電車広告に思う

2017-02-27
人材紹介業は、裏方の仕事だが、以前より、露出が増えてきた気がする。
大手企業様の求人媒体やイベントの広告が多いのは昔からだが、最近は、新興企業様や、
今まではあまり表に出て来なかったようなサーチファーム様の広告を電車で見かける事も
増えた。中には、一度見たら忘れないようなインパクトの強い会社様の名前等もある。
人材紹介業の多様性が増えて来た事は、好ましい事だと思う。

一方、こんなことも感じる。
米国で、人材紹介のエージェントと言えば、ローヤー(弁護士)、ドクター(医者)と並び、
価値ある仕事と言われているが、日本の現状は、上記とのかい離がかなりある。
一部、「横流し」という批判を受ける事もある。
勿論、誠実に仕事をしている紹介会社も存在する訳だが、
こういった現状は、業界全体として、真摯に受け止めなければいけない。

紹介業である以上、ご登録者様に対する求人案件のご紹介や、
企業様に対する候補者様のご紹介は、大前提でしかなく、
どのような意味合いで、ご紹介・ご提案をするかに、介在意義・存在価値がある。
これは、広く捉えれば、人材サービスに限らず、「働く」という行為全てに言える事であり、
本来、当然の事だが、今一度、業界全体で顧みる必要があるのではないかと感じる。

最近、「働き方改革」が、新聞の紙面を賑わす事が多い。
だが、ワークライフバランスとか時短のような、一部の要素のみが際立って取り上げられ、
政府が手掛けようとしている、本当の意味での「働き方改革」が、
注目されていないのではないかとも感じる。

「働き方改革」にも通じるが、弊社は、創業以来、
「働き方の価値をご提案する」をテーマに、サービスをご提供してきた。
その一環であるご面談や、その後の職務経歴書の作成・修正を通じて、
新たな自己発見をした、という感想をご登録者様からお聞きする事が多い。
例えば、顧客ニーズを捉えた提案や、他部署との連携は、どの組織でも求められるが、
それを自分がどのようにしてきたと振り返って、
「果たして求められる働き方が出来ていたのだろうか」と、
改善点を見つけられることもあれば、「こんなことを大事にして働いてきたのか」と
ご自分の原点を再発見なさることもある。そのご様子に立ち会う度に、
人にとって働くということがいかに意義深いのかを感じさせられる。
時代と共に、技術は進化し、世の中は複雑になるが、
働くという行為の本質は、同じではないかと思う。

企業様にご登録者様をご紹介すると、
「どのようなルートでこの方を見つけて来られたのか」と質問されることが多い。
口コミやご紹介の方が多いからだが、これは、先程触れたような、
地道な「働き方の価値をご提案する」事を積み重ねてきた結果ではないかと思う。
弊社は、冒頭で触れたような広告という路線を取っておらず、
決して派手な会社ではないが、ささやかながら、今日も東京の街の一角で、
お客様お一人お一人と向き合って、「働くとは」という問いの追求を続けていこうと思う。
スポンサーサイト
tag :

CHANEL再生のCOREな部分

2017-02-20
誰もが知っているシャネルは、1910年ココ・シャネル氏がパリのカンボン通り
21番地に「シャネル・モード」という帽子専門店を開店したことから始まりました。
その後一世を風靡したブランドが、一度衰退したのをご存知でしょうか。

ココ・シャネル氏が1971年に亡くなり、シャネルは冬の時代を迎えます。
経営陣はシャネルのイメージを守るということを全く行わなかったのです。
杜撰な管理体制によりブランドは地に落ちました。

この状態を立て直したのが、ココ氏のビジネスパートナーの孫、アラン・ヴェルタイマー氏と
デザイナーのカール・ラガーフェルド氏です。

アラン氏は、ブランドの再生に乗り出しました。「No.5」をドラッグストアから撤去し、
多額の広告宣伝費をかけイメージ再生を行いました。

そしてカール氏はビジネスとして無謀と思われる施策であっても長期的視点により、実践してきました。
経営者であるアラン氏はカール氏を信頼し、全てを任せ、革新やチャレンジを受け入れました。

ではどの様な戦略で、カール氏はシャネルを復興させたのでしょうか。
自分の色を出した全く新しいブランドをつくるのではなく、あくまでもシャネルの伝統を
守りながら、「ブランドの再生」を成功させました。

一人の人材が、企業を大きく変え、再生を果たした素晴らしい事例だと思います。
我々コアは、仕事は人生においてとても大切な役割であり、愚直に仕事の紹介を通じて
人の人生を考え、企業の成長のお手伝いをしたいと思っています。

単なるスキルマッチングをするのではなく、その企業様の社土、風土を含む会社環境への適
合にこだわっております。崩してはいけないベースを判断し、思考し、新しい価値を生み出す
人材の紹介を通じて、再生へのお手伝いをさせて頂ければ幸いでございます。
tag :

サービスの追求

2017-02-13
東京に上京して約5年、ずっと通い続けている理容室がある。

店主と奥様で営んでおられる理容室でカット席2席と待合席4席の店構えである。
店内には訪れたアーティストや地元のアスリートがポスターを掲載している。

私もミーハーの感覚で店主が「どんな人物なのか」気になっていた。
初めて訪問した時のことを今でも覚えている。
当初は愛想のない人だと思っていた。「東京の人はこんなものか」と感じた。
しかし、話すうちにプライベートを共有してく、価値観や趣味趣向などを話す。
髪の毛を仕上げてもらう1時間は私どもがお客様と面談させていただくのとほぼ同
じ。

店主も髪の毛を切りながら、セールストークを展開している。
技術(腕)は確かなのだが単に技術だけではなく、人で勝負しているのが伝わる。
なんせ会話の引き出しが多いことと、「どんな人生を送ってきたのか」が気になる。
店主は年の頃60代で「江戸っ子気質」の持ち主である。

数々の芸能人、アーティストの頭を仕上げてきた方だが「そこ」を売りにしない。
「お客様に媚びないスタンス」はむしろお客様との距離を近くする。

店主が理容のコンサルティングをしているように感じ、
どの職業も人間力があらためて必要だと考えさせられるお店である。

年を重ねるごとに発言に重みが増す。年をとることは「ネガティブ」な印象があるが
そうではなく、むしろ年をとることは「多くの経験を積めるポジティブな発想」に転
換する方が良い。
それは自身が体験した経験をもとにしか他人に伝えることはできない。
他人の話を自分が帳尻を合わせて言葉を誂えても言葉が薄く、感情が籠らない。

店主のもとに集う多くの若い世代からお年寄りまでは
店主との会話も楽しみにしていることが伺えた。

私も本当のキャリアコンサルティングとは何かをつきつめて業務に取り組んでいきた
い。
皆さまにお会いした際に「魅力」のポイントを出せるように日々経験を積んで精進し
て行きたいと思う。
tag :

低欲求時代の高欲求集団として

2017-02-06
先日、お取引先の部長様に
とある老舗寿司店に連れて行って頂いた。
お寿司の素晴らしさは言わずもがなだが、
この道50年の大将が話した何気ない一言が印象に残った。

「職人の握る寿司じゃなくて職人風のロボット寿司で満足する人も多い。
そっちが多数派になったら、いつかロボットの方が本物って時代になるのかね」

誰よりも本物である事に強くこだわっているはずの人から
そんな言葉を聞くのは意外だった。

そういえば、今の日本は成熟社会を通り越して
低欲求社会と表現される事もあるらしい。
「よくわからないけど、不安なので、現状維持で」
そういう考えを持つ人がとても多い、という事だろう。

確かにご相談にいらっしゃる求職者様にも
そういう感覚の方が増えている気もする。
しかし、転職というのは、大なり小なり必ず、
何かが「欲しい」と思う気持ちからスタートする。
その気持ちを具体的にキャリアで実現し、
自分なりの環境を手に入れる作業である。
今風のワークライフバランス、働き方改革、
昔ながらのキャリアアップでも、なんでもいいが、
とにかく今を変えるには、自分から湧き出る
強い欲求のパワーが絶対に必要だ。
これはいつの時代も変わらない普遍的な真理だと思う。

こんな時代だからこそ、暑苦しいと感じられるくらい、
コアはキャリアに対して高欲求な集団である事を目指している。

「何がしたいのか?何が欲しいのか?」
内側にあるエネルギーを前面に出せる様なサポートを心がけて、
皆様のご来社をお待ちしております。
tag :
<< topページへこのページの先頭へ >>