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出戻り

2017-11-28
一度辞めた社員を、企業が再び雇用する「出戻り」を認める風潮が高まっている。
経営層だが、最近のニュースで有名なのは、日本マイクロソフトの会長だった
樋口泰行氏が、かつての勤務先だったパナソニックの専務役員になった例だ。

再雇用制度の導入の動きは相次いでおり、2015年にはサイバーエージェントの
再雇用制度が話題になったほか、「ジョブ・リターン制度」などとして、
ニトリ、AOKI、雪印メグミルクなど、複数企業が制度導入を公表している。

企業にとって、出戻り社員には、業務の即戦力度が高いこと、会社の事を良く
知っていること、新しい知見や物の見方を持ってきてくれること等のメリットが
あるのだろう。
古巣に戻る社員は、退職する前は別の会社を「隣の芝生は青い」ように見ていたが、
実際に転職を経験してみて、自分の芝生が青かったことに気付いた、という人も
少なくないようだ。
いかに転職が一時の気の迷いでするべき判断ではないともいえるだろう。

的確な判断をするには、市場全体を見る視点や、自分自身を客観的に見ることが
重要だが、転職希望者と話していると、優秀な方であっても、感情に流されない
客観的な判断がいかに難しいかを強く感じる。

個人的な見解になるが、転職というのは、しなくて済むのなら、しない方が良いものだと
自分は考えている。また、企業に内定した転職希望者の方々には、
必ず「現職に残った場合と比べて、内定先に行くことが、納得行くものなのかどうかよく考えてください」と
お伝えしている。

「出戻り」再雇用制度が広がっていること自体は、受け入れ先の企業の採用にとっても、
出戻りを希望される転職希望者にとっても好ましいものだと思う。
一方で、そもそも出戻らなくてもいいよう、現職に残る決断・納得の行く会社への
転職など、それぞれの人にとって、最適な判断材料を提供したいと思っている。
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文化圏のギャップ

2017-11-20
外資系企業の人事ご担当者様から、「日本の採用機能がシンガポールに移転した」等と
聞く事が増え、改めて、グローバル化の波を感じる。
日本に採用機能がある外資系企業様の人事ご担当者様からも、「海外の上司から、
『何故、日本は他の国のように、直ぐに採用出来ないんだ』とよく詰められ、
いつも理解して貰うのに苦労している」と聞く事は少なくない。

終身雇用が崩れて来たとは言え、日本は、欧米や中国程、雇用の流動性が高くない。
英語がビジネスレベルの人の割合も、他のアジア圏程、多い訳ではない。
人は誰しも、ある程度、自分のバックグラウンドを基に、
物を見たり考えたりする傾向があるので、上記のような地域特有の事情を、
他の文化圏の人に説明するのは、いつの時代も大変なのだろう。

上記は国の違いだが、日々の仕事でも、大きさは違えど似たような事が起こっている。
「あの部署は、こちらの状況を解っていない」というのは、
一般的に、社内でよく聞かれそうな会話だが、噂されている相手の部署も
同じようなことを言っている、というのもよく聞く話だ。

営業、マーケティング、開発等、それぞれの部署で、当然、考え方も違う。
こういった“文化圏の溝”をいかに埋めるかという事が、多くの企業様で課題になっている。
短い言葉でまとめると、「他部署との連携」とか、
「周囲との円滑なコミュニケーション」等と言われるが、具体的な行動としては、
相手の立場に立って考えてみるとか、会社の視点で物事を見てみるとか、
あるいは何気ない気配りや会話等であり、そういった普段の細かい事が、
肝心な所で真価を発揮する事が多い。

弊社のキャリアコンサルティングでは、こういった内容を、もっと具体的にお話ししており、
転職をなさった方からも、なさらなかった方からも、
会社での仕事が以前より上手く行くようになった、と嬉しい報告を頂く事がある。
先程触れた俯瞰する物の見方とか、第三者視点というのは、
何となく解っているようで誰しもなかなか出来ない、ただ、普段接しない人からの話等、
ちょっとしたきっかけでコツをつかんだ、という方が多い。
弊社では、転職希望者様や企業様のお時間を頂くに当たって、
定期的な社内勉強会等で、コンサルタントのスキルアップを図り、
上記のようなきっかけをご提供出来るよう、努めている。
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W11「独身の日」中国パワー

2017-11-20
2009年からアリババグループが取り組んできた、11月11日の「独身の日。」
中国ではすでにネット通販会社が各社特売セールを繰り広げる商戦日となっている。
今年は過去最高の売上となり、1日で約2.8兆円(!)とのこと。
楽天の年間流通総額が約3兆円らしいので、わずか1日にして楽天の1年分を稼いでしまった。
もはや規模が大きすぎて「Wow!」としか言葉が出ない・・

日本でも楽天のスーパーセールやAmazonのプライムセールなどがあり、
私もついつい「どんなものか」とそのショッピング体験をしたくなって、
要らぬものまで買ってしまった経験がある。
完全に周囲のお祭り騒ぎに乗っかってしまった、ピュアな消費者だ。
この「独身の日」が実際にどのようなものか実体験をしていない為、解らないが、
調べる範囲では、日本で行われている各サイトのセールとは違って、アリババが
物流網の徹底構築や、中国全土の小売店約60万店舗とデータ情報交換など協業することで、
リアル店舗での売り上げ拡大など、取り組みの仕方やその意気込みが全く異なると感じた。

物流網1つとっても、日本では運輸会社のドライバー不足や長時間労働が問題視され、
10月にはヤマト運輸が27年ぶりに値上げを実施。
人材不足や働き方についての問題は確かに深刻であり、またマンパワーが違う中国と
比較するべきではないのかもしれないが、ここには大きな精神的な差があると感じる。

例えば、問題に対して場当たり的に改善し、その社会状況を受け入れて
柔軟に自らを適応させようとする大人な日本人と、
「なければ作ればいい」とどん欲にインフラさえも整えてしまう、その中国のパワーがすごい。
この貪欲な、ハングリー精神の差は、実際に中国人の方と面談をしていても感じることが出来る。
「成功したい、日本で儲けたい」という想いの強さと、
そのために必要な自己成長と自己投資は惜しまない。意欲と熱意に溢れている。
それが今の日本人には少ないように感じ、危機感を覚える。

この精神的な差はこれからどんどん広がり、世界経済から取り残されていくのではないかと不安になる。
とはいえ、現在の中国市場はまだ購買欲のフェーズであり、
日本は精神的なコトを求めるフェーズにあるため、市場特性そのものが違う。
消費者が自己実現できる「買い物体験」など日本独自のオンラインの在り方を
みつけていただくことに期待したい。
そして、粘り強く挑戦し続ける国民性であり続けたい。
そのために私たちの役割として、仕事との向き合い方や働き方について問いかけながら、
その一人ひとりに種を植え続けることが必要なのだと、自分ができることについて考えさせられた。

ところで、日本では11月11日は「ポッキープリッツの日」・・・。
ポッキーの売上はどうだったのだろうか、気になる。
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あるべき自分への道のり

2017-11-06
自己評価と他者評価というものが存在する。
人が働く環境というものは、会社勤めをされている方、自営業をされている方、公務員の方など、
環境に関してそれぞれであり、どこにおいても誰かしらからの評価を受けるものだ。

今回はその中でも「業務評価」と「人間性評価」に関して考えてみた。

「業務評価」これは組織における必要な役割、基準を満たしていれば、
誰しもが平等に受けられるものである。会社組織などにおける360度評価のようなものも、
利害関係を共にした共通認識のある環境下における相対評価でしかない。

「人間性評価」こちらに関しては人とやり取りをする人間社会において、
互いの意思や心の中での思惑が行き来するものだ。
家族や友人、会社の先輩後輩、上司、今までの人生に関わった方々の影響で形成されるものだ。
「あの同期社員からこう見られ、こう思われている」「上司からは」また、「家族からは」
というように、人は常に自分の意思や思考とは別の立ち位置や見え方が存在している。
こちらは絶対評価とも言えるのかも知れない。

業務評価よりも人間性評価で言う所の、やりきる能力、自己分析力し、自己アピール力を持ち、
社会のコミュニティーにローンチ出来た人は、それなりに世の中で評価を受けていると感じる。
結果として、業務評価も得てして高い。

仕事柄、多くの方と会わせて頂く機会が多いが、
企業において、要職が与えられるのはカリスマ性ではなく、やりきる力や自己分析力、
自己アピール力を他者評価された方が多い。そこには人知れずの努力があるのも事実だ。

ある著名な方が『「努力は必ず報われる」という言葉は辞書から消すべきで
「努力はいつか報われるといいな」と考えるべきで、「努力」とは大前提でするもの。
「私努力しています。」「努力したのに。」と嘆く方が多い。
「努力」という言葉に逃げているとしか思えない。』という話をして話題になっていた。

「努力」は大前提とすることで「努力」の方向が間違っていると、報われない。
やりきる力や自己分析、自己アピールの「目標」を決め、必要とされる自分になる為に、
自らが現在するべきことを確実にすることこそが近道なのではないだろうか。
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