舞台と役者

2016-11-14
以前、本ブログで何回かドラマの話を書いたことがありましたが、芝居も大好きで、
ジャンルや内容はあまり問わず、気になる役者が出ていると観に行きます。
また、公演が長期にわたる場合、二度観に行くこともあります。
初日近くに観て、最終日に近い日程でもう一度・・・という感じで、
人と、人が作り上げる作品が完成して行く過程を楽しむのも芝居観賞の醍醐味です。

最近では、力強い演技で有名な役者さんが競演する芝居を鑑賞しました。
筋を知っている古典文学で、あまり期待はしていなかったのですが、初回の熱演に感動し、
間をおいてもう一度観に行きました。公演二、三回目と最終回近くとを比較すると、
若手の役者ばかりでなく、ベテラン役者でも更に味のある演技へと変化を感じさせられます。
役者の成長ばかりではなく、一つの作品として完成していく劇を、
観客の一人として目の当たりにできることにとても感動します。
上手く言えないのですが、役者と客の一体感と言うべきか、信頼感と言うべき、
目に見えない何かが大きく違うように思えるのです。

そして、撮り直しのきくドラマとは違い、芝居は一発勝負。
劇場に漂う、失敗は許されない、という緊張感が特に好きなのですが、
反面、自分が役者だったら、と想像するだけで、冷や汗が出てきて「絶対無理だろう!」と感じてしまいます
(そもそもあんなに長いセリフをよく覚えられますよね、しかも自分の内から発せられる、
とても自然な言葉になっている・・・唖然)。

ふと、そのような緊張感のある舞台で、客を呼べる役者と、
そうでない役者の大きな違いは何だろうと、考えてみました。
ただそこに居るだけで、一言発するだけで、人を惹き付ける役者とは、何なのでしょう?
陰での努力や試行錯誤の質量が圧倒的なのか?
いや、デビューしたばかりでも、経験が浅くても魅力的な役者はいるな・・・
凄くカッコよければそれはそれで良いなあ、カッコが?でも味がある人もいるなあ・・・などと
想いを巡らせ・・・結局、当社が掲げる「絶対的な人間力」を考えることとなりました。
百人いれば百通りの人生があり、「人間力」を端的に説明することは難しいのですが、
劇場で芝居に触れていると、人を惹きつける何かが確かに存在することを実感します。
その人間力は、役者自身の才能や努力が必要なのはもちろんなのですが、
「観衆の期待」によって更に高められていくように思えます。
観衆の期待に応える役者には、次のオファーが舞い込むでしょう。
客はまた劇場に足を運び、感動を得る、という好循環がそこに生まれます。

私たちが携わる人材紹介という仕事でも、採用面接などは舞台の一発勝負と似ていて、
そこで問われるのは小手先のセリフではなく、滲み出てしまう「人間力」であると考えています。
私たちは、関わる皆様に既に備っている、あるいはご自身でも気づいていない人間力を
共に考え成長することで、社会に好循環をもたらす存在でありたい、といつも考えています。
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一見相反する二つの目標

2016-11-07
今年の米国大統領選、最終候補者のクリントン氏とトランプ氏のスローガンは、
「ストロンガー・トゥギャザー(一緒なら強くなれる)」と、
「メーク・アメリカ・グレート・アゲイン(米国を再び偉大に)」だった。

スローガンは、短いが故に、姿勢を際立たせる。
昔、ある業界のトップ企業二社 が、こんな目標を掲げていた。
一社は、「業界を作る」であり、この目標を実行していた。
もう一社の目標は「業界を超える」だった。
後者の企業は、具体的な取り組みにおいては、
「もっと深く、もっと狭く、お客様に入っていく」という戦略を掲げていた。
「業界を超える」という壮大な目標と、「もっと深く、狭く」という
ニッチ戦略は、ミスマッチなようだが、その会社の実績を見ると、
一見相反するいずれのスローガンにも不思議な説得力があり、
興味深かった(実際、成功した)。

当社は、上記のように大きな会社様ではないが、
後者の例を私達の仕事に置き換えてみると、下記のようなことではないかと思う。
私達は、人材紹介という枠組みで、求人案件や求職者様のご紹介をしているが、
人材紹介という枠組みありきで考えてはいない。
あくまで目的は、求職者様や企業様の課題解決や満足であり、
求人案件や求職者様のご紹介は、手段に過ぎないからだ。
この業界において後発の私達は、
「どうしてそこまでこだわるんですか?」と言われながらも、
「一人でも多くの方、一社でも多くの会社様に対して、
お力になりたい、働き方の提案をしたい」という一心で、
一つ一つの問題や課題に、正面から取り組んできた。
結果として、お客様からは、「人材紹介会社との付き合い」ではなく、
「コンサルタントの○○さんとの付き合い」と言われることが多い。
結局、人と人との関係が全てだ。
一人ひとりのお客様に深く踏み込むことで、
既存の“人材紹介”の概念を超えようとしている、という見方も出来るのかもしれない。

皆様のご支援で、創業 六年を迎えました。
脇目も振らず走ってきた、というのが正直なところですが、
一人ひとりのお客様を想い行動する、という点はブレずにやってきたつもりです。
より一層、働き方の提案に鋭意尽力して参りますので、
今後とも、宜しくお願い致します。
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感動

2016-11-04
先週末にひとつの舞台が幕を閉じました。
日本シリーズ第六戦。
日本ハムファイターズVS広島カープ
広島の2連勝から幕を開け、今年の広島には手をつけられないと思いましたが、
日本ハムファイターズが本拠地に戻ってからは意地を見せて連勝し、
そのまま優勝という結果になりました。

日本ハムファイターズの優勝という結果になりましたが、
今年の広島カープはすごくオーラというか闘気がピッチにいる選手
全員に見えるような気がしました。

特に黒田選手が放つ気迫はテレビを通してでも伝わるものがありました。
新井選手とともにチームの若手を牽引するベテラン勢の活躍が何よりも目立った一年でした。

人は誰しも惰性的になると「今度頑張ろう」という精神状態に陥りがちです。
よくプロ野球のシーズン中の試合と高校野球の夏の甲子園大会が引き合いに出されますが、
夏の甲子園球児たちは「負けると引退」がかかった試合ですのでワンプレーに向かう
姿勢が全力投球です。
しかし、プロになると内野ゴロを打った時、一塁ベースまで全力で走る選手が少ない
のが現実です。

これは当然プロとアマチュアの世界での違いがあります。
お金をもらってする野球、好きでする野球の違い。
日本シリーズの雰囲気はまさに限りなく後者側に近かったように感じました。

今年の両リーグを代表する二チームは全員が全力投球でした。
全員が走って走った一年だと思います。

ワンプレー、ワンプレーが全力で「負けん気」のぶつかりあいでした。
こういった試合は非常に見応えがありますし、スタンドの観客、
スタジアム周辺の飲食店、テレビを通して全国のお茶の間の視聴者に感動を与えたと思います。

仕事を通して、お客様に「感動」を与えられることは難しいことですが、
お金もらってする仕事に「好き」が加われば、もっと良い仕事ができるのではないかと考えます。

日々精進しながら、皆さまが「好きな仕事」でプロとして活躍される環境を作れるよ
うに努力していきたいと思います。
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