休み方の作法

2014-08-19
皆様、お盆はどのように過ごされたでしょうか。

ご実家に帰られた方、少し遠出をされて羽をのばされた方、
様々だと思いますが、しっかりとお休みを取られて
無事に仕事に復帰されていれば何よりでございます。
(まだこれからの方は楽しみが残っていますね)。

ここ最近、また、「休み」についての議論が盛り上がって
いる気がいたします。聞き飽きたテーマかもしれませんが、
日本人は働きすぎである、欧米をお手本にもう少し上手に
休むべきであるというような内容がその議論の柱になっています。
実際に、ある調査では日本で働く人の有給取得率は4割少々くらいとの事で、
会社から与えられた休みの半分以上の日数を諦めていることになります。
理由としては周りの目が気になるという「うしろめたさ」だったり、
自分が果たさなければならない「責任感」など、会社環境や立場によっても
様々だと思いますが、基本的に日本人は主体的に休みを取ることが
苦手だとされています。端的に言えば、休みを取ることがネガティブな
イメージに結び付きやすい、という事だと思います。

その結果、周囲を見ながら「空気を読んで」自分の休みを取ったり
スケジュールを組んだりするので、右にならえ、一斉に同じタイミングで
休むことになりがちです。そうなると、どこに出かけるにしても大混雑だったり、
値段が高かったり、スケジュールを詰めこみすぎたりして、
リフレッシュどころか返って疲れを溜めてしまう…というような事もよくある話です。

そもそも、休みを取る本人も「休みとはそういうものだ」という妙な納得感、
あるいは諦観を養ってしまっているので、あまり疑問に感じていない様に思います。
また、会社側がいくら奨励してもなかなか休みを取らない方もいらっしゃる様ですが、
中には「自分は会社に必要とされている」という感覚からスタートして、
全く休みを取っていない事に快感すら覚えてしまっているような事もあるらしいです。
こうなると、はたから見ればいわゆるブラック企業に勤めている状態と何ら変わりなくなり、
気づかないうちに自分の体だけでなく家族に負担をかけているため、大きなリスクを
常に抱えている働き方と言えます。これはあまりにも危険な状態ですよね。

しっかりと体を休め、精神的にリフレッシュし、次の仕事への英気を養い、
そして家族も喜び、会社にも迷惑を掛けず…と、理想の休み方というのは結構難しそうです。
ただ、個人的には、ONとOFF(平日と休日、自分と家族、仕事と趣味など)という分け方を
あまり強く意識しないことで、理想形に近づけられるのではないかと思っています。
要は、休みというのは日々の働き方の延長にあるもの、連続しているものであると
強く意識するという事です。
どうにも夢のない話に聞こえるかもしれませんが、いわゆる完全な
「休みモード」に入ってしまうと、例えば、思考停止状態になりやすくなったり、
問題の先送りをしてしまったり、休みモードから抜け出すのに多大なエネルギーを
使ったりするので、結局自分自身が一番辛い思いをすることになります。

その意味で、仕事ができる人は休みもきちんと取れる、という法則には説得力があります。
仕事も休みもキャリアの一要素ですから、結局は自分なりのマネジメント法を確立させる事、
そしてそれを徹底していく事でしかないのかもしれません。

来年には8月に「山の日」ができて、祝日が1日増えるそうです。
いい機会なので、ご自身の休み方についてもマネジメント方法を見直してみると
良いかもしれません。この考え方が、すでに日本人的かもしれませんが。
スポンサーサイト
tag :
<< topページへこのページの先頭へ >>