誰が為に生きるのかということ

2013-08-27
昨年、弊社で転職をなさった30代前半の男性の営業マンのお客様から、興味深い話をお聞きした。
前職では『誰よりも一生懸命仕事をしているが結果に結びつかない』というお悩みがあったが、
現職で転職後、大活躍できるようになった。そのきっかけとなったのが、
現職の社長様で入社時のオリエンテーションでその社長様のお話をお聞きになり、
意識を変えることで『仕事観』『人生観』が変わったとのことだった。
そのお話は非常にシンプルなものだった。たった一つの質問である。

『君は何のために仕事をしているんだい?』

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その彼は、その質問に『会社の売上向上とその中で自身の立場を上げて行くこと』と答えたそうです。
また、その為に朝早く来て、昼休みも妻の作った弁当を10分で食べて、深夜遅くまで働き、
土日も顧客先に出向いて必死に働いてきた旨を話したそうです。

すると、その社長様が『そうなのか?それは凄いね。でも弊社に入ったからには、少しだけ考えを変えてほしい。これからは、会社のためをお客様のため、自身のためを家族のために考えて仕事をしてください。
会社のことはそれが出来るようになれば、解るはずだから・・・』

その営業マンは、意味が解らず、『どういう意味ですか』と聞き直したそうです。

『会社がありつづけるには、売上を出し続けることと、社会に必要とされることの二点が必要だ。
それを理解することが、一番の会社貢献であり、そのために、お客様のために、家族のために自分が出来ること。
喜んで頂けることを追求していく意識を持つようにしてください。その結果はそれを実践したものだけが知ること。
試してみたら?お休みに家族と旅に出てごらん』とのことだった。

そこで、結婚して新婚旅行さえ連れて行かず、仕事仕事の彼は、家族を旅行に連れて行くことにし、
家族にどこに行きたいのか?何をしたいのか?何を見たいのか?
全て、初めて家族に聞いたことだったそうです。
そこで、奥様が学生時代の夏休みにアルバイトでお世話になっていたという思い出深い避暑地のペンションに行ったそうです。(初耳だったそうです。)

道中、そのペンションで働くこととなったきっかけ、目に映る山の新緑や涼しげな小川。
幼い息子さんも普段見ることのない活き活きとした表情で、はしゃぎ、まだ話せないですが、
普段以上にワァーワァーと何か伝えているようだったそうです。奥様とも色々と話したそうです。

また、その奥様が昔、お世話になったペンションのオーナーからも色々と自分の知らない奥様の話を
お聞きし、学生時代の彼女のこだわりや、想い、大事にしていたことを初めて知り、
今まで、奥様が興味を持たない彼の趣味を押し付け、お金を家に入れることが一番の自分の義務の様に
思ってきたが、喜んでいる妻や息子の顔を見て、自分の身勝手な生き方を反省したそうです。

相手の興味を考えて行動すると、こんなに喜んでもらえるのかと、新鮮に感じると共に、
自分の心がすごく落ち着いて、穏やかな気持ちになっているのに気付いたそうです。

今までの人生で味わったことのない喜びが、自分の胸に広がっていくのを感じ、誰かのために
何が出来るか考えるようにしていくことの決意をしたそうです。

日常業務も新天地であったにも関わらず、常にお客様の満足を一番に考えて行動するようになり、
その結果、信用と信頼を勝ち得て、大きな商談がまとまったりと、人生が好転してきたそうです。

毎日、当たり前のように食べていた奥様のお弁当に感謝の気持ちを持って、
洗ったお弁当箱に奥様への感謝の気持ちを添えてプレゼントを入れてみたり・・・・するようになったそうです。

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転職を通じて、転職先の社長様のお力に依るところではあるが、このような『仕事観』や『人生観』も変えることができたこと。
非常にうれしく思いました。

自分も、必ずしも実践できてはいないと思う。
お客様のため、家族のために自分自身も何が出来るのかを改めて考えました。
人材紹介というサービス業を選んだときの想いに返り、初心を忘れずやっていこう。
そう思いを新たにした。

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人生行路

2013-08-22
帰省や静養など、先週のお盆期間の休みを利用して旅行に出かけられた方も多いと思う。
観光旅行や、綺麗なビーチリゾートや避暑地などそれぞれのスタイルで、旅行を楽しまれているかと思うが、
転職活動と旅の共通点がいくつかあることに気づいた。

転職活動で、我々のような人材紹介会社をご利用頂く、これは旅行代理店に例えられる。
最近ではネット上だけでオプションや日程を選んで完結することも増えてきたが、
行き先の希望や予算、プライオリティを伺った上で最適なプランをコーディネートする。
転職においては、ご希望の業界・業種・職種などを伺い、給与やワークライフバランス、
企業の成長ステージ、勤務地など、いくつかの要素の中で重視されるものをお伺いする。

企業においての採用面接、これはある意味、旅行そのものであろう。
普段の勤め先を離れ、新しい企業に夢や期待を持ち、面接に臨む。

もちろん自分に相応しい会社かどうかを見極めるという部分もあるだろうが、
新鮮さを持ってその企業を見ると良い部分のほうがより多く目に付く。

観光地において現地に住んでいる方は、珍しくないものやありふれた日常として捉えているものを、
旅行者は写真を撮ったり、感動したりすることに近い。

しかし、旅行との大きな違いもある。
そこに定住する覚悟があるかということだ。
転職を決意し、ある程度の年数をその会社で過ごす覚悟が問われる。

小笠原諸島などの観光地では、旅行者があまりの環境の素晴らしさに感動して、移住してくるケースも多いという。
ただ、数ヶ月や数年というスパンでやはり、定住は諦めて戻って行くケースの方が多いそうだ。

我々は非日常を求めて旅に出るため、
旅先においても日々生活を営んでいる方がいるということを忘れがちだ。

転職活動も同様、今現在の企業を出て、新たなる挑戦を行うという時に、
その新しい環境の中でずっと働き続ける覚悟が必要だ。

少しの非日常を垣間見るのと、籍を移すのとは、全てが異なる。

ただ、悩み過ぎて足並みを止める必要もない。
どの様なところに籍を移したいのかをお考えいただき、ご相談頂ければ
最適なロケーションをご提案できるようにまい進していきます。

マーク・トウェインの言葉を借りれば、まずは船を出すことから。

"今から20年後、君はやった事よりもやらなかったことに、より後悔するだろう。
ゆえに、もやいを解き放て。安全な港から船を出せ。貿易風を帆に捕らえよ。探検せよ。夢をみよ。発見せよ"
―マーク・トウェイン

酷暑が続く中ではあるが、まだまだ続く人生という旅路において、
何かお役に立てることがあれば幸いである。

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