FC2ブログ

深掘り

2020-09-14
半沢直樹の勢いが止まらない。

池井戸潤の小説「半沢直樹シリーズ」を原作とした、
TBS系「日曜劇場」のテレビドラマだ。
全話、世帯視聴率20%超を記録しており、私も今や視聴率に貢献している一人だ。

なぜ「半沢直樹」はこれほどヒットしたのだろうか?
色々な理由はあると思うが、私が考えたのは特に以下二点である。

1.半沢は、皆が言いたくても言えなかった事をズバッと言う、爽快さが魅力である。
名台詞「やられたらやりかえす、倍返しだ!」との
半沢のセリフをみて、皆共感するだろう。
「よくぞ言ってくれた!いいぞ半沢!」、私のことのように満足感を得るのだ。

2.話一話で山場があり、スカッとするシーンがしっかりと盛り込まれている。
また、1クールが第一部と第二部の構成になっているため、一粒で二度おいしい。
つまり毎回毎回、飽きずに見ることができる。

そこで、もう少しだけ深掘りし、考えてみた。

1.について
現実問題、社会人の多くは
「本当はこうありたい、でもなかなか難しい」と思っている。
今のご時世は、長いものにはまかれろ、
言いたくても言えない環境もあったりもする。

そんな背景を考えると、日本人の奥底には、
「やられたらぐうの音も出ない程やりかえしたい」、
そんな思いを抱いている方が多いのではないか。
つまり、反骨心がある社会人は多いのだ。
少なくとも心の中では頑張ろうと、前を向いている日本人は多いのだ。
まだまだ日本の心も捨てたものじゃないな、と感じた。

2.について
現代人は飽きっぽい人が多いのかもしれない。
長編小説より、短編小説を好む理由と同じである。
よく三日坊主で終わることも、飽きっぽさが原因だろう。

さて、この「深掘りする=深く調べたり考えたりすること」は、
AIには決して真似が出来ない人間らしさで、
人間こそが持つ唯一無二のスキルである。
仕事やプライベートを充実させるうえで、欠かせない大切な要素だと思う。

例えば、普段の何気ないうわっつらな返事では、
相手の心を動かすことは難しい。
しかし相手の発言の理由をもう少し深く考え、
五感で感じ、思いを伝えると、相手は感動する。

転職活動においても同じことが言える。

選考過程において、いわゆる「深掘り質問」が投げかけられる。
「どのような考えで仕事をしているのか?結果どのように感じたのか?」。
軸となる考えを持っているか、人となりを含め企業側はしっかりと見てくるのだ。

しかし、深掘りし考えることについて、苦手意識をもっている、
余り深くは考えていなかった等の求職者は実際多いと感じる。

もしも悩まれた時は遠慮なく弊社へお声がけいただきたい。
キャリアについての「深掘り」を一緒にお手伝いができれば、
嬉しく思う次第である。

それでは、そろそろ半沢直樹が始まる時間なので、失礼させていただこう。
スポンサーサイト



tag :

今後、重要性を増すスキル

2020-09-07
先日、社内の勉強会で、
・仕事に求められるスキルの種類
・今後、求められるスキルがどう変化していくか
について、ディスカッションを行った。

仕事で求められるスキルを二種類に分けると、
1.お金で買えるスキル。ロジカルシンキング、経営学、語学、資格など。
  (勿論、習得するには、お金以外に、時間や労力も必要だが。)
2.お金で買えないスキル。調整、根回し、段取り、配慮など、
  一見、当たり前のように思えることや、地味で面倒くさいことが多い。

どちらも大事だが、今後は、2.の重要性が更に高まっていくと思われる。
データ分析、数値処理や翻訳が典型だが、
1.は、AIが得意な分野であり、今後、更に機械化が進んでいく。
一方、人同士が働くのに必須である2.は、機械への置き換えが難しい。

考えてみると、1.はその人の個性と独立して存在するが、
2.はその人ならではの個性と切っても切れない関係にある。
2.は、人間ならではのスキルと言ってよいだろう。

採用面接で重視されるのも2.の方だ。
というのも、1.は職務経歴書を見れば解るので、書類選考でかなり判断できる。
例えば、ある商材をどこの小売店向けに営業する、という業務は、
AさんもBさんもCさんも同じだ。
一方で、その業務を行うに当たって、目的を達成するために、何を考え、
どう工夫して、どう壁を乗り越えて、どう行動したか、というのは、
AさんとBさんとCさんの間に違いが出る。
ここには、自然と人柄が現れるし、「社風に合うかどうか」
「一緒に働きたいか」という部分に関連してくる。

これまでも、採用面接では2.のスキルが重視されてきたが、
AI化が進む中、今後、更に重要性が高まっていくだろう。
注意すべきは、転職の面接でこのスキルをアピールするには、
まず書類選考を通る必要があるということ。
当たり前のようだが、転職希望者が増えている最近の情勢では、
競争が激化し、書類選考を通過するのも容易でない。
職務経歴書を通してその人ならではのスキルを伝えるにはコツがあるが、
弊社では創業以来十年近く、求人案件の紹介とともに、
職務経歴書を通じたアピールの仕方をお伝えすることにも力を入れてきた。

興味を持たれた方は、是非、一度キャリアコンサルティングを受けてみていただきたい。
tag :

プロフェッショナル

2020-08-31
私の旧友に自動車整備士がいる。

友人曰く、同一同型の車種であっても、車には個性があるらしい。
何でも友人は車のエンジン音を聞くだけで調子の良さがわかるという。
良いエンジンオイルを与えれば、車が喜んでいる。
良いタイヤを履かせてあげると気持ち良さそうに走行するとまで豪語する。
時には事故に遭い、命を落としてしまう車(廃車)とも対峙する。
その時はオーナー(所有者)と一緒になって悲しみ、スクラップ工場まで送り届けることもあるという。
長く携わった車になると廃車の見送りの際には涙が出ることもあるらしい。
ピット(整備場)に通い詰める(点検・車検)車には愛着が湧き、
指導してきた子供(教え子)のように感じるらしい。

仕事(車)に情熱を注いだ分、情熱は車にも伝わり、オーナー(車所有者)にも伝わる。
結果、彼は某自動車メーカーの専属整備士という立場であるが、
彼を求めてお客様が来店される程である。(彼は営業ではないが、彼に車の注文が入る)
巷では少し有名人である。

私たちの仕事(人材紹介)はキャリアの整備士に近いのかもしれない。
弊社に面談へお越しになられる求職者の皆様はさまざまな目的で面談にお越しになられる

(車に置き換える)
・ご自身のキャリア形成に関して(整備点検)
・キャリアの方向性の相談(性能アップ)
・キャリアの挑戦(長距離ドライブへの挑戦)

人材紹介業において整備点検は面談すなわち、キャリアコンサルティングにあたる。
求職者の皆様がキャリアを構築する(ご自身の性能を上げる)ためのアドバイスや
必要なスキル習得のご提案や環境を変える場合のアドバイスをする。

車の整備士は感情を持たない車を取り扱うが、
私の友人のように仕事に情熱を注ぎ続けると万物の声(車の声)が聞こえるようになるらしい。
車の外観、エンジン音、走行状態でどこが悪いのか解析する。(この領域こそがプロフェッショナル)

私たちのお仕事は候補者様が成し遂げたいキャリアや目標に向かって叶えられるように
私たち自身が候補者様、企業様にも勝る熱を帯びることが求められる(情熱と器量を併せ持つ)
本当のプロフェッショナルとは仕事においても、エピソードやストーリーを持っているものである。

株式会社コアを通して、幸せになられる方が一人でも増えるよう
自分自身が情熱を持ち、自己研鑽(人間力磨き)を欠かさないように
本当の意味でプロフェッショナルと呼ばれるような仕事ができるようになれればと思う。



tag :

言葉にのせるもの

2020-08-24
長男の夏休みも中盤。
今年は3週間という短期になった事で、
自由研究も任意となり、本人もやる気はないらしい。
「そういう時こそやる価値があると思うけどな」
と言ったものの「え?なんでー?」という反応。
親パワーを使って強引にやらせることは憚ったので、
最終的には本人に任せることにした。

上記のような親子の関係でもそうだし、
会社でのマネジメントでもそうだし、
例えば人材紹介の様な「アドバイス」を
する仕事などでも同じだと思うが、
何かを伝えて相手に動いてもらう場合、
単に正論を振りかざした、もっともらしい言葉、
借りてきた言葉を使うのは最悪の手だと思う。
それは、伝い手のエゴが詰まったもので卑しいからだ
(息子への自分の言葉は「親として」のそれ)。

問題の大小やレベルの高低は関係なしに、
まずは相手が主役であることを忘れないこと。
そこは自分のアウトプットに酔いしれる場ではない。
そして自分の頭から必死に捻り出した言葉を使うのが
どんな相手(子供)にでも最低限の礼儀だと思うし、
相手を動かすための必須要素だと思う。
言葉は使い方で次第で意味も威力も大きく変わる。

ちなみに、古来より言葉の持つ機能は
「論理(ロジック)」と「修辞(レトリック)」に
区別されると言われる。

いずれもアウトプットに大事な要素だと思うが、
仮に論理的に正しくても「伝える工夫」、
すなわち「修辞」が伴わないと人の気持ちには入れない。
政治家や活動家が言葉の力によって支持者を増やせるのも、
正しい論理の上に「伝えるための工夫(修辞)」があるからで、
もっと言えば「伝えたい」という熱量を帯びているからだと思う。
例えば、4年前のトランプの真意はどうあれ、
極めて単純なロジックの上に国民の不満に火をつける修辞を用い、
不利な下馬評をパワーでひっくり返した。

デジタルの時代だからこそ、もっと言葉の持つ力を信じ、
そのスキルと熱量を蓄えていかなければならないと思う。
人は決してロジックだけでは動かない。

あの後、息子と自由研究についての話はそれっきりだったが、
自分なりに考えて、アボカドの種栽培をやることにしたらしい。
植物好きな長男らしいテーマだと思ったが、
通常、アボカドの発芽確率は50%との事。
どちらの結果にしても、本人が自分で選択したことを尊重し、
言葉をかけようと思う。
tag :

プロセスの価値

2020-08-17
もしかしたら、レジ袋有料化で万引が増えるかもしれない。
7月から小売店でプラスチック製買い物袋の提供を有料とすることが義務付けられたが、
万引防止を図る団体のアンケートによると、エコバッグを使うと万引は増える傾向にあるという。
プラごみを減らすという命題のためにレジ袋を削減したがために、結果的に高度成長期に
小売店が抱えた防犯上の課題が再来するというのだ。

このように、何か新しいことを始めると、それに付随して新たな課題が浮上してくることがある。
例えば、テレワークを導入すると、社員同士が直接顔を合わせないので、会社の一体感が薄れてしまう事や、
経営層からは社員に任せるのが心配という声も聞こえる。また、面接においては今やウェブ面接を
実施している企業がほとんどだ。ウェブ面接だと、プレッシャーがあまりかからない状況で応募者が話せるので、
営業としての適性を見抜きにくい等の課題が生じる。そのほか今隆盛を極めるDXなどにおいても
同じことが言えるだろう。前に進むために必要だが、一方で新たな弊害や逆行したマイナスポイントが露呈する。
痛しかゆしのジレンマというやつだ。
とはいえ、新しい取り組みをしなければ事業継続はままならない。ここで大事なことは、
何かを変えたり取り入れたりする際は、結果を急ぐのではなく、その「プロセス」にこそ重きを置くことだと思う。
変化には痛みとイレギュラーがつきものと割り切り、そのプロセスを全社で共有する事で、
初めて本質的な組織改革を起す事が出来るのではないだろうか。

採用に目を向けても同様のことが言える。上記DXもそうだが、老舗大手でもさらに成長している会社、
転職市場で人気のある会社は、まず例外なく新しい取り組みにチャレンジしている。
実際、その様な会社の採用ポジションには、新規事業立ち上げが多かったり、新規取り組みで
成功体験を持つ人が強く求められている。その際、「私は新規取り組みを数々成功させてきました」と言えば
採用されるのかといえば、答えはもちろんノーだ。その人が何を考え、どのように新規取り組みに関わり、
何に苦労して、どう乗り越えたのかを聞かないと、採用する側は判断できない。うがった見方をすると、
その人はプロジェクトに端役で参加しただけかもしれないし、たまたま取り組みがうまくいっただけかもしれない。
感覚的にモノを言っても相手には何も伝わらない。

やはり、大事なのはプロセスだ。
そのプロセスに存在する価値の伝え方は、場数とノウハウがものを言う。決して派手さはなくとも、
自らの頭で考え、試行錯誤しそれを実現させようと努力を重ねてきた人のプロセスには、
それにふさわしい奥行きと厚みを必ず見出せる。転職という新しいアクションにおいて、
組織から後ろ髪をひかれる思いや上司への感謝など様々な思いが巡ることだろう。
しかし、そもそも転職というのもキャリアの構築、人生の一つのプロセスである。
これまでの積み上げてきた自分の過去~現在としっかり向き合い、
ぜひとも本質的に幸せになる転職を目指していただきたいと切に願う。
tag :
<< topページへこのページの先頭へ >> 次のページへ >>