「バブル経済とは、近代の終わり」という記事を読んだ。
その記事によると、近代とは、「より速く、より遠くまで」を追求した時代。
その合理化の追求に終わりを告げたのが、バブル崩壊との内容だった。

上記の考え方で言うと、近代とは、「答えのあった時代」と言えるかもしれない。
右肩上がりの経済だから、ビジネスの方向性としては、
「より多く、より速く、より高く」を追求する事が答えになり易い。

上記のような高度経済成長期やバブル経済が「答えのあった時代」だとすると、
その後の「失われた20年」は、「答えのない時代」と言えるだろう。
これまでの価値観や枠組みが崩壊し、多くの人が、前例のない問題に対して解決を模索した。
人や企業が生き残るに当たって、一から物を考え、変化に適応する事が、
以前よりも遥かに大事になった。

今の日本における様々な問題は、制度疲労、言い換えれば、
従来の制度や仕組みが時代の変化に適応出来ていない事が大きいのではないかと思う。
日本の社会や企業や組織は、高度経済成長期に作られた枠組みをベースにしている事が多い。
ゲームのルールが大きく変わった一方で、社会は急には変われないので、
時代の変化に追いついていけないというわけだ。

答えなき時代では、受験勉強のように、
「この公式を当てはめれば答えが出る」というものはなく、
むしろ自分でビジネスのルールを作って実行していく事が求められる。
成功している人を見ると、その人ならではのこだわりがあり、
それは合理的な理由や成功体験に基づいている。
確固たる判断軸があるから、未知の問題が起こっても対処できるし、
困難な環境でも、自分が決めたルールを徹底して実行する。
一方で、状況の変化に応じて、ルールを合理的に修正する事も珍しくない。
要は、自分で考え、決断し、やり切り、自分を変える……。
こういった点が、いわゆる成功者に共通しているように見える。

弊社ブログのタイトルは、「世の中に起こっている事象やルールなど」だが、
我々も、世の中で日々起こっている事象を観察しながら、
転職に限らず、キャリアやビジネスに関するルールを日常的に考え、実行している。
その中で、他の方にとっても価値があるかもしれないと思ったものについては、
人様にご提案する事もある。
ルールという程おおげさなものではないが、その方が転職するしないにかかわらず、
ご提案した事を実行して、生活やビジネスがうまく行った、というお声を聞くと、
やはり嬉しい。

我々は、転職コンサルタントというより、このブログの冒頭で掲げているような
ライフコンサルタントの視点で、これからもお客様に接していきたい。
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背景を考える

2018-03-20
背景とはー。
お仕事をさせていただくことの中でもそうですが、
普段生活をしていく中でもふと考えさせられることがあります。

一口に背景と言っても
歴史的背景、政治的背景、人間関係的背景など様々な背景が想起されます。

歴史的背景⇒もともとのルーツや考えに基づき、現在はこうなっている。
政治的背景⇒政治的理由による動き。一個人では介入できない程の大きな影響を与えるもの。
人間関係的背景⇒人が生活をしていく中で生まれる感情、人間同士の結びつき。

例えば、多くの企業様を担当させていただいておりますが、
企業様には必ず発祥の地、起源があります。
今後、やりたいと考える事業や展望などから人の採用や設備投資がうまれます。
これだけ見ても、前述させていただきました、3つの背景はとても重要だと考えております。

同時に日本には四季があり、様々なイベントがあります。
ひとつに、3月、4月春の季節は出会いと別れの季節と言われます。
採用、入社式、入学式などの観点から、その背景を考えてみました。

テーマ:「花見」
もうすぐお花見の時期ですが、桜の木の下で飲食を楽しむことは、
世界的に見ても日本にしかない珍しい文化。
「いつ」「どこで」「どのように」お花見の文化が形成されたのか。
先程の3つの背景で考えてみる。

歴史的背景
・花見の起源、実は中国に?ルーツは奈良時代、中国に派遣された遣隋使がもたらした
 梅を見る文化が始まりだといわれている。
・平安時代から「桜は特別」だった平安時代の貴族で代表的な歌人、
 在原業平(ありわらのなりひら)はこんな歌を詠んでいる。
 「世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」
・一般庶民へと広まったのが江戸時代の中頃だ。
 これは、第8代将軍・徳川吉宗が花見を奨励したことが背景。

政治的背景
・桜の名所となっているJR王子駅近くの「飛鳥山」や隅田川の川沿い、
品川区の「御殿山」は、第8代将軍徳川吉宗が桜を植えさせて作ったもの。
花見を奨励したワケは、幕府への不満を和らげるため、庶民に楽しみを提供したなど諸説

人間的背景
・「世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」
(現代語訳)世の中に桜がなかったなら、咲くのを心待ちにしたり、
散るのを惜しんだりと、こんなに心を煩わせることはないのに。
桜に心ひかれるあまり春をのどかに過ごせないほどだ、とよんだようです。
桜がいつ咲くかとソワソワ、ワクワク、桜が散ってしまうと切なさを感じるのは、
現代の私たちにも共通する感覚だと思います。

背景を考える中で物事に意味を持たせて理解することができます。
今の現代ではネット社会で情報があふれていますが、実は人が感動や興味関心を引くのは
こういった背景と結びつくエモーショナルな部分だと思います。

お仕事に通ずる部分だと改めて実感するとともに
今年の花見うんちくの材料になれば幸いです。
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歯科イズムに学ぶ

2018-03-13
「日本の歯科医院はコンビニよりも多い」という話があります。
全国に7万件弱と言われていて、商店街、住宅街、駅ナカなど
場所を問わず至る所にあります。想像以上の競争市場だと言えます。

先日、私も久しぶりに歯医者の門をくぐる事にしました。
新規開拓ですが、ネットの情報もあまりあてになりませんので、
家から近い事、清潔感がある事くらいでその歯医者さんを選びました。

結論、この新規開拓は大正解でした。
近所に住む人がいたら間違いなくこの歯医者さんをお勧めすると思います。

私が良いと思ったポイントは下記です。
① 受付の方の感じがすこぶる良い(マニュアル的でない)。
② 診察がスピーディで説明が分かりやすく無駄がない(患者に納得感がある)。
③ 歯医者としての矜持がある(歯科イズム)。

どれもサービス業、接客業としては重要だと思いますが
とりわけ、③に私はぐっときました。

冒頭の数字の通り、歯科医というのは激しい競争にさらされていますが
中々差別化しづらい(選ぶ基準が分かりづらい)業態だと思います。
そうなると、結局わかりやすい立地や宣伝、建物の新しさなどを前面に出し
お客様(患者さん)を獲得する方向になるのが普通だと思います。

しかし、私が行った歯医者の先生はお客さんに迎合するタイプではなく、
むしろ、物言いはどちらかというと厳しい。
丁寧にお話をされますが「二度と虫歯にならないために」という視点で、
いかに口腔ケアが今後の人生において大事であるか、
疎かにする事がいかに健康を害する原因になるかを強く説きます。

「お父さんの歯磨きの仕方が子供さんにも伝わりますからね」

胸にグサッと突き刺さり、大いに反省しました。
同時にこの瞬間、私はこの歯医者さんの固定客になりました。
少なくとも私が求めていたのはそういう部分だったという事です。

ちなみに、有料職業紹介所は全国で2万件弱あるそうです。
歯医者さんほどではないにしても、激しい競争市場です。
その中でお客様に選ばれ続ける事のヒントを、
この歯医者さんの「歯科イズム」からもらった気がいたします。
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コミュニケーション

2018-03-05

先週、平昌五輪が幕を閉じました。
日本選手の皆さま、大変お疲れ様でした。
最後に栄光をつかんだ選手、涙をのんだ選手、
数多くのドラマがあった今回の五輪。

個人的に感銘を受けたのはカーリング女子でした。
とても笑顔が素敵な4選手が氷上で多くのコミュニケーションを交わしながら
紙一重のところで、涙をのむ場面、笑顔になった場面が印象的でした。
3位決定戦の英国戦では、勝利の女神が微笑んでくれたことに、
私のみならず応援していた全ての方が笑顔になったことと思います。
そして、このカーリング女子を陰から支えてきたのが、リザーブの本橋麻里選手でした。
本橋選手はトリノ五輪から日本代表として「マリリン」の愛称で知られており、
今大会までのカーリング女子を引っ張って来た方の1人です。

そんな本橋さんは過去の五輪では、日本代表選手としてメダルを手にすることが出来ませんでした。
その要因の一つに「敗因の振り返りと修正が出来ていなかった点」をあげておられました。
と言うのも、日本代表ともなると、次の五輪に向けて、日々のスケジュールがびっしり詰まっており、
非常に忙しいため、修正点や課題点をチーム内で完全に消化できないまま、次の大会へ出場することも多くあったようです。
今思うと何があってもしっかりあの時に話し合うべきだったと悔やまれる事もあるようです。
意見がぶつかっても言い合いになっても、お互いが納得いくまで話し合うこと。
それが出来て初めて「強いチーム」が生み出されるとお考えになったようです。
現在のチームでは振り返り・修正・意見交換を徹底した結果、
銅メダルを獲得したことで、コミュニケーションの重要性が証明されたことになります。

コミュニケーションについては、最近ではSNSの発達により、様々な方と数秒、
数分でコンタクトを取ることが可能となり、その事で多くのコミュニケーションの場が増えていることは好ましいことだと思います。
ただ、知り合える人数が増えた一方で、1人1人とのコミュニケーションと深さを持たなくなったり、
希薄な関係性こそが気の合う仲間と割り切ってしまう懸念点も見受けられます。
これからの時代では、デジタル化が更に進んでいき、21世紀半ばには人間の思考能力を
AIが超えると言われている中で、人間らしい感情がこもったコミュニケーションを密に行う事、
またそのことで周囲との関係を強化していくことが大切だと思っています。

このようにコミュニケーションの仕方ひとつをとっても変化のある中、
次回、冬季五輪が行われる2022年は、どのような時代になっているのでしょうか。
また、それを考えた時、どのような自分でありたいと考えますか。
2022年の日本は2020年の東京五輪も終え、景気やそれに伴う労働環境など現在よりも
良くなっているのか、またはその逆なのか。
先のことはどうなっているか解らない世の中において、予測は難しいものです。
しかし、その環境下で生き抜いていくためには、改めてコミュニケーションの大切さ、
またそこから生まれるイノベーションを大切に、夢に向かって突き進んでいく必要が
あると感じています。

目の前に控えた2020年の東京五輪、そして少し先の2022年の冬季北京五輪に向け、
選手たちも既に始動しています。
私も選手の皆さんに負けないよう、目標に向かって日々、努力を積み重ねようと思います。
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