意識の変化が求められるとき

2017-09-19
人材紹介会社のコンサルタントをしていると、
採用する企業様側、転職したい求職者様側双方の立場に触れるため、
当然ながら、働くという事に関連した話題には敏感になります。
最近では、政府が主導する「働き方改革」という言葉に関して、
当初思っていたより、かなり世の中に浸透しつつある事を実感しています。

少し話題は変わりますが、
 「働き方の価値をご提案する―」。
これは、弊社が企業理念として7年前の創業時から掲げる大切なメッセージです。

弊社が立ち上がった2010年末という時期は、
まだまだリーマンショックのインパクトが尾を引き、
また、JALの破たんや老舗の百貨店の閉鎖が続くなど、
世の中が、得体の知れない沼地に浸かっているイメージがありました。
そして、その数か月後に東日本の大震災が起こります。

スタートアップ直後であり、後ろ盾もない弊社からすれば、
「さすがに難しいかもしれない」と感じたのも事実でした。
しかし、我々の予想に反して「話を聞いてみたい」と
言って下さる企業様が数多く存在し、お声がけを頂けました。
そして、お会いする企業様ごとに、こんな状況だからこそ、
スピードや単に頭数合わせの選考ではなく、
時間をかけても中長期でご活躍できる人材を採用すべきであり、
そのためにはどんな人材が最適であるかをひたすら一緒に考える、
という往訪を繰り返し行いました。

人材をご紹介するまでに時間を要するスタイルを貫く事は、
我々にとって大きな勝負ではありましたが、
会社を立ち上げたメンバー一人一人が、
まさしく自分自身の「働き方」を真剣に考えた結果、
信念を曲げたら立ち上げた意味がない、という結論に至り、
皆で腹を括ったからこそできたアプローチだったと思います。

もちろん、それぞれの企業様やそこで働く皆様にとっても
想像を超えた危機に直面していたはずですから、
働く事への意識が大きく転換する過程の中で、
弊社の様な存在も必要とされた、という幸運もあったと思います。

状況こそ違えど、働き方改革が話題となっている現在も、
また新たな意識の転換が求められている時代だと思います。
残業規制、ワークライフバランス、女性活用、生産性向上などなど…、
それぞれに議論の余地があり、何が正しいのかは状況によって異なります。
しかしながら、誰かに押し付けられた考えに従うという意識は、
もう通用しない、という事だけははっきりと申し上げられます。

それぞれの、自分なりの「働き方の追求」ができますように、
これからも、ブレないご提案をしていきたいと思います。
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自分を知り、相手を知ること。

2017-09-11
我々にとって、人に伝えるという事はベーススキルであり、
その為に常に情報に耳を傾け、アンテナを立ててインプットした情報を
少しでもお客様のお役に立てるようアウトプットしています。

時折、伝えるということの奥の深さに溜息が出る事もありますが、
早く「上手いコミュニケーション」が出来るよう、実践、実践の繰り返しです。

勉強も兼ねて「伝え方」についての動画サイトなども見ることがよくあります。
とある動画サイトで、一世を風靡した元お笑い芸人の方が
ネタを作る時に絶対に気を付けていることをお話されていました。
「人前で話す、考えを伝える」ということにおいては、共通している部分もあるため、
勉強になるかもと思い見てみました。

「お客様に響く作品を作る際に重要視している事とは、以下の二軸を大事にすることだ」と話していました。
・自分の能力を分析し、自分自身を知り尽くすこと。
→X軸
・世の中の流れを抑えておくこと。
→Y軸

当然と思われるかもしれませんが、この二軸をしっかり分析し、理解した上でネタを作り、
自らを時代に融合させたことで、人気が出たのだと思うと言っていました。
一方で人気の出ない芸人の方はむしろ逆で「自分視点で面白いか」という判断しか
していないようにも見え、もはや自己満足の世界で生きているだけ、との事でした。
芸人で、このX軸とY軸を理解されている方は1割にも満たないと付け加えられていました。

これは、どんな仕事でも同じなのではないでしょうか。
X軸で言うと、先ずは自分の今の能力で何が出来て、何が出来ないのか、あるべき姿から
どれだけ離れているのか、その為には何をどのようにして、あるべき姿に近付けるのか。
プラスしてとても大切なこととして、そのあるべき姿が、
『周囲から必要とされているか』と言う客観的な視点も必要となってきます。
その努力はX軸を形成します。

また、Y軸では、世の中の動きがどうなっているのか。
世界の動き、日本の動き、企業の動き、部署の動き、個人の動き。
常に時代のトレンドは変わっていきます。周囲の求めるポイントも変わってきます。
ここでとても大切なこととしては、
『時代の流れと自らの価値が合致するポイントを常に意識すること』です。
その努力はY軸を形成します。

このX軸とY軸を理解することで、伝えるスキルは上がるのではないでしょうか。
当然、それ以前の問題も私にはあります。話す姿勢、声のトーンや抑揚、間合いなど。
いずれも一朝一夕に出来るものではありません。

しかし、これを極めることが出来たならば、社内外で「一目置かれる存在」となるのでは
ないでしょうか。仕事や日常生活においても、X軸とY軸の意識を持ちながら、
上を目指して行きたいと考えています。
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偶然を必然にする「興味力」

2017-09-04

通勤中や街を歩いているとき、知り合いに偶然会うことが多い。
「また知り合いに会ったの?」人からは驚かれるが、
実際は、誰もが同じように、移動中、知り合いに偶然接近していて、
それに気付くか気付かないかの違いだけなのではないかと私は感じている。
その違いがどこから生まれるかというと、周囲への興味、観察ではないかと思う。
街の様子が普段とどこか違っているかとか、何か変わったことがないかとか、
外出している時は自分の視界に飛び込んでくるものをざっと見渡すクセがある。
普段と違う様子に敏感に反応することはビジネスの世界においても重要な要素だと思う。

更に付け加えると、人への好奇心もあると思う。
人の様子は、それぞれ驚く程違っていて、たまたま見かけた人について、
どんな仕事をしている人なのだろう、小さい声で言い争いをしているカップルに
何があったのだろうとか、特に所作と表情が噛み合っていないような人達は
面白かったりする。人を観察していると飽きることがない。
例えば、求職者との面談時にもよく起こることであるが、話されている内容と表情が
微妙に一致していないような場合がある。
そこで掘り下げて、お話しを聞いていくと本人が無意識の内に、元来思っていることと
違う内容を話されている場合もあり、人の表情というのはウソをつかないものだと感じる
こともある。

突き詰めれば、「人」に興味がある、ということなのだろう。
知り合いを偶然見かけるというのは、自分の周りの環境に無意識のうちに
注意を払っていたり、すれ違う人を観察しているからだろう。
実は仕事と関係がなさそうで、実際には大きく関係があることではないかと思っている。

たまに近所のお店の店員さんを全然違う場所で見かけた時に知り合いと勘違いし
挨拶してしまったりもする。
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おもいやり週間

2017-08-28
先日、ホームで電車を持つ列に加わり、やっと来た電車に皆が乗り込もうとした瞬間、
横からベビーカーを押した3人家族が我先にと入り込み、
誰よりも先に乗車している光景を目にしました。
その列に並んでいた人たちは皆、唖然としており、怒っている人さえいました。
別の列に並んでいた私は、客観的にその様子を見ていたこともあり、
それぞれがどんな気持ち/考えだったのだろう、と電車に乗りながら考えていました。

恐らくその家族は、ベビーカーを押しているから乗車が遅くなると危ないという考えがあり、
それに「赤ちゃんが乗っているから、周囲が譲るのが当たり前」だと思っていたのかもしれない。
一方、その他の乗車客は一般常識として「順番を守る」というのは当たり前だし、
その時の家族連れの自分勝手な行動にイラッときたはずである。
一人ひとりに聞いて確認するわけにもいかないので、
実際のところはどう思っていたのかは分かりませんが、
お互いが、己の持つ正義を主張している事に間違いはなさそうです。

このような「とらえ方の違い」って、
日々の生活の中でも夫婦や恋人同士の間にもよくありませんか?
「意見が異なる」ということだけではなく、相手の真意も確かめずに
自分の思い込みによって誤解が生じ、すれ違ってしまうこと。
あとで少し冷静になって相手の気持ちを考えてみたり、話し合ってみたりすると、
単なる勘違いだったり、言葉に背景や意味があったり、共通認識だと思っていたらそうでなかった等。
いずれにしても大切なことは、月並みですが
「相手の立場になって考えること」『思いやり』なのではないかと思います。

人間関係を円滑にするために重要なことでもありますが、
この「相手の立場になって考えてみること」は
“仕事ができる人”を目指す上では、必須スキルだと思います。
ビジネスの世界でも「相手の立場に立って、相手の気持ちを考えて」
という場面がたくさんあるはずです。
「当たり前でしょ」と思った方もいらっしゃると思いますが、
実際は意外に難しいものではないでしょうか。

相手の気持ちになって考えているようで、自分の利点ばかりにとらわれ、
都合がいいように考えが塗り替えられていることもありますし、
前途のエピソードのように、自分の正義は相手の正義ではないことも多いわけで、
分かるようでわからないのが「相手の気持ち」なのだと思います。

私たちは人と接する仕事をさせていただているため、
相手の立場に立って考えることを常に意識するようにしています。
無理にでも意識して冷静になる間を作らなければ、
自分勝手な解釈と正義を押し付けることになってしまうからです。
それだけやっても、良かれと思ってやったことが顧客にとっては
単なる押し付け、余計なお世話だったということもあります。

この当たり前ともいえる「相手の気持ちを考える」という感覚が欠如していると
日常のあらゆる場面で感じるときがあります。
たとえば、道でぶつかっても、電車の中で足を踏んでも
「ごめんなさい」って言わない人が結構いて、怒りを通りこして呆れることがあります。
エレベーターの「開」ボタンを押して乗り込む人を待つ事すらできなかったり、
道端で落としたものを拾ってもらっても「ありがとうございます」のお礼も言えなかったり。
いったい日本ではどんな教育をしているんだ!と思ってしまいます。
(もちろん、自分もまた、然りな部分もあると思いますが…)

小学校のときに、「読書週間」とか「運動週間」とかよくありましたけど、
子供も大人も参加する「思いやり週間」を作って、
その週は相手のことを思いやる言葉や行動を心がけるっていうのはどうでしょうか?
「相手が喜ぶことをしよう!」「ありがとうと言い合おう!」など。
想像するだけで、何と平和な世の中になるのだろう・・・。

まずは、朝は大きな声で「おはよう」から始まって、同僚が何かしてくれたら「ありがとう」
顔色が悪かったら「大丈夫?」と声をかけるなど、自分にとっての「思いやり週間」を作って、
取り組んでみることでも、何かが変わるきっかけになるはずです。
また、家族だからこそ「わかってくれているはず」等と思い込み、
相手の気持ちをないがしろにしがちですが、相手をいたわり、
「ありがとう」という魔法の言葉を身近な存在にこそ使ってみてください。
家庭から職場へ、職場から社会へ、優しい輪が広がると
経済にも影響を及ぼすような力に変わるのではないかと思えてきます。
希望的観測も含め、そんなことをふと思いました。
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マニュアル

2017-08-21
夏休みに、子供を連れてリゾート施設に二泊三日で泊まりに行った。
掃除が行き届いた部屋や、スタッフのきびきびとした対応が気持ちよく、家族で快適に過ごす事が出来た。

その中で、特に印象に残った事があった。
一日目、ホテルのビュッフェレストランで夕食を摂った時、
未就学のまだ小さい子が、体調が優れず、何も口にしなかった。
その事について、こちらからは何も言わなかったのだが、
最終日にチェックアウトした際、フロントで言われた金額が計算と合わなかった
(言われた金額が私の計算より少なかった)ので聞いてみたところ、
「お子様が何も召し上がらなかった日がありましたので、その分のお会計は結構です」と、
フロントの方が、当たり前の事のように笑顔で言ってくれたのだった。
また、別のスタッフの方が、「またのお越しを心よりお待ちしております」と言ってくれて、
その時の心のこもった言葉や微笑みも印象的だった。

上記を帰り道に思い出して、素敵な人達だったなあ、また泊まりに行こう……と感じた。
丁度、ある高級ホテルチェーンに関する「マニュアルを超える接客」という記事にたまたま触れ、
上記の出来事を振り返って、きっと、あの対応はマニュアルにはないんだろうな、と思った。
あったとしても、心がこもっているから、人の心を打ったのだと思う。

マニュアルは、最低限のサービスレベルと、外面的な行動を規定したものでしかない。
真に人を満足させるのは、人の心をくみ取り、状況に応じて、柔軟に対応出来るか、という事ではないだろうか。
私が夏休みに宿泊した施設のスタッフの方々は、きびきびと気持ちよく働いていて、
型通りではなく、こちらの事情に合わせて、心のこもった対応をしてくれた。
私自身も、お客様に接する仕事を行う身として、同じような顧客本位のあり方を追求していきたい。
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