人工知能(AI)と天才棋士

2016-03-22
Googleの天才AI集団DeepMindが開発したAlphaGoと囲碁界のトップクラスの棋士、イ・セドル氏が勝負し、
AIが勝者となったというニュースが数週間前にありました。
そのニュースを聞いて、技術的進歩への驚きと危機感のような複雑な思いで、ブログで書くことにしてみました。
まずは、AlphaGoをここまで作り上げた開発者たちへの賞賛と、また毎秒あたり数万の手を
読むことができるAIに果敢に挑んだイ・セドル氏を称えたいです。

今後は人工知能の科学的技術の発達により、さまざまな産業で人に代わって
AIが導入されていくことがさらに加速していくと言われています。
機械やAIに奪われてしまう仕事ランキング、と雑誌などでも取り上げられ、若干の危機感も覚えます。
実際、3月21日の日経新聞にも銀行や損害保険のコールセンターの顧客対応にAIが導入されはじめ、
接客担当者の側面支援にAIを活用する事例が増えてきているとの記事が掲載されていました。

ちなみに、専門家の間では、言語の抽象化(言葉や情報を理解して自ら学ぶことができるようになる)が
2030年前後なのだそうです。そうなるといよいよもって、人でなくても構わない仕事が増える。
弁護士のような法律相談や医師のような症状判断も可能になっていく。
おもわず、人間にしかできないこととは何だろうか・・と思いを巡らす。

危機感を覚えるものの、そもそも、人工知能を持つ機械が誕生しなくても、私たちは仕事をする上で、
「自分であることの差別化」を図っていく必要があるものだと思う。
同じ部署の隣の席のAさんやBさん、ほかの誰でもない自分にしかできない、思考し工夫する働き方、
それが他者との差別化につながることを、当社でも転職を考える方々に伝え続けています。
それがひいては、機械ではなく、あなたという人がやっぱり必要だ、ということになるのではないか。
そのためにも、与えられた仕事に対して、「自らが考えて行動に移していくこと」で昨日よりも今日、
今日よりも明日、成長し進化し続けることができる。
その体験の積み重ねと体験から学ぶ思考プロセスは、AIがあらゆる過去のデータに新たなデータを
取り入れながら頭脳が成長する過程に非常に似ている。

ビジネスには「非効率だけど必要なこと」だったり、「懐に入る」など可視化しづらい人間だからこそ
できること、むしろ人間しかできないこともまだたくさんある。
先の囲碁対決の話に戻れば、通常の対局では心理戦の末に勝敗がつくことが多いそうです。
イ・セドル氏は、表情も感情もないAIだからこそ勝つことができなかったといえます。

もうすぐ4月。桜の季節は環境の変化が多い時期です。
部署異動したり、新たな会社で新しい挑戦をされる方などさまざまだと思います。
自分が悩み・考え挑戦しない限り、その先の成長は見えません。成長とは体験の1歩から始まるもの。
あなたは、Change OR Evolution?(環境の変化を求めるのか、自己変革するのか、どちらを選ぶ?)
スポンサーサイト
tag :

3.11東日本大震災を偲ぶ

2016-03-15
2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災から5年が経過した。

津波が東北地方一帯を飲み込み、すべてを攫っていった。

震災当時、まだ学生だった私は当事者意識が低かったのを記憶している。

私自身、阪神淡路大震災を経験して実家の近くに仮設住宅がたくさんあり、
長田区をはじめ、神戸市、宝塚市、西宮市の小学校からの転向生徒も多かった。
同級生で洋服箪笥の下敷きになった子や家が倒壊した子たちもいた。

今では仮設住宅のあった辺りはショッピングモールや家電量販店が立ち並んでいる。

1995年1月17日当時の幼少期から大人になって日本列島をまたも襲った天災。

私が生きてきた27年間の間に2回も天災が起きた。

被災した地域も何年かすれば、仮設住宅が退き、忘れられてしまうのかもしれない。

悲しいできごとを人は忘れてはならない。
誰かがメッセージを発信し続けて、今働けていることのありがたさや
命の尊さを実感して毎日を生き続けたい。

日本人は幾度となく、困難を乗り越えてきた。
きっとまた東北地域ももとの姿以上に輝くだろう。

その為に微力ではあるが私も努力して何らかの形で貢献できればいいと考える。
tag :

コア☆イームズ

2016-03-08
1940〜1960年代、アメリカで近代主義から生まれたデザインのムーブメント
「ミッド・センチュリー・モダン」の立役者イームズ夫妻(チャールズ&レイ)は
45年間もの間、20世紀のデザインの概念を大きく変え、
数々の作品を残し、大きな影響力を世界中に与えた。

あまり知られてはいないが、チャールズ・イームズの口癖は
「デザイナーの役目は、ゲストの期待に応える良いホストになること」だったという。
ゲストとは、イームズのイスに座るすべての人のことである。
イームズ夫妻が亡くなって四半世紀以上経った今もなお、
彼らのデザインが多くの人を惹きつけている。

その秘密はチャールズとレイの作品に、とても深みがあるからだと言われる。
理由の1つとして手がけたジャンルの幅広さがある。
フランク・ロイド・ライトのように、本業の建築(帝国ホテル)以外に
家具をデザインしたデザイナーもいるが、イームズ夫妻は群を抜いていた。
いくつもの領域全てで、世界を驚かす作品を生み出した。
イスだけでも十分すぎる名声を残したが、建築や映画、玩具でも名声を得たであろう。
この様々な分野の仕事を個々に検証すると、全てにあてはまる
共通点があるはずだが「これぞイームズ」的な共通項は見当たらない。
実は「目に見えるもの」ではなく、「問題を解決能力」こそが共通項だったのだ。
建築である「イームズハウス」は直線、イスである「シェルチェア」は曲線である。
相反するものであり、イスにも直線を使う考えはなかった。現状の課題を
うまく解決することが第一で、技術より考え方がデザインの中心、
という考え方だったからこそ、時代は変わっても、多くの人の心に「共鳴」するのだろう。

そして問題解決の根源こそ、作品の中心にある “おもてなし”である。
ある時イームズ夫妻が、「PUSH AGAIN MACHINE(もう一度押す機械)」というものを
美術館に作った。会場に設置されているボタンを押すとイスの説明が流れる。
更に知りたい場合は、もう一度押せば更なる詳細を知ることができる機械だった。
お客様をもてなすという考えを作品を通して発表したといえる。
如何に人を喜ばすか、驚かすか、彼らはモダニストとして知られていますが、
「ヒューマニスト」であったと考える。
人材紹介ビジネスは膨大なデーターの活用とシステマチックな運営が中心になっている。
そんな中我々コアは「人が介する」事にあえて重きを置いた業務を展開している。
人が介する強みとは“お客様の立場に立って行動する”ことであり“とことん考え抜く”こと、
つまり感情を持って“考動”できる事である。その考え方がブレないからこそ、
求職者様と企業様とのマッチングにマニュアルはなく、一つとして同じものがないが、
常に同じベクトルを向いている。

「全てのお客様にご満足を頂くこと」である【コアイズム】に徹底してこだわることで、
時代は変わっても、多くの人の心に「共鳴」すると信じて今日も邁進する。
tag :

動きながら考える

2016-03-01
つい先日、私にとって何度目かのダイエットがスタートしました。
やらねば、やらねばと何度も思いながら、はや数ヶ月。
ようやく重い一歩を再び踏み出しました。
減量に取り組まれたことがあれば共感頂けると思いますが、
この一歩こそがとにかく重要なアクションなのです。
私が言うのもあれですが、結局ダイエットというのは、
「どの手法が一番キクのか?」という事ではなく、
「どの手法でもいい。とにかく踏み出して継続できる仕組みを作る」
という事こそが肝になるからにほかなりません。

色々な言い訳や正当性を主張して、目の前にある課題を先送りにするのは、
人間の持つ悲しい性の代表例かもしれません。
誰しもが心当たりのある所だと思いますが、ある程度大人になれば、
いやでもそんな部分と向き合って、
周囲に対しての責任を果たしていかなければならないもの。
しかも様々な役割を同時に担う場面の方が多いはずですので、
順位付けと時間の使い方を間違うと、すぐに自分のコップが溢れてしまい、
修正できないくらい散らかった状態になってしまいます。

そうなれば必然、考え方の基本として「何かを変える事は避けたい」という
気持ちが働いてしまいますし「変えたくても変えられない」という
ジレンマが発生する事になると思います。

この負の連鎖を断ち切る方法はいくつかあると思いますが、
その一つとして「走りながら考える」という方法がそれにあたる気がします。
「両方必要だし重要という意味でしょ」と捉えてしまえば身も蓋もないですが、
ひとまず、走り出すための自己意思決定(理由)と、
考えるとっかかりになる最低限の材料があれば、後付けで修正可能であり
とても現代的だと感じています。

全体の経済成長は鈍化していても、短期で成果を上げることが強く求められる世の中、
立ち止まり熟考し、どれが最も優れているかを選ぶという様なスタイルは
到底受け入れられません。そのように大きな半径で計画~改善までのサイクルを
きっちり回す方法ではなく、PDCAの円を小さく捉えて回転数を増やす、
状況に応じて微調整して行くイメージで取り組んでいく事で、
より多くの課題を解決できるようになるのではないでしょうか。
いきなり高得点をたたき出せる方法ではないにせよ、
そこには自分なりの思考が存在すること。
確実に目的地までの距離を縮めているという実感が持てる事。
そして、次のサイクルではそのための微修正をかける事ができる状態にある事。
何か現状に変化が必要な時は、そういう形を目指すと負担が少ない気がします。

CMでおなじみの、あのフィットネスクラブがヒットしている背景には、
食べたい欲求に対抗する人間の意思の弱さ、儚さがあると思います。
トレーナーが食事メニューも含めてPDCAを回してくれるというシステムを買い、
そして欲求に打ち克つ…!確かに素晴らしい仕組みですが、本当に最終手段ですよね。
今のところは独力で結果にコミットし、文句のない達成感を得たいと考えています。
tag :
<< topページへこのページの先頭へ >>