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成功の理由

2019-08-20
大手文具メーカーが新しく発売した電子メモパッドは、
紙に書くような感覚で、手書きでメモができる。
この商品は、ひとりの男性社員が粘り続けて、
クラウドファンディングで1000万円を集めて実現した文具だ。

この男性社員は、かつて、前身となるメモパッドの開発も担当していたが、
その商品には幾つか欠点があった。その欠点を補いながら、
自分が使いたいと思える電子メモパッドを開発したいと2年前に決心。
早速社内の会議で企画を出したが、周りの反応は思いの他冷たかった。
そこで、「まずは市場の声を集めることから」と考え、
クラウドファンディングの利用を会議で提案した。
この提案は新しもの好きの社長に受け、
すぐ実施することになったが、
その対象は別の商品でということになってしまう。

しかし、彼は新商品の機能をイチから見直し、
どんな電子メモパッドならニーズが生まれるのか
徹底的に研究した。いろいろな創意工夫で便利な機能を加えていった。

その後、再び社内で提案。
「そんなに作りたいのなら、クラウドファンディングで1000万円集めたら発売しよう」と言われた。
ようやくチャンスが巡ってきたが、1000万円が集まらなかったら企画自体がなくなる。
プロジェクトを公開すると、支援者の様々な要望が集まり、
クラウドファンディングを活用して、発売前に商品に反映することができた。
結果として、1か月半で1000万円を達成した。
何が成功の要因だったのだろうか?

1.熱意、粘り、地道な努力
ずっと相手にされなくても、社内の評価が散々でも、2年以上粘り続けた。
クラウドファンディングのプロジェクトでは、イベントでチラシを配布したり、
こまめな活動レポートを行う等、泥臭い地道な努力を続けた。

2.目的を明確にして楽しむ
開発目的は自分も使いたいと思える製品。開発に辿り着くまで紆余曲折があったが、
自分だけではなく、ユーザーが欲しいと思う商品を企画する工程が楽しかったと振り返っている。

3.消費者目線
自分が使いたいと思えると同時に、ユーザーに使いやすいもの、
消費者が求めるものを一貫して追求した。

上記3点は互いに関係している。
転職活動においても同じようなことが言える。
経歴を棚卸しする上で、職務経歴書の作成、面接時の質疑応答時には
結果だけでなく、上記のように、そこにたどり着くまでのプロセスが重視される。
弊社のキャリアコンサルティングでは、プロセスが大事だということを皆様に
お伝えしています。
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染みついた習慣

2019-08-05
先日、友人から来日しているイギリス人の女性と都内を回るので通訳として付き合って欲しいと頼まれた。
昔は英語を使った仕事をしていたとは言え、それももう10年以上前のことだ。
今は求人票などで英語を読む機会はよくあるけれど、話すとなると別問題で、
通訳として役に立つレベルとは思えず一度は断ったのだが、どうしてもと頼まれて同行することになった。

当日、久しぶりの英語に、最初は思うように言葉が出てこず、
理解しようと努力してくれている優しいイギリス人の彼女に申し訳なさを感じながらも、
伝えたいことが伝えられないもどかしさを覚えた。
しかし不思議なもので、1日一緒にいて彼女の発音を聞いているうちに、リズム感や言い回しなど
感覚を思い出し、考えなくても言葉が出てくるようになったのだ。
自分でも驚きだったが、英語を使っていた期間なんてたかが数年だったというのに、
数十年経った今でも身体が覚えていたとは!

若い時に身に付けたものはいつまでも残っているものだと一人で感心しながらも同時に、
当時、短い期間でも強い興味を持って必死に習得したスキルであり、
その生活が日常的になっていたからこそ、身体に染みついたものだと気が付いた。
そして思った、「何だって同じこと」なのだと。
身体に染みつくほどに重ねた経験や苦労は、一生涯のものになる。

勉強でも仕事でも、何かを学ぶときに「興味を持つ」ことが大切であり、やるからには楽しむ。
「やる」と決意したら、その行為をしなければ気持ちが悪いと思えるほどにやり続けて習慣化すること。
その継続があって初めて身体に染みつき、自分のモノにすることが出来る。
誰にでも、その時は本当に苦労したけど、そのおかげで今があるという経験があるはずだ。

大人になると人生経験が増えるせいか、自分には「難しい」「無理」だと思う範囲を勝手に判断し、
やる前から諦めたり、自分の可能性を信じることが出来なくなっているのかもしれない。

自分自身を諦めず、決めつけず、まずは「やってみよう」と思うことから始めてみる。
そして、やると決めたら楽しむ方法を考える、3日・1週間・1か月・3か月と続けてみる。
さらに有効的なのは、自分が挑戦していることを周囲に公表しておくことだ。
「あれ?止めたの?」と言われないようにやり続けるしかない。
習慣化されればこっちのものだ。
毎日寝たり、食べたりするような「習慣」に、通常は「頑張る」という意識はない。

そう書きながら、私の脳裏に浮かぶのは「ダイエット」という五文字だが、
「おいしいものを食べて笑う」ことを習慣化している私にとっては、ダイエットの習慣化は非常に難しい。
・・・・いや、「まずは3日!」やってみようと思う。
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瞑想専門スタジオ

2019-07-29
『お金を払って通う意味が分からない』
『胡散臭い』
きっと学生の頃の自分ならそう思っていたと思う。

先日、日経MJに瞑想スタジオオープンで盛況と記事が出ていた。
間接照明の灯る個室に入りガイダンスに従い瞑想する。
室内はクッションが置かれ、コースによって異なるようだが
リラックス効果のある音楽がかかっている。
一見シンプルだが瞑想に入りやすい工夫が随所にされているようだ。

祈りの方法や武術の精神統一に用いられてきた瞑想は、
1960年代に起こったヒューマンポテンシャル運動により、
精神治療やセルフコントロールの方法として一般に広まった。
効果としてストレスの軽減や集中力UPが挙げられる為、
最近では企業セミナーで取り入れるところも出てきている。

しかし、このような効果が高くコストもかからず出来る行為を、
一般的に日常に取り入れている人は少ないように思える。
身体と、静かな環境さえあれば簡単に出来るものなのに何故しないのか。
静かな環境なくとも耳栓等で音を遮断することは出来る。
だからこそ、スタジオ開設は少々難しいのではないかと考えた。

瞑想が日常に取り入れる人が少ない理由として、
一つは『瞑想』の重要性があまり周知されていないことが挙げられそうだ。
「良いって聞く、けど実際どうなの?」
「目を閉じて座っているだけで効果があるの?」
行為自体の“見た目”が簡単なことから、効果を感じ辛い。

二つめの理由として、逆にお金をかけなくても出来ること。
その“見た目” からいつでもどこでも出来ると考えられていること。
この「いつでも出来る」ことというのは、その気にならないと人は始めない。

結果として、上記2つの認識の人は家で瞑想もしないし、
冒頭の学生時代の私のようにスタジオ開設を“胡散臭い”と捉えてしまうかもしれない。

少し話が逸れるのだが、2ヵ月前から体力の低下を感じてスポーツジムに通っている。
もっと前から運動不足解消の為に、近所を散歩したり、
週末の朝にジョギングしてみたりしたが、運動以外の目的がないとだんだん外に出なくなっていった。
雨が降っていたり、日差しが強かったり、運動しない言い訳を作る。
それがジムに入会してみたら、料金を支払っているという意識で週末必ず足が向く。
それだけでなく、だんだん身体を動かす・汗をかくことがストレス発散になり楽しくなって、
今では行く回数が増えている。
『運動は健康に良い』という周知の事実があるにも関わらず、
毎回三日坊主になっていたのがジムはまだまだ始まったばかりだがはまりつつある。
最初は『運動する機会』を買っていたのだ。
そこから、運動する楽しさを知ることが出来た。

話はまた瞑想スタジオに戻る。
日経MJの記事から、ネット検索をしこのスタジオのことが気になり調べてみると
オープン当初は料金を基本一律1000円にし、
お客様側に金額設定をゆだねて瞑想の効果を感じられたらプラスα
お支払いくださいという設定にしたようだ。
結果、多くの人が平均してプラス1000円程を支払ったという。
多くの人が、瞑想をすることでのなにかしらの効果を実感した結果だ。

このことから瞑想スタジオはスポーツジムに通う原理・市場と近いマーケティングだなと感じた。
“価値のある行為をする機会を売る”
価値があるものだからお金を払うのは当たり前なのだが、
お金を払うから価値がわかる市場でもあると思った。

きっとスポーツジムに通う人はジムに行けなくなってもなんらかの方法で運動をするだろう。
瞑想も同じく、お金を払い価値がわかった人はスタジオに行かずとも日常に取り入れるかもしれない。
もちろん、スポーツ・瞑想のそもそも積極的におこなう人は例外だが。

瞑想専門スタジオが今後どれくらい広まっていくかはまだわからないが、
お金を払って瞑想を行う人がいるという事実や、実際に行った人の話から
少なくとも瞑想の効果の有効性は広まっていくだろう。
市場とは、人の発想の数と同じだけ増えていくのだと感じたニュースだった。

情報の多い生活の中、急がばまわれではないが
進むために立ち止まることは効率的なのかもしれない。
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マネジメント

2019-07-22
働き方改革関連法施行を受けて、就職情報提供会社大手が6月にまとめた企業向けアンケートで、
非正規雇用の採用数を「増やした」と答えた企業が約4割に上った。
時間外労働の上限規制により、正社員が稼働できない部分を非正規で補おうとする動きが顕著だった。

厚生労働省の統計を見ても、非正規雇用労働者の割合は長期的に増加している。
こういった傾向に伴い、非正規雇用の人を管理する業務や人が増えている印象を受ける。
職位が管理職であってもなくても、
マネジメントが誰にも求められる時代になってきたと言えるかもしれない。
そういったマネジメントを行う正社員職種の求人も増えていく。

ところで、採用が売り手市場とよくいわれるが、本当にそうなのだろうか。
たしかに新卒採用を全体として見れば売り手市場だ。
しかし、中途採用で、少なくとも弊社の領域である一般消費財業界やその周辺分野を見る限り、
売り手市場とは思えない。企業が厳選して人を採用する傾向にある。
採用需要の高まりは、2020年の東京五輪を控えた建設ラッシュに伴うものが大きく、
他には、外食・介護・運送など、人手不足の業界がけん引しており、
全業界で採用が増えているわけではないからだ。

買い手市場において、意中の企業から内定や高い評価を勝ち取るにはどうすればよいか。
面接や書類選考で見られるのは、人物像や、業務にどんな思いをもって工夫して取り組んできたか。
いわば、総合的な人間力とも言えるものであり、付け焼き刃が通用するわけではない。
それでも、伝わる表現と伝わりにくい表現があるのもまた事実だ。
先程のマネジメントの話題を例に挙げると、どこどこの会社で、部長をやっていました、
課長をやっていました、とだけ言ったり書いたりしたのでは、伝わるものも伝わらない。

弊社の面談に来られた求職者様ご本人と話すと、熱い思いを持って仕事に取り組んでこられていて、
お人柄も魅力的なのだが、先程の「どこどこの会社で~」まで簡潔でなくても、
驚くほど職務経歴書があっさりしていて、書類からご本人の良さが伝わってこない人が多い。

面接官や書類選考担当者の視点はどのようなもので、
それに対してアピールできる書類はどのようなものか。
そのコツは意外とシンプルだったりする。
弊社では、そういった部分もお伝えしている。
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言葉の力

2019-07-16
最近、『言葉で伝える難しさ』を痛感することが多々あります。
言葉はコミュニケーションを図るツールとして有効な手段の一つですが、
その反面、微妙に使い勝手が悪いものでもあります。

そもそも伝え方が下手であったり、相手の方の受け取り方に癖があられたりと、
様々な理由はありますが、こちらの思いが上手く伝わらないときがあります。

この曖昧な部分が誤解を生むこともありますが、
だからこそ想像力を働かす必要があるのだと思います。

言葉には人を突き動かす言葉と、そうではない言葉の様に、
強弱や影響力の大小があると感じることがあります。

強い言葉は、相手にも強い印象や悪い印象(ダメージ)を与えるし、
弱い言葉は、その逆になります。強弱だけじゃなく、
「温かさや冷たさ」・「優しさと厳しさ」・「固さと柔らかさ」という
ような特徴もあるのだと思います。

人は言葉によって動かされる事がありますし、自らも言葉によって動くことがあります。
誰かから自分へ自分からまた違う誰かへと言葉は人から人へと伝わっていきます。

例えば、夢や目標を叶えるためには、
自分だけではなく人のサポートが必要なことも多々あると思います。

自らの夢や目標は口にすることで、誰かの耳に入り、
それが自分の人脈だけでは叶えられないことであっても、
周りの人がキーパーソンを連れてきてくれたりすることがあります。
様々な知識や情報が自然と入ってくるきっかけとなったりもします。

当社では毎週、『勉強会』をしております。
企業様のメッセージ、候補者様のメッセージをリアルにお伝えするために
「伝える能力」の向上につとめております。
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